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  • 開拓奉仕 ― 時間を賢明に用いる生き方
  • わたしたちの王国宣教 1999
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わたしたちの王国宣教 1999
宣 99/4 3–4ページ

開拓奉仕 ― 時間を賢明に用いる生き方

1 『もう手いっぱいだわ。こういう時に開拓奉仕を始めるのは本当に賢いことかしら』。ある姉妹は,巡回大会で開拓者の長老が扱った,「開拓宣教に携わって前進する」という題の話を聞きながらそう考えました。同じ聴衆の中にいた一人の若い兄弟はこう考えました。『あの兄弟はどうして開拓奉仕をするゆとりがあるんだろう。ぼくは長老じゃないけれど,なすべきことがすでにたくさんあって,生活に余裕がない』。

2 その長老は,引き続き開拓奉仕の祝福について論じながら,巡回区内の数人の開拓者にインタビューしました。開拓者たちは,開拓奉仕をするために行なった調整や,自分たちの努力をエホバがどのように祝福してくださったかについて話しました。一人は身体に障害がある人,一人は未信者の配偶者を持つ人,そしてもう一人は,世での成功を断念したものの,収入の範囲内で生活してきた人でした。開拓者たちがエホバの助けを得てどのように首尾よく行なうことができたかを聞いて,聴衆の中のその兄弟と姉妹は,自分の考え方や状況を再吟味するようになりました。皆さんも同じようになさることをお勧めします。とりわけ,開拓奉仕の要求時間が低くなった今,開拓奉仕はさらに多くの伝道者にとって手の届くものとなっているからです。

3 わたしたちはエホバが創造者また宇宙の主権者であられ,わたしたちに命があるのはエホバのおかげであることを知っています。(ダニ 4:17。使徒 17:28)エホバがただ一つの組織をお用いになっていることは明らかです。わたしたちには,その組織と共に忠節な態度で仕え,終わりが来る前に王国について証しする面で「忠実で思慮深い奴隷」を支援する特権があります。(マタ 24:45; 25:40。ペテ一 2:9)「終わりの日」がかなり進んだ時代に生活するわたしたちは,宣べ伝えるための時が尽きようとしていることを理解しています。(テモ二 3:1)一方,わたしたちには家族を物質面で支える必要もあります。(テモ一 5:8)ある人の場合,今の収入では,以前のようにはやりくりできそうにありません。健康状態も以前とは違うかもしれません。さらに,正直なところ,人は少しの時間だけ,また資産もある程度自分自身のために使いたいと思うものです。(伝 3:12,13)そのため,開拓奉仕への招きにこたえ応じるのは本当に賢明なことだろうか,と考えることがあるかもしれません。

4 自分自身の状況を注意深く吟味し,開拓奉仕ができるかどうかを見定めるのは,各人の責任です。(ロマ 14:12。ガラ 6:5)開拓奉仕への呼びかけにこたえ応じる人の数が増加していることに注目するのは励みとなります。この終わりの日の圧力や問題にもかかわらず,『1999 年鑑』に載せられた奉仕報告が示すところによると,現在世界中で70万人近いエホバの民が開拓宣教を熱心に行なっています。厳しい経済事情のもとで奉仕していても,交通手段が不足していても,健康上の問題を抱えていても,他の困難や苦難に直面していても,それらの兄弟姉妹たちはりっぱなことを行なう点でうみ疲れていません。それは称賛に値します。(ガラ 6:9)彼らは,わたしを試みるようにとのエホバの招きに応じてきました。(マラ 3:10)そして,開拓奉仕こそ自分たちの限られた時間と資産を賢明に用いる生き方であり,開拓奉仕に入り,とどまるために必要な調整を行なったことをエホバが本当に祝福してくださっていると感じています。

5 開拓者たちは祝福されている: 幼い娘を持つカメルーンの一姉妹は,こう説明しています。「娘は生まれてこのかた,私の宣教にずっと同行しています。歩けるようになる前でも,布でしっかり背中に結わえ,連れて行きました。ある日の午前中,宣教を行なっていたときに,道路わきの屋台に立ち寄りました。娘は私のかばんから雑誌を数冊取り出し,それを持って私のそばを離れると,隣の屋台までよちよち歩いて行きました。あまりしゃべれなかった娘ですが,ある女性の注意を引き,雑誌を提供しました。その女性は,こんなに幼い子供がこういう活動に参加しているのを見てとても驚き,すぐに雑誌を受け取り,聖書研究にも応じました」。

6 ザンビアの一長老は家族の頭であり,全時間の世俗の仕事に就いていますが,さらに大勢の補助開拓者を求める呼びかけにこたえ応じ,忙しいスケジュールの中,補助開拓を行なうことにしました。会衆と家族に手本を示したいと思ったのです。兄弟は時々,道路わきに車を止めて「幸せな家庭を築く秘訣」のカセットテープをかけました。そして通行人に,立ち寄って,朗読されている事柄に耳を傾けるよう勧めました。兄弟はこの方法で「幸せな家庭」の本を16冊と「知識」の本を13冊配布し,聖書研究を2件始めることができました。

