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  • 聖書はあなたの結婚生活にどのように助けになりますか
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1975
塔75 11/15 675–678ページ

聖書はあなたの結婚生活にどのように助けになりますか

フロリダ州フォート・ローデルデールに住む,ある若い妻は結婚生活にいらだちを感じている自分に気づきました。彼女の夫は妻をいたわって手助けするような人ではなく,家事と四人の子供の世話で彼女は疲れてしまったようでした。

婦人空軍部隊にいた彼女は,かなりの独立心を培っていました。妻となった今でも“婦人解放運動”について彼女が読んだ事柄は,それをさらに助長しました。ついに彼女は,「妻,母親,主婦の座をおりて万事を夫に引き渡すつもりである」と夫に告げました。その結果は容易に想像できます。彼女のことばによれば,「わたしの持つ極端な考え方のゆえに夫はますますわたしから遠ざかり子供たちもいっそう手に負えなくなりました」。

もし結婚しているならば,あなたはおそらくこの夫婦に同情できるでしょう。だれに落ち度があるにしても,このような事態は決して快いものではありません。このような問題が存在しなければなんと良いのでしょう。しかし現実にはそうはいきません。この夫婦の結婚生活の見込みについて,あなたはどう思われますか。問題を解決できるでしょうか。そうであればどのようにしてですか。彼らは本当の助けをどこから得られますか。

あなたはこれほど深刻な問題に直面したことがないかもしれません。しかし問題のある結婚が多いのを見てこられたに違いありません。あなたご自身の結婚生活においても,改善できればと思う面があるかもしれません。人はそれぞれ互いの愛と,また幸せをわかちたいとの願いに満たされて結婚しますが,時のたつうちに誤解や衝突,また圧迫のために喜びを失うことが少なくありません。別居や離婚に至らないまでも,そのような結婚生活は喜びよりも忍耐の生活となることが多いようです。

問題がどれほど広範囲に及んでいるものか,ちょっと考えてみてください。「危機にたつ家庭生活」の見出しの下にロンドンのデーリー・メール紙は次のように報じました。「毎年少なくとも25万人 ― 両親と子供たち ― の生活が離婚によって不幸なものになっている」。今年はじめ,米国の一新聞の見出しに次のようなものがありました,「『愛します』が『縁を切ります』に終わるケースが増加」。離婚率の上昇はこの事実を裏づけています。結婚した夫婦で深刻な問題を経験する人々が非常に多いため,結婚を永久の絆とは見ないほうがよいと考えるようになった人が大ぜいいます。フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥンク紙によれば,「[ドイツ]連邦共和国には,結婚を一時的な取り決めにすることを名案と考える人が,かなりの多数を占める」。

成功するために: その助けはどこから?

たしかに結婚生活の諸問題はだれにでもありがちです。とはいえ,真の助けの源があります。あなたご自身の結婚生活にも改善の余地があるとすれば,あなたもその助けを得ることができます。前述のフロリダ州の家族がどうなったかに注目してください。

夫の職場の上司はエホバの証人であって,王国会館における集会に出席するように彼らを招待しました。ついで週毎の聖書研究が彼らの家で行なわれることになりました。妻はこう語っています,「かしらの権についての聖書の教えを学ぶにつれて,すべてがそのあるべき場所に落ち着きました。わたしたちは学んだことを実行しはじめました。そして結婚して以来はじめてわたしたちは家族と呼ばれるにふさわしい者になりました。夫は思いやりのある,一家のかしらとして自分の責任を真剣に考えるようになり,一方,わたしは自分の役割をいやしいものとは思わず,子供たちもこうした愛の取り決めに応ずるようになりました。わたしたちの生活の変化は実に大きなものでした。わたしは家族全員が“栄える”のを見守ってきました」。

これは良すぎて信じられない話のように聞こえますか。あなたにも似たような問題があったとしても,「それは自分たちの場合には役に立たない」と感ずるかもしれません。しかしほんとうにそうでしょうか。助けを得るために聖書をひもといてはいかがですか。結婚生活に何か問題があったとすれば,あなたの友人は心理学者や結婚問題のカウンセラーに助言を求めることを勧めたかもしれません。どうしてですか。それはこのような人々の知識や経験があなたの役に立つと考えたからではありませんか。

それでも人間を知るという点で,聖書の著者エホバにまさる者はいません。エホバは男と女の創造者であられるゆえに,人間の身体的また情緒的なつくりを知り尽くしておられます。(詩 139:13-16。ヨブ 10:9-13)そしてわたしたちが情緒の面で何を切実に必要としているかをご存じです。エホバにとっては心を読むことさえ可能です。サムエル前書 16章7節のことばはそれを示しています。「人は外の貌を見エホバは心をみるなり」。

それに経験という事もあります。結婚問題のどんなカウンセラーにしても,せいぜい二十年か三十年の経験の中で見聞し,読んだ事柄に基づいて助言を与えるにすぎません。しかしエホバは結婚の創始者です。エホバはかつて存在した結婚すべてを見てこられました。夫あるいは妻のふるまいによってそれぞれどんな事態が生ずるか,また夫あるいは妻がある資質を示すか示さないかによって生まれる結果は何か,それらの無数の例を見てこられたのです。

