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コリント第一ものみの塔出版物索引 1951-1985
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9:24 塔85 7/15 15-20; 目84 11/8 10-11; 目78 7/8 29; 塔69 728; 塔67 592; 塔63 466; 目62 1/22 27; 塔59 68; 塔56 268
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コリント第一 注釈 9章新世界訳聖書 (スタディー版)
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競走: 「競走」という語はギリシャ語スタディオンを訳したもの。そのギリシャ語は,競走などに使われる構造物,長さ,競走自体を指すことがある。この文脈で,パウロは競走のことを言っている。ギリシャ語のスタディオンの長さは場所によって違った。コリントでは約165メートルだった。ローマ・スタディオンの長さはおよそ185メートルだった。付録B14参照。
競走では走者: 運動競技会はギリシャ文化に欠かせないものだったので,パウロはそれをうまく例えに使った。(コ一 9:24-27。フィリ 3:14。テモ二 2:5; 4:7,8。ヘブ 12:1,2)コリントのクリスチャンは近くで開かれるイストミア競技会の競技に通じていた。その競技会は2年ごとに行われた。西暦51年の競技会の時,パウロはコリントにいただろう。イストミア競技会は,ギリシャのオリンピアで開かれるオリンピア競技会に次いで重要なものだった。そうしたギリシャの競技会では,いろいろな距離の競走があった。パウロは走者とボクサーの例えを使って,自制,効果性,忍耐の価値を教えた。(コ一 9:26)
賞を得るのは1人だけ: 古代ギリシャの運動競技会で優勝した人は賞として,たいてい木の葉で作られた冠を与えられた。冠は大きな栄誉の印で,参加者に見えるように競技場に飾られていたようだ。パウロは天に行くよう選ばれたクリスチャンに,朽ちる冠よりはるかに優れたもの,不滅の命という朽ちない冠のために奮闘するよう勧めた。勝利を収めるには,その賞にずっと目を留めていなければならない。(コ一 9:25; 15:53。ペ一 1:3,4; 5:4)
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