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マタイものみの塔出版物索引 1951-1985
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6:2 目80 4/22 31; 塔78 10/15 30-31; 目77 7/22 28; 塔71 604; 目66 6/22 5; 塔65 387; 塔63 22,59; 塔62 100; 目62 1/8 4; 塔59 3
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マタイ 注釈 6章新世界訳聖書 (スタディー版)
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憐れみの施し: 伝統的に「施し」と訳されるギリシャ語エレエーモシュネーは,「憐れみ」や「憐れみを示す」に当たるギリシャ語と関係がある。貧しい人を助けるために惜しみなく与えられるお金や食物を指す。
偽善者たち: ギリシャ語ヒュポクリテースは元々,声を増幅するための大きな仮面を着けたギリシャ(後にはローマ)の舞台俳優を指す。この語は,うそや見せ掛けで自分の本当の意図や性格を隠す人のことを表す隠喩として使われるようになった。イエスはここでユダヤ人の宗教指導者を「偽善者たち」と呼んでいる。(マタ 6:5,16)
ラッパを吹いて: 注意を引こうとして。ここのラッパを吹くというのは比喩で,自分の気前の良さを宣伝してはならないという意味と思われる。
はっきり言いますが: マタ 5:18の注釈を参照。
その人たちは報いを全部得てしまっています: ギリシャ語アペコーは,「全部持つ」を意味し,「全て受領した」という意味で商取引の受領証によく使われた。偽善者は人に見せるために施しをし,その慈善行為を見た人たちから称賛を受けた。このようにして,得られる報いを全て得てしまった。その人たちが神から何かを受けることは期待できない。
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