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コリント第一 注釈 9章新世界訳聖書 (スタディー版)
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神が気に掛けているのは牛でしょうか: パウロは要点を示すために,この修辞的な質問をしている。「脱穀している牛に口籠を付けてはなりません」というモーセの律法を直前で引用した。(申 25:4)働いている牛に脱穀している穀物を食べる権利があるのと同じように,神からのものをほかの人に分け与えているクリスチャンは生活に必要な物を受けるに値する。パウロはコ一 9:10で,申 25:4の律法が「書かれたのは私たちのためです」と言っている。動物を思いやりのある仕方で扱うという神の定めた原則をクリスチャンが軽視してもよいということではない。パウロが言いたかったのは,この原則が,働いている動物に当てはまるのであれば,働いている人間,特に神への奉仕に励んでいる人には,より一層当てはまるということ。
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