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目ざめよ! 1975
目75 9/22 30–31ページ

世界展望

商道徳

◆ 去る5月一か月間に,多くの実業家の道徳観を世間にはっきり示す幾つかの出来事が起きた。

(1)米国の大企業が,契約を取って“商売を続ける”ため,外国の官吏に多額のわいろを送るという“お決まり”の慣行が公の醜聞となった。

(2)米連邦政府当局は広範囲に及ぶ不動産詐欺を摘発したが,8万人に上る国民がその詐欺にかかり,およそ10億ドル(約3,000億円)をだまし取られた。その事件には,多くの“りっぱな”銀行家,弁護士,周旋屋,不動産鑑定士,そして56社に上るさまざまな企業が関係していた。フロリダ州の法務副長官は,「これらの企業の役員を投獄するだけでは問題は収まらない。関係者全員を投獄しなければならない」と述べた。

(3)米連邦政府当局はまた,少なくとも100人に上る,国際的穀物取引き業の従業員と穀物捜査官の関係した大醜聞事件を暴露した。余りにも多くの人が,目方のごまかし,盗み,贈賄などに関係していたため,ある筋は次のように述べている。「余りにも膨大な量になるので,さまざまな不正に携わった者全員を告発することはできない。法廷がその全員を扱うことはとても不可能である」。

(4)以上のような事件は,例外的なものだろうか。最近号のビジネス・ホライズン誌が伝えるところによると,米国ジョージア大学の一教授が幾百人もの実業家を対象に行なった調査は,うそや欺きに訴える結果になっても,上司の命令に従うと言う若い管理者が全体の60%を占めることを明らかにした。管理者全体の約3分の2は,会社の目標達成のために自分の道徳規準を下げるよう圧力を受けている。

有害な“新しい道徳”

◆ 近年,広く行きわたった“新しい道徳”は,特に性の問題に関する不道徳の風潮を非常によく表わしている。しかし,“新しい道徳”はどんな結果をもたらしただろうか。ニューヨーク州セラキューズ大学の保健センターで主治医として10年間勤めた末,ロバート・J・コリンズ博士は一つの結論に達した。“新しい道徳”は有害だ,というのがその結論である。同博士は次のように述べている。「新しい道徳は,歴史を無視し,人間の身体的および精神的性質を否定している。それは狭量で,搾取的であり,愛ではなくて性交を目的としている」。同博士は,放縦な若者たちが経験しているむなしさや失意について述べている。一人の若者が,「わたしは,新しい道徳に従っても幸福になれないことを学んだ」,と言っているとおりである。事実,神の律法に反するいかなる行為も,人間を幸福にすることはできない。

サッカー試合での狂気

◆ 最近,英国のロンドンとノッチンガムで,サッカー試合の観客による最悪の乱闘事件が起きた。ロンドンでは,対抗するサッカー・チームの双方の側のファンによって,ひどい暴力を加えられた,朝鮮戦争に従軍したこともある一警官は,事件当日のことを「一生のうち最も恐ろしい日」と呼んだ。争いは試合開始前に始まり,騒ぎを静めるために警官隊が出動すると,両チームのファンたちは「やっつけろ」と叫んで警官に襲いかかった。ロンドンのデーリー・メイル紙はこう述べている。「逆上したファンは」警棒を持った別の警官隊が救援に来るまで,「警官たちの制服をつかんで引き裂き,警官の顔や背中そして足などをけとばし,何度も殴りつけた」。一ベテラン警官は,「全くの狂気ざただ」と決めつけた。また,その警官の妻は,「夫がフットボール[サッカー]の試合の警備に出かけるたびに,わたしはとても不安です」と述べた。

地上の数十億人を養う

◆ 中には,地球の爆発的な人口増加のゆえに,世界的な食糧不足は避けられないと言う権威者もいる。一方,地球には現在の世界人口の何倍もの人間を養う潜在力があると主張する人もいる。「こうした意見すべては,見かけほど矛盾してはいないと思う」とゼネラル・フーズ社の役員C・W・クックは,米国テキサス州で,開かれた世界食糧会議の一委員会に向かって述べた。問題は,国家間の協力の不足そして軍備その他必ずしも肝要でないもののために巨額の出費を重ねていながら,食糧生産のために十分の投資がなされていないことにある。その理由で,米国のような食糧余剰国においてさえ栄養不良が広範に及んでいるのである。

裏付けに失敗する進化論者

◆ 神が生物の基本的な類を直接創造したことを否定する科学者たちは,これまでに1世紀以上もの間,進化論に対するその信仰を,事実によって裏付けようと努力しながら失敗し続けてきた。それは今もって変わっていない。今年の5月号のハーパーズ誌上で一寄稿編集家は,これだけ時が経過したにもかかわらず,「主な無脊椎動物が初めて出現したことを示す決定的な化石の記録は見いだされない」ことを認めている。また,現在の進化論の概念には,進化が実際にどんな作用によって生じたかを説明する正確な説明が極めて不十分である」ことをも述べている。聖書の述べるとおり,生物は『その類に従って』のみ繁殖することが繰り返し明らかにされている。進化論は「多くの人々にとって,うわべだけの論理性においてさえ不十分な点が多く……進化説に関する多くの事柄は説明されておらず,未解決の矛盾点も少なくない」ことを,その記事は認めている。

すべての人が無神論者だったわけではない

◆ 何世紀もの間,キリスト教世界の教会員たちは敵対し合う国々の軍隊に入隊し,戦争のさいに仲間の教会員を殺してきた。最近のベトナム戦争において,事態は異なっていただろうか。AP通信のダニエル・ドルースは,南ベトナムには約200万人のカトリック教徒がおり,その多くは南ベトナム軍に入って戦ったことに注目している。ところが同記者は,北ベトナムには約100万人のカトリック教徒が住んでいることを北ベトナムのハノイから伝えてきた。植民地時代にフランス人によって建てられたカトリック教会の約三分の一は,いまだに使用されていることに同記者は注目している。ゆえに,北ベトナムの軍人すべてが無神論者だったのではなく,中には南ベトナム側のカトリック教徒と戦った,カトリックの信仰を実践する人々もいたわけである。

教会内のストリッパー

◆ 減少してゆく出席者を何とか増やそうと,富くじ販売,バザー,ビンゴその他の娯楽を提供するという手段に訴える教会は少なくない。最近,米国テキサス州リチャードソンの第一ユニテリアン教会は,一歩進んでストリッパーを用いた。新聞の一記事はこう述べている。「踊り終えた時,踊り子はバタフライ以外何も身に着けていなかった」。同教会の主任牧師は,その踊り子はダラスのナイトクラブで演ずるのと同じ踊りをしたと述べ,こう付け加えた。「わたしの所へは一つも苦情がきていない……その踊りは,我々の教会の礼拝によく合っていた」。200人の大人とその子供たちは,全裸同然の踊り子をながめていたのである。

民主主義はどれほど長続きするか

◆ 1976年に米国が建国200年を迎える日が近づくにつれ,英国の歴史家アレキサンダー・タイラーが200年余り昔に述べた,次のような言葉が思い起こされる。「民主主義は恒久的な政体として存続し得ない。投票者が,国庫からの恩恵を得るために一票を投ずることができるという点に気付く時までしか,民主主義は存続し得ない。その後は,過半数の人々は国庫から最大の恩恵をもたらすことを約束する候補者にいつも投票するようになる。その結果,民主主義は放漫な財政政策のゆえに必ずや崩壊し,独裁政治がそれに続く。世界の非常に高度な文明の平均存続期間は200年である」。

ほとんどの人は第一次世界大戦を覚えていない

◆ USニューズ・アンド・ワールド・リポート誌の最近号は,「ある出来事が人の脳裏に永続的な印象を残すには,その人は10歳になっていなければならないと仮定すると,今日米国に住んでいる人で第一次世界大戦を覚えているのは全体の9%にすぎない」と述べている。そうした世界的紛争とその後の出来事を目撃する「世代」は神の王国の支配が全人類に及ぶ時まで『決して過ぎ去らない』とイエス・キリストが予告したことに聖書預言の研究者たちは注目している。―マタイ 24:7-14,30-34。

真の“更生”

◆ 「アメリカの刑事司法制度」は,「犯罪者を更生させる仕事から“一斉に手を引こうと”」している,とサイエンス誌は言明している。なぜだろうか。その記事は,ある囚人が刑務所から出るためうわべでは更生計画に協力したとしても,「その囚人が反社会的な生活様式を捨てる可能性」は少ないという点を指摘している。

一方,マサチューセッツ州の一心理学者は,ウォルポール州立刑務所のある囚人の場合に見られる更生について説明している。その囚人は武装強盗の罪に問われ,14年の懲役刑を言い渡されていた。この心理学者の患者となったその囚人は,「道徳意識を持たない危険な人物から良心的な人物」へと変化したが,「心理学上の治療法によって,この男をこれほどまでに変化させるのは全く不可能であろう」とその心理学者は述べた。では,その囚人を変化させたのは何であろうか。「この囚人が[エホバの]証人と交わったからこそ,更生できたのだとわたしは思う……証人たちは大きな威力や影響力を及ぼす社会再教育活動を行なってきた」。しかし,その更生は長続きするものだろうか。『同心理学者はこの更生が[その囚人]にとって恒久的な変化であることを確信している』とサウス・ミドルセクス・ニューズ紙は述べている。

親も学ぶ

◆ 大抵の親は自分のことを子供の教師であると考えるが,子供の言葉に耳を傾け,それに答え応ずる時間を割くなら,自分の知識を大いに増やせることに気付く親は少ない。ピアレンツ・マガジン誌は,次のように述べている。「事実,子供に言われたことから,極めて深遠な根本原理を悟らされる場合がある。というのは,子供の目を通して世界を見る時,知識の根源を探っているからである」。同誌はさらに,子供と共に学ぶことは「本当に刺激をもたらす知的冒険である」と指摘している。なぜなら,「そのようにして学ぶ事柄は」,学校の教科書にではなく「毎日の生活に根ざして」おり,「親としての視野を大いに広げてくれる」からである。

旅行者のエチケット

◆ 知らない国での旅行者の振舞いは,しばしば不評を買っている。現在韓国では,旅券を申請するたびにエチケットに関する徹底的な教科課程を受けることが義務づけられている。その教科課程を受けなければ旅券はもらえない。「洗練された作法を身につけるために何をすべきか,また何をすべきではないかに関する数多くの規則が」6時間の講義を通して教えられる,と日本のデーリー・ヨミウリ紙は述べている。同紙は,その課程に参加することに余り乗り気でなかった京城の一実業家について伝えているが,彼はあとで,次のように述べた。「あのような講義は,大抵どこの国の旅行者でも,[実際のところ]初めて海外に出掛ける人には,絶対に必要であると思う」。

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