開拓奉仕を行なう兄弟がさらに必要
1 パウロはわたしたちに,「主の業においてなすべき事を常にいっぱいに持(つ)」よう,熱心に勧めました。(コリント第一 15:58)多くの人にとって,これは開拓奉仕を始めることを意味します。去年9月には,日本において3,400人余りが開拓者の隊伍に加わりました。
2 現在,国内で開拓者として奉仕している人のうち,多数を占めるのは姉妹たちです。(詩編 68:11)もっと多くの兄弟が,全時間の僕たちの隊伍に加わることができるなら,会衆に何と大きな喜びがもたらされることでしょう。(詩編 110:3)理解できる点として,多くの兄弟たちは,世俗的な事柄や家族に関連した重責を担わなければなりません。会衆の霊的な必要を顧みるために懸命に働く兄弟たちもいます。わたしたちは,王国のために尽力しているこれらの男子に感謝しています。―テモテ第一 4:10。
3 とはいえ,兄弟たちの中に,開拓奉仕を始めることのできる人がさらにおられますか。奥さんが開拓奉仕をしているのであれば,あなたも加わることができますか。退職した人であれば,全時間宣教以上に満足をもたらす時間の用い方はない,ということに同意されますか。卒業を控えている年若い兄弟であれば,付加的な奉仕の特権に通じる踏み台としての開拓奉仕を始めることについて,真剣に,また祈りのうちに考慮してきましたか。―エフェソス 5:15-17。
4 ある兄弟は,開拓奉仕ができるよう,順調にいっていた事業を売却してパートタイムの仕事を始めました。この兄弟がりっぱに率先したことで,4人の子供のうち3人は,学校を卒業すると同時に開拓者になりました。4人目の子供も,開拓者になることを強く願っています。この兄弟とその家族は,豊かに祝福されてきました。
5 大きな戸口が開かれている: 開拓奉仕により,「活動に通ずる大きな戸口」が開かれることがあります。(コリント第一 16:9)開拓者の兄弟は,会衆内で幅広く用いられるかもしれません。野外の活動に熱心に携わることは,霊的な成長に寄与し,神権的な面での進歩を促します。開拓奉仕により,付加的な奉仕の特権への道が開かれることがあります。開拓奉仕に1年携わった後には,開拓奉仕学校に出席するという祝福があります。独身の奉仕の僕や長老たちは,宣教訓練学校への出席を目ざすことができますし,必要の大きな会衆へ移動することもできます。兄弟たちは,やがて旅行する業に携わるための資格にかなうようになるかもしれません。そうです,エホバの組織の中における,これらいっそう大きな奉仕の特権への戸口は,開拓宣教によって開かれるのです。
6 正規開拓奉仕のための余地を設けることのできる兄弟たちは,より多く与えることに伴う,より大きな幸福を味わえるかもしれません。―使徒 20:35。