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わたしたちの王国宣教 1998
宣 98/11 3–6ページ

宣教奉仕を効果的に果たしましょう

1 空が暗くなります。不気味な音は大きくなり,耳をつんざくようなとどろきとなります。煙のような雲が下りてきます。それは何でしょうか。襲来して土地を完全に荒廃させる,無数のいなごから成る軍隊です。預言者ヨエルが描いているこの場面は今日,神の油そそがれた僕たちとその仲間の大群衆による宣べ伝える業に成就を見ています。

2 「ものみの塔」誌,1998年5月1日号,11ページ19節には,このようにあります。「現代における神のいなごの軍隊は,キリスト教世界という『都市』で徹底的な証しを行なってきました。(ヨエル 2:9)……彼らは今なおあらゆる障害を乗り越えて,数多くの家々に入り,街路で人々に近づき,電話で話しかけるなど,何らかの方法で接触し,エホバの音信を宣明しています」。神のご命令によるこの業の一端を担うのは,大きな特権ではないでしょうか。

3 実際のいなごの場合,目当ては食べることだけですが,エホバの僕であるわたしたちは,いなごとは異なり,宣べ伝える相手の命を深く気遣っています。他の人々が神の言葉に収められている輝かしい真理を学んで心を動かされ,永遠の救いに至る段階を踏むのを助けたいと思っています。(ヨハ 17:3。テモ一 4:16)ですから,効果が上がるように宣教奉仕を果たしたいと思います。宣べ伝えるためのどんな方法を用いるとしても,最善の結果の得られるかたちで,最善の結果の得られる時間にその務めを果たしているかどうかを考えるべきでしょう。「この世のありさまは変わりつつある」ので,自分の方法や近づき方を分析し,それをできるだけ実りあるものにするという課題に確実にこたえられるようにするのはよいことです。―コリ一 7:31。

4 わたしたちは,いろいろな方法で人々に接するよう努めていますが,家から家の業は今なお宣教奉仕の主軸を成しています。訪問しても家の人が留守だったり寝ていたりすることが多くなっているでしょうか。そのような場合,良いたよりの音信を伝えられず,もどかしく思うことでしょう。この課題にどのようにこたえられるでしょうか。

5 融通を利かせ,道理にかなった対応をする: 1世紀のイスラエルにおいて,漁師は夜中に漁に出ました。なぜ夜中に出るのでしょうか。それは漁師に最も都合の良い時ではありませんでしたが,魚が一番多く捕れるという点で最もよい時でした。最も成果の上がる時だったのです。「ものみの塔」誌,1992年6月15日号には,この習慣についての説明として,こう記されていました。「わたしたちも,ほとんどの人が家にいて話をよく聞いてくれる時に言わば漁に出かけるよう,自分の区域を研究すべきです」。人々の行動の型を注意深く観察して明らかになっている点として,都市近郊の多くの地域や住宅街では,土曜日や日曜日の午前の早くに訪問するならたぶん人に会えるものの,その時間ではたいてい快く応じてもらえないようです。もしあなたの地域でもそうであれば,訪問の時間をずらして,午前のもう少し遅い時間,場合によっては午後にできないでしょうか。これは宣教奉仕の効果を高める良い方法であり,隣人に対する配慮の表われともなります。そうした配慮は,真のクリスチャン愛を示すものです。―マタ 7:12。

6 使徒パウロはフィリピ 4章5節で,「道理をわきまえていることがすべての人に知られるようにしなさい」と諭しています。霊感によるこの助言に調和して,宣べ伝える務めを熱心さと熱意をもって果たしながらも,その方法の面で平衡を保ち,道理にかなった対応をしたいものです。『公にも家から家にも教えることを差し控えたりはしない』ようにしたいとはいえ,道理にかない,しかも成果の上がる時間に家から家の宣教奉仕を果たすようぜひ配慮したいものです。(使徒 20:20)1世紀におけるイスラエルの漁師のように,わたしたちが気にかけているのは,自分に最も都合の良い時にではなく,最も成果の上がりそうな時に“漁”に出ることです。

7 どんな調整ができるでしょうか。地域の状況や集会の時間にもよりますが,多くの場合,土曜日と日曜日には,野外奉仕のための集会が午前9時ないし9時30分に開かれ,そのあと家から家の業にすぐ向かいます。しかし,ある長老団は,集まった人がまず他のかたちの宣教奉仕,例えば街路での証言やビジネス街での奉仕や再訪問に携わり,それから住宅街で家から家を訪ねるよう取り決めています。野外奉仕のための集会の時間を午前の遅い時間,すなわち10時,11時,12時などにしている会衆もあります。その後,家から家の業に出かけ,午後の早い時間まで奉仕を続けます。区域によっては,午前ではなく,むしろ午後の早い時間のほうが野外奉仕のために集まる最善の時間かもしれません。そうした調整は,家から家の業の効果をさらに高める一助となるでしょう。

