ブロシュアーを用いて王国の良いたよりをふれ告げる
1 真理を知っていること,そして,熱心に良いたよりをふれ告げる人々の一員であることは,何という喜びでしょう。神の組織にいない人々は,王国の良いたよりを聞くことを切実に必要としています。王国に関する真理は,「地上での生活を永遠に楽しんでください」,「見よ! わたしはすべてのものを新しくする」,「楽園をもたらす政府」のブロシュアーの中で簡潔に説明されています。これらのブロシュアーは,神の王国が支配する地上での生活を生き生きと描いており,また読者の目を神の言葉の中で説明されている王国に関する現実へと向けさせます。もちろん,関心を示す人にブロシュアーを配布することは,わたしたちの業の出発点にすぎません。(コリント第一 9:23)ブロシュアーを受け取った人々すべてを,「永遠の命に導く知識」の本での研究を勧めるという目的を持って,すぐに訪問しましょう。8月中,このことをどのように成し遂げることができるでしょうか。
2 「地上での生活を永遠に楽しんでください」のブロシュアーは,年配の人や年若い人にごく簡潔な説明で提供できるでしょう。笑顔で自己紹介した後,表紙を見せて,次のように言えるかもしれません:
■ 「ご近所の皆さんにすばらしい希望をお伝えしています」。「地上での生活」のブロシュアーを開き,序文の1節を読みます。それから,こう続けます。「この冊子はこのような疑問にも答えています。[8番の絵の上の見出しに注意を向ける。]『にんげんはなぜ死ぬのですか』という疑問です。これらの絵を見て考え,この冊子にある聖書の言葉をお読みになれば,きっと興味深く思われるに違いありません。皆さんにこの冊子を喜んで差し上げています」。家の人がブロシュアーを受け取ったなら,もう一度訪問して簡単に説明できることを伝え,「この自発的な奉仕活動は世界中で行なわれています。少額の寄付をしたいと思われるなら,喜んでお受けしています」と述べてください。
3 「地上での生活」のブロシュアーを配布した人を再訪問するときは,どのように話しますか。次のような近づき方を試してみることができるかもしれません:
■ 前回「地上での生活」のブロシュアーを受け取ってくださったことに感謝した後,49番の絵を見せて,こう尋ねます。「きれいな絵だと思われませんか。[答えてもらう。] これは,先日お渡しした冊子の中にある絵です。次のページにある質問をご覧ください」。50番の絵に注意を向け,そこにある質問を読みます。「『あなたはその楽園で永遠に生きたいとおもいますか』。[答えてもらう。] もしそれを望まれるなら,何をしなければならないと書いてあるかに注目してください。『では,神のおしえをさらにまなんでください』とあります。[ヨハネ 17:3を読む。] 私は__さんが聖書を学ばれるのを喜んで無償でご援助したいと思います」。次の訪問の日時を家の人に伝えてください。
4 「見よ! わたしはすべてのものを新しくする」のブロシュアーを提供する場合は,簡潔に訪問の目的を述べた後,表紙と裏表紙を広げて絵全体を見せ,次のように尋ねて会話を始められるでしょう:
■ 「わたしたちの周りだけでなく,地球全体をこのような所にするには,どんなことが必要だと思われますか」。家の人に答えてもらい,3ページに述べられている,この絵に見られる特色を幾つか説明してから,こう言います。「ほとんどの人は,このような社会を作り上げるのは不可能だと考えていますが,創造者にとっては不可能ではありません。[43節の要点を伝え,イザヤ 9:6,7を読む。] 神は,あらゆる国の人々がすばらしいパラダイスで生活を楽しむことのできる新しい世界をもたらすと約束しておられます。ぜひこの冊子をお読みください。この中には,__さんやご家族の皆さんが,どうすればすばらしい将来を自分のものにすることができるかが書かれています」。
5 再訪問では,「見よ!」のブロシュアーを使って,なぜ聖書をもっと学ぶ必要があるのかを説明できるでしょう。家の人にもう一度表紙を見せて,次のように言えるかもしれません:
■ 「先日この絵をお見せしたとき,__さんも,こういうすばらしい世界で生活したいと言っておられましたね。そういう世界に住むためには,だれもがしなければならないことがあります」。「見よ!」のブロシュアーの52節のところを開き,その節とヨハネ 17章3節の聖句を読みます。そこに書かれていることを,適切な教育の必要性を示す53節の例えに結びつけ,それから,エホバの証人は家庭を訪ねて無償でそうした教育を行なっている,ということを説明します。ふさわしいと思うなら,「知識」の本を使って,わたしたちの司会する研究の仕方をお見せしましょう,と述べてください。
6 「楽園をもたらす政府」のブロシュアーを提供する場合は,親しみ深い自己紹介を行なった後で,次のように言うとよいかもしれません:
■ 「多くの方は,当面の大きな問題を本当に解決できる政府のもとで生活したい,とおっしゃいます。[失業,犯罪の増加,麻薬の乱用など,地元の問題に触れる。] こうしたことを考えると,自分自身や愛する家族の将来がとても不安になりますね。いつかは,こうした問題を解決する政府が立てられる,と思われますか。[答えてもらう。] どの国の政府にも限界があります。しかし聖書は,決してがっかりさせられることのない信頼できる政府が立てられることについて述べています」。「政府」のブロシュアーの3ページを開き,最初の二つの節を読みます。そして,ブロシュアーを提供します。
7 「楽園をもたらす政府」のブロシュアーを配布したなら,再訪問でどのように関心を高めますか。次のように述べて話し合いを始められるかもしれません:
■ 「先日は,人間の抱える問題を本当に解決できる政府が必要であるということについて話し合いましたね。お渡しした冊子には,神の王国と呼ばれている政府こそがわたしたちの唯一の希望であると述べられています。その政府にはわたしたちの境遇を改善するためにどんなことができるのだろう,と考える方もおられます。聖書によれば,神の王国の王であるイエス・キリストは,人間の指導者たちにはできなかった事柄も成し遂げられることをすでに証明しておられます」。「政府」のブロシュアーの29ページを開いて,最後の四つの節を読み,「夢のようなすばらしい将来ではないでしょうか。これが実現するのを見たいと思われませんか」と尋ねます。家の人に答えてもらい,ヨハネ 17章3節を読みます。家庭聖書研究を通してもっと多くのことを学ぶよう勧めます。
8 このほかのブロシュアーを用いる場合には,上記の提案に倣って,各自で提供方法を考えることができます。ふさわしいと思えるときには,関心を示した人に,王国を宣べ伝える世界的な業に少額の寄付ができることを簡単に説明してください。よく準備し,エホバの祝福を求めつつ,王国の良いたよりをふれ告げてゆきましょう。