エホバの知識と経験から益を得られるとすれば,なんと心強いことではありませんか。エホバは聖書の中にその完全な助言,結婚生活を成功させ,幸福なものにする助言をわたしたちのために備えられています。詩篇 19篇7,8節は次のように保証しています。『エホバの証詞はかたくして愚かなるものを智からしむ エホバの訓諭はなほくして心をよろこばしむ』。結婚生活に悩みをもたらした問題は数多く,またさまざまですが,聖書がこれらの問題の解決にどう役立つか,二つだけの例を考慮してみましょう。

夫と妻の役割

多くの結婚によくみられる問題は,配偶者の片方あるいは両方が自分の責任を引き受けることも果たすこともしないのがひとつの原因となっています。配偶者の一方が相手のことをこの面で怠慢であると考えるならば,摩擦が生じます。この問題にどう対処できますか。

前述のフロリダの夫婦のことを思い出してください。彼らの問題もこの種のものでした。彼らのとった道は,聖書の教えの重要な一面を強調しています。

エホバは結婚の定めを設けるにあたって,夫と妻の両方に尊ぶべき役割を与えることをされました。これを“役割”とは言っても,一方の性がその立場あるいは義務において優位に立ち,他方の性がいやしめられる「セックス主義者の役割」のことではありません。聖書は夫と妻の両方を尊重してそれぞれの役割を定めています。それは結婚生活を成功に導き,幸福にするものです。夫は愛をもって家族を治めるかしらの責任をゆだねられ,妻は伴侶,助け手となることが定められています。平衡のとれたこの助言に注目してください。「妻は主に対するように自分の夫に服しなさい。夫は妻の頭だからです。それは,キリストが会衆の頭……であられるのと同じです。……夫よ,妻を愛しつづけなさい。キリストが会衆を愛し,そのためにご自分を渡されたのと同じようにです。……妻を愛する者は自分自身を愛しているのです。自分の身を憎んだ者はかつていないからです。むしろ人は,それを養い,またたいせつにします」― エフェソス 5:22-29。

これからわかるようにこのかしらの権は厳しい支配ではなく,思いやりのある指導です。あなたは夫が厳しすぎて威圧的であったり,あるいは指導と保護の責任を果たそうとしない家庭をご存じではありませんか。そのような家庭で夫が神の教えを実行し,妻に対して愛と思いやりのあるかしらとなるように努めるならば,大きな助けとなるのではありませんか。あなたが夫であるならば,この助言は夫の役目を果たすうえに役立つと思われませんか。

もし妻であれば,あなたは夫が愛のあるかしらであって,次の助言に従うとき,夫に快く答え応ずるのでありませんか。「あなたがた夫たちは共に生活する妻を理解するように努め,彼らを身体的には自分よりも弱い,しかし命の恵みを等しく継ぐ者としてとうとぶべきである」。(ペテロ第一 3:7,現代英語の新約聖書)前述したフロリダ州の妻は,夫が家族の愛あるかしらとしての責任を真剣に引き受けたとき,そのような反応を示しました。「一方,わたしは自分の役割をいやしいものと思わなかった」と彼女は述べています。「自分の役割」と述べていることに注目してください。その意味はリーダーシップと導きを夫に求め,夫に従い,自分を夫に合わせ,こうして聖書の教えに従う責任ということです。これは,とくに問題がすでに大きくなっている場合,容易なことではないかもしれません。それでもあなたが妻としてこのような問題に悩み,結婚生活を改善したいと心から願うのであれば,この助言に従うのは努力するだけの価値があることと言えるでしょう。真の助け手であることをいやしいことと考えてはなりません。妻を夫の「助け手」と定めたのはエホバご自身であり,しかもエホバはご自身のことを「助くる者」と述べられています。ただそれは人間の場合の助け手とは異なっているだけです。そしてこれは神の格を下げることでは決してありません。同じく,助け手であるということは妻の座を低くするものではないのです。―創世 2:18,口語訳。ホセア 13:9。ヘブライ 13:6。

「わたしは喜んでそうしたいが,配偶者がどうも」と言う人がいるかもしれません。なるほど,配偶者の両方が神の教えに従うことは最善の結果を生みます。しかしたとえ一方の配偶者だけが聖書に従ったとしても,事態の改善は可能です。

一例として,ジョージア州のある婦人は次のことを認めています。「わたしの結婚生活は幸福なものではありませんでした」。おそらく彼女と夫の両方に落ち度があったのでしょう。しかし彼女は,自分のことを言えば自分は家事を怠っていたと述べています。「わたしの家はいつも掃除がゆきとどいておらず,子供たちも申し分なく清潔であるとは言えませんでした」。1974年の8月のこと,ひとりのエホバの証人が彼女に会いました。ほどなくして彼女の家で聖書の勉強が始められ,ふたりは「幸福な家庭生活を築く」a ことについて聖書の教えを学びました。彼女の夫は勉強に加わらなかったものの,成果はすぐにあらわれはじめました。わずか六か月後に彼女はこう書いています。「聖書を学ぶにつれて事態は変化しはじめました。わたしは家事をよく果たし,子供たちも清潔になりました。結婚生活は徐々に正しい方向に進みはじめたのです。聖書の勉強を始めてから,わたしはエホバの祝福を受けてきました」。聖書の教えどおり妻の役割を果たすようになったとき,彼女の結婚生活は改善されました。

結婚生活における対話

家庭問題についての著述をしているテオドー・I・ルビン博士は,最近こう語りました。「わたしが受け取る手紙から判断すると,家族同志の対話が少ないという問題がいちばん多いように思われます。……これはとくに夫婦について言えることです」。事実,カナダでの研究によると,結婚問題の第一にあげられるのが配偶者間の対話の乏しいことであって,これは全体の92パーセントを占めています。

ここにとりあげた聖書の教えの,たとえわずかでも,実行するならば,夫婦の間で対話がないという問題は著しく減少することを,あなたも認められるでしょう。『キリストが会衆を愛したように妻を愛し,養い,またたいせつにする』とすれば,夫は妻と語らい,自分の心を打ちあけ,また妻のことばに耳を傾けるのではありませんか。社会学者のジャック・バルズウィックはこう述べています,『女性が配偶者に期待しているのは,感情をわかち合い,同じ気持ちを持つ能力,「君を愛している」と言えることである。ところがたいていの男性は愛情を口に出すことを最も苦手としている』。しかしそうすることがエホバ神によって求められているのを知る時,また『夫に服する』ために努力している妻を見る時,夫はまさにそのことをするよう確かに助けられます。そのことに間違いはありません。

妻が夫と意志の疎通をはかることについて言えば,妻が口うるさいことは緊張を生み出し,夫を遠ざける原因となります。聖書はこのことを無視してはいません。聖書は次のような率直な助言を与えています。「争い怒る女と共におるよりは,荒野に住むほうがましだ」。(箴 21:19,口語訳)また次の賢明なことばを加えています。「おりにかなって語る言葉は,銀の彫り物に金のりんごをはめたようだ」。(箴 25:11,口語訳)仕事を終えて帰宅したばかりの時,あるいは何かさし迫った事のある時や,別の事柄に没頭しているときは「おりにかなって」いないかもしれません。聖書の助言に従う妻はこのような事柄に留意し,自分を夫にあわせるようにするでしょう。そうすれば妻のことばはもっと歓迎されます。

もちろん,時によると対話の喪失は,配偶者の一方が他方によって気持ちを傷つけられたり,害されたりする時にも生じます。口をきかなくなるだけでなく,生じた怒りの気持ちは夫婦の性関係や,家計のやりくり,互いの親類とのつきあいといった事柄でのふたりの協調に影響を及ぼします。

このような話はよく聞きますか。あなたはこの事を実際に経験した夫婦のことを思いつくかもしれません。あるいはあなたご自身,経験ずみのことかもしれません。聖書にはこの問題の解決に役立つ助言がありますか。確かにあります。あるときイエスは,次のような人のことについて語られました。その人は神を喜ばせるために,ある事柄を行なおうとしていましたが,兄弟にうらまれている事があるのを思い出したのです。イエスはこう言われました,『まず自分の兄弟と和ぼくし,それから,戻ってきたときに,あなたの供え物を[神に]ささげなさい。あなたを告訴する者とはすばやく事の解決に当たりなさい』。(マタイ 5:23-25)結婚している人々にしても,相手に対して不満があるとき,「すばやく事の解決に当た」るのはなんと益のあることでしょう。それで神の教えを受け入れる夫婦は,腹のたつことがあるとき,親切に話しあうように努めるとよいのです。

あなたの結婚生活

ここでは結婚生活におけるおもな問題を二つだけ,すなわちかしらの権と対話に関する事柄を考慮しました。結婚生活から喜びを奪うものは,このほかにもねたみ,性的な不満足,姻戚関係のトラブル,子供のことで起こる争い,アルコール中毒,激しい気性など,さまざまあります。あなたもこのような問題のひとつのために結婚生活に思わしくない点があると感じておられるかもしれません。このような問題のどれにしても,いちばん賢明な助言を与えているのは神のことばです。

あなたが聖書をひもとかれることを切にお勧めします。エホバの教えを聖書から学んでください。あなたの土地にいるエホバの証人は喜んでご援助します。エホバの証人と聖書を学ぶ機会を利用してください。聖書が何を教えているかを学ぶように人々を援助することは,彼らの喜びだからです。箴言 3章5,6節に示された道を結婚生活において歩むならば,あなたは豊かな祝福を享受されるでしょう。『汝こゝろを尽してエホバに倚頼め……汝すべての途にてエホバをみとめよ さらばなんぢの途を直くしたまふべし』。

[脚注]

a 「とこしえの命に導く真理」と題する本の第20章。

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