8 識別力を働かせ,巧みでありなさい: 戸別の訪問によって人々に接するとき,わたしたちの伝える音信に対してさまざまな反応が見られます。話に応じる家の人もいれば,無関心な人もいます。少数ながら,すぐに反論したり,けんか腰であったりする人もいるでしょう。後者の場合について,「論じる」の本の7ページには,「真理に対して敬意を示さない人々と“議論をして勝つ”」のがわたしたちの願いではない,という点に注意が向けられています。もし家の人が敵対的であれば,その場を去るのが最善です。話に応じるよう,またはわたしたちの見方を受け入れるように強いて,人々の反感を買うようなことは決してすべきではありません。わたしたちは,音信を人々に押しつけることはしません。それは道理に反することであり,他の証人たちにとっても,業全般の面でも問題となりかねません。

9 ある区域で奉仕を始める前に,区域カードを調べて,訪問を拒否している人の家がないかどうかを確かめるのは賢明なことです。もしそのような家があれば,個々の伝道者に,訪問すべきでない家を伝えておくべきです。奉仕監督の指示を受けているのでない限り,だれも自分の判断でそのような家を訪問すべきではありません。―「王国宣教」,1994年1月号,質問箱をご覧ください。

10 家から家の活動の際,識別力を働かせるなら効果を高めることができます。家に近づくとき,観察力を働かせてください。カーテンや雨戸が全部閉まっていますか。全く物音がしないでしょうか。そうであれば,家の人は休んでいるのかもしれません。あとで改めて訪問したほうが,家の人と実りある話がしやすいでしょう。その時はその家を飛ばし,記録しておくのが最善でしょう。区域を離れる前にもう一度立ち寄るか,後の時間に訪れるためにメモを取っておけるでしょう。

11 それでも,うっかり人を起こしてしまったり,邪魔をしてしまったりすることもあります。いらいらし,あるいは怒っているのがすぐに見て取れるかもしれません。どう対応すべきでしょうか。箴言 17章27節には,「識別力のある人は霊を冷静に保つ」という助言があります。宣教奉仕に携わっていることを謝るわけではありませんが,「不都合な時に訪ねてしまって申し訳ありません」と述べることはできます。「別の時のほうがご都合がよいでしょうか」と丁寧に尋ね,改めて伺いたいと述べることができます。その人を個人的に気遣う言葉を温和な口調で述べるなら,そのような人も多くの場合に態度を和らげるでしょう。(箴 15:1)もし家の人が,自分はいつも夜勤をしていると言うなら,区域カードにメモを残し,それ以後はふさわしい時刻に訪問がなされるようにできます。

12 識別力を働かせることは,区域を徹底的に回って奉仕しようとする際にも肝要です。わたしたちが最初に訪問する時には留守の人も多いので,そのような人に接して救いの音信を伝えるには,さらなる努力が求められます。(ロマ 10:13)報告によれば,伝道者の中には,家の人に会おうとして,一日のうちに同じ家を何度も訪ねる人も時々いるようです。こうすると,近所の人の注意を引いてしまうでしょう。エホバの証人は辺りを“しょっちゅう訪れている”という良くない印象を持つようになるかもしれません。どうすればそのようなことを避けられますか。

13 識別力を働かせてください。留守宅を再度訪ねる時,今ならだれかが家にいるだろうということを示すものがありますか。郵便物やちらしや新聞が郵便受けからはみ出ているなら,家の人はまだ留守でしょう。ゆえに,この時点では戸口で家の人を呼んでも成果は得られないでしょう。晩に訪ねるなどして,別の時間に何度か訪問しても会えないなら,電話で家の人と接触できるかもしれません。もしそれが無理であれば,思慮を働かせつつ,外から見えないようにパンフレットか招待ビラを残してくることができます。区域がそれなりの頻度で網羅されている場合は特にそうです。次にその区域を回る時にその人に会える可能性もあるでしょう。

14 悪天候のさい,戸口に家の人を立たせたまま長々と話をすべきではありません。中に招じ入れられたら,足元を汚さないよう注意してください。犬がほえてきたなら,良い判断を働かせてください。集合住宅で奉仕するときには,声のトーンを抑え,物音を立てないようにします。住人の感情を害し,わたしたちの存在がすぐに知れ渡らないようにするためです。

15 秩序正しくあり,品位を保ちなさい: よく組織するなら,大人数のグループが区域内で固まって人目を引いてしまうことは避けられます。家の人の中には,幾人もの伝道者を乗せた車が何台も家の前に着くと脅威に感じる人もいます。わたしたちは,住宅街に“押しかけて”いるという印象を与えたいとは思いません。区域を回るための取り決めは,野外奉仕のための集会で設けるのが最善です。家族など,小人数の伝道者のグループのほうが,家の人を威圧する可能性はずっと小さくなりますし,区域を回る際にその都度与える指示も少なくてすみます。

16 秩序正しくあるため,親の立場の人は区域で奉仕するとき,子供の行状を注意深く見守る必要があります。子供は大人に付いて戸口に立つ際,行儀よくしているべきです。小さな子供が遊んだり自由に歩き回ったりするのを許して,むやみに住人や通行人の注意を引くことのないようにしてください。

17 休憩についても平衡が求められます。「王国宣教」,1995年6月号,7ページには,こう記されています。「わたしたちは野外奉仕に出ている時に,休憩を取って貴重な時間を失ってしまう場合があります。しかし,悪天候の時には,休憩を取ると元気が出てきて,引き続き奉仕する助けになるかもしれません。とはいえ,休まず人々への証しの業に励むようにし,宣教のために取り分けた時間中に休憩を取って兄弟たちと社交的な交わりを持つことは控えたい,と思う人も少なくありません」。飲み物などのために小休止するかどうかは個々の判断に属することですが,時折大人数の兄弟姉妹が喫茶店やレストランで落ち合う様子も見受けられます。接客に時間が取られるのもさることながら,人がおおぜい集まると他の客は威圧されるかもしれません。時々,午前の野外奉仕の経験が大声で語られて,宣教奉仕の品位が損なわれ,効果が薄れてしまうこともあります。伝道者が識別力を働かせるなら,店に大挙して詰めかけて,宣教奉仕の時間が不必要に取られてしまうのを避けることができます。

18 街路,駐車場,他の公共の場所など,どこででも人がいれば近づいて,良い結果を経験している人もおおぜいいます。この面でも,言葉だけによらず,道理にかなった態度によっても良い証言をしたいと思います。各会衆の伝道者は区域の境界を尊重し,地下鉄の出入り口や商業地区の通行人,またガソリンスタンドやコンビニエンスストアなど24時間営業の店の従業員の迷惑にならないようにすべきです。わたしたちは,秩序正しい,品位ある仕方で宣教奉仕を確実に果たすため,割り当ての区域の境界内でのみ奉仕します。援助を行なうという何かの明確な取り決めが,他の会衆の奉仕委員会を通して設けられている場合は別です。―コリント第二 10:13-15と比較してください。

19 公に証言できる場所を多く持つ会衆の中には,そのような場所を区域に組み込んでいるところもあります。そうしてから,区域カードが個々の伝道者やグループに渡されます。こうしてさらに効果的に網羅でき,同じ場所であまりにもおおぜいの伝道者が同時に奉仕することが避けられます。これはコリント第一 14章40節の,「すべての事を適正に,また取り決めのもとに行ないなさい」という原則に調和しています。

20 わたしたちの身だしなみも,常に品位があり,エホバのみ名を担う奉仕者に似つかわしいものであるべきです。自分が使う持ち物についてもそうです。本を入れるかばんがすり切れていたり,聖書がぼろぼろになっていたり汚れていたりすると,人々の注意は王国の音信からそらされてしまいます。服装と身だしなみは,「自分がだれで,どんな人間で,物事の秩序の中でどんな場を占めているかについて,周囲の人たちに情報を提供する,一種の社会的な即時伝達の手段である」と言われています。ですから,わたしたちの外見は,薄汚かったりだらしなかったりしてはならず,けばけばしい突飛なものであってもなりません。常に『良いたよりにふさわしい』ものであるべきです。―フィリ 1:27。テモテ第一 2:9,10と比較してください。

21 使徒パウロは,コリント第一 9章26節でこう述べています。「わたしの走り方は目標の不確かなものではありません。わたしの打撃の仕方は空を打つようなものではありません」。わたしたちもパウロに倣って,宣教奉仕を効果的で実りあるものとするよう決意しています。現代におけるエホバの“いなごの軍隊”に属する者として証しの業に熱心に携わりながらも,クリスチャンとしての道理と識別力を働かせて,区域のすべての人のもとに救いの音信を携えてゆけますように。

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