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ローマものみの塔出版物索引 1951-1985
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8:20 塔80 4/1 10; 塔80 7/1 16-21; 塔76 40,535; 塔74 30,58,95,638; 目74 1/8 26; 塔71 623; 自 38,53,55; 目64 4/8 28; 塔54 489
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ローマ 注釈 8章新世界訳聖書 (スタディー版)
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むなしい状態: または,「空虚な状態」,「はかない状態」,「挫折状態」。同じギリシャ語がセプトゥアギンタ訳でヘブライ語ヘベル(字義通りには,いっときの「息」,「蒸気」を指す)の訳として使われている。このヘブライ語は伝道の書に35回以上出ていて,「何とむなしいことか」,「全てはむなしい」といった表現で使われている。(伝 1:2; 2:17; 3:19; 12:8)伝道の書を書いたソロモンは,この語を「風を追うようなもの」という表現と並べて使っていることがある。(伝 1:14; 2:11)ロマ 8:20の文脈でパウロは,奮闘しても目標や目的を達成できない状態を描いている。しかし,神が人類を現在まで置かれている「むなしい状態」から救い出してくださるという希望が述べられている。(ロマ 8:21)
神によってそのようにされ: アダムとエバは不完全さと罪と死を伝えることしかできなかったが,エホバは憐れみ深くも2人が子供をもうけることを許した。そのようにして,神はあえて創造物を「むなしい状態に置」いた。同時に希望を与えた。それは「子孫」であるイエス・キリストを通して実現する。(創 3:15; 22:18。ガラ 3:16)神は,忠実な人が最終的に「腐敗への奴隷状態から自由にされ」るという確かな希望を差し伸べている。(ロマ 8:21)
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