7 隣国のジンバブエでもりっぱな開拓者精神が見られました。1998年の4月中,伝道者117人の一会衆は,70人の補助開拓者と9人の正規開拓者を報告しました。伝道者94人の別の会衆では,58人の補助開拓者が報告を提出しました。さらに,伝道者126人の別の会衆は,4人の正規開拓者と共に58人が補助開拓奉仕を行なうことにしたと報告しています。ジンバブエにおいても,昨奉仕年度は際立った年となりました。この国の兄弟たちは,家族の事柄,会衆の活動,支部の建設などで非常に忙しかったにもかかわらず,賢明にも宣教のために時間を費やすよう集中的に努力したのです。

8 開拓者たちは,開拓奉仕に入り,その奉仕をずっと継続できるかどうかは,自分の力にかかっているのではないことを理解しています。自分が行なえることはすべて,「神が備えてくださる力に頼る」ゆえに可能であるということを認めるのは,まず第一に開拓者です。(ペテ一 4:11)彼らが宣教を毎日続けることができるのは,信仰によります。成功している開拓者たちは,自分の都合ばかり考えたり気晴らしを追い求めたりするのではなく,前進すること,つまり「非常な苦闘」が求められる場合のあることを理解しています。しかし,結果として多くの祝福を受けています。―テサ一 2:2。

9 見倣うに値するパウロの模範: 聖書には,使徒パウロが宣教において成し遂げたことや,非常に多くの人々に差し伸べた優れた援助について記録されています。とはいえ,重荷を負う人がいたとすれば,パウロこそそのような人でした。良いたよりを宣べ伝え会衆を強めるために,迫害や身体的な苦難を耐え忍んだのです。さらに,健康上の厳しい問題にも耐えなければなりませんでした。(コリ二 11:21-29; 12:7-10)パウロは自分の時間を賢明に用いようと決意していました。また,自分は一切の業をエホバの助けのもとに行なっている,ということを認めました。(フィリ 4:13)パウロの援助を受けた人で,パウロがエホバへの奉仕に費やした時間や努力は無駄だったとか,もっと良いやり方があったはずだ,と断言できた人は一人もいなかったでしょう。そうです,わたしたちは今でも,パウロが自分の時間を賢明に用いたことから益を得ています。霊感を受けたパウロの助言に何と感謝できるのでしょう。その助言は,わたしたちが優先順位を定め,この難しい時代にあって真理に固く付き従うための助けとなるのです。

10 今はこれまでになく,『良いたよりを宣べ伝えるために残された時は少なくなっています』。(コリ一 7:29。マタ 24:14)ですから,こう自問するのは適切なことです。『あす自分の命が突然終わるとしたら,自分は今日,これまでずっと時間を賢明に用いてきました,とエホバに申し上げることができるだろうか』。(ヤコ 4:14)では今,祈りによってエホバに語りかけ,エホバの証人の一人として自分の時間を賢明に用いたいという願いを知っていただくのはいかがでしょうか。(詩 90:12)生活を簡素にするためのエホバの助けを祈り求めてください。以前は自分にはできないと決めつけていたとしても,生活の中に開拓奉仕を組み込めることが分かった,ということはないでしょうか。

11 自分の状況を最大限に生かす: 言うまでもなく,さまざまな状況ゆえに,願っている人すべてが,正規開拓者として月に70時間奉仕する予定を組めるわけではありません。とはいえ,多くの奉仕者は,可能な限り頻繁に,あるいは連続して,月に50時間を補助開拓者として宣教にささげる計画を立てています。今のところ補助開拓や正規開拓のできない状況にあるとしても,気を落とさないでください。状況が変化するよう祈り続けましょう。それまでの間,調整は無理だとしても,エホバへの奉仕においてできる事柄を魂をこめて行なうなら,どんな奉仕でもエホバが大いに喜んでくださるということから,慰めを得てください。(マタ 13:23)エホバが注目しておられるのは,あなたがエホバの側に堅く立ち,証言の機会をとらえないまま一月を過ごすことの決してない忠実な奉仕者であるよう懸命に努力することです。恐らくあなたは,証言の技術を磨くことにより,また,良いたよりの伝道者かつその教え手として熟達するよう努力することによって進歩できるでしょう。―テモ一 4:16。

12 「畏怖の念を抱かせる,エホバの大いなる日」が迫っているため,行なうよう委ねられた業を完了させたいのであれば,残された時間を賢明に用いる必要があります。(ヨエ 2:31)サタンは自分の時の短いことを知っています。そしてこれまでになく,力の限りを尽くしてわたしたちの生活を複雑にし,真に重要な事柄に注意を集中しにくくさせようとしています。(フィリ 1:10。啓 12:12)あなたに対する神の関心を過小評価してはなりません。エホバは,あなたが生活を簡素にして宣教に最大限にあずかるように助けることができるのです。(詩 145:16)うれしいことに,多くの人たちは自分の状況を再吟味した結果,補助開拓者や正規開拓者の隊伍に加われることに気づいています。確かに,開拓者たちは自分の時間を賢明に用いることに深い満足を覚えています。あなたもその一人になりますか。

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