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目ざめよ! 1984
目84 2/8 29–31ページ

世界展望

教会の資産が没収される

● マルタ共和国の議会は,同国におけるローマ・カトリック教会の資産を,非公式な推定の数値であるが,75%以上没収することを提議した。同教会はマルタ共和国では最大の資産所有者で,同国の子供たちの20ないし25%が教会付属学校に通っている。ミントフ首相と司教団の関係は緊張しており,ニューヨーク・タイムズ紙によると,バチカンは声明を発表し,提案された措置を公式に非難したと言われる。「異例の厳しい語調で」バチカンは,「マルタにあるローマ・カトリック教会の資産の大半を政府が没収するという事態は,同国における“宗教上の平和”に影響を与えよう」と警告した,とタイムズ紙は伝えている。

非文盲率が上昇

● トロント・スター紙の報道によると,世界の成人人口の3分の1は今なお文盲だが,特に第三世界において事態は改善されている。世界銀行開発報告の中には,「1950年当時,発展途上国の非文盲率はわずか33%だった。しかし……1979年には56%に上昇した」,と記されている。これらの数字の妥当性に疑問をさしはさむ専門家筋もあるが,第三世界の多くの国では「読み書きの能力こそ発展への道であるという意識が強く働いている」ことに注目する人々もいる。しかし,克服し難く見える問題がある。例えば,ナイジェリア一国だけでも100以上の言語がある。多くのアフリカ諸国は,「西暦2000年までに」文盲