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コリント第一 注釈 10章新世界訳聖書 (スタディー版)
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例: ギリシャ語テュポスの複数形はこの文脈で,「警告となる例」や「教訓」とも訳せる。パウロはこの節と続く数節で,クリスチャンにとって強い警告となる神の古代の民の歴史上の出来事を幾つか述べている。
悪い事柄を行おうとしてはなりません: イスラエル人は「悪い事柄を行」うようになった。エホバが与えた良いものに感謝しなかったことが1つの理由。例えば,イスラエル人は奇跡的に与えられたマナへの不満を何度も表した。(民 11:4-6; 21:5)エホバがウズラを大量に供給した時,貪欲さをみっともないほどに表し,感謝が欠けていることを示した。ウズラ自体は,イスラエル人が欲しがっていたネギ,タマネギ,キュウリと同様,「悪い」ものではなかった。(民 11:19,20,31-34)パウロが「悪い」と表現したのは,イスラエル人が貪欲で利己的な願望を示したから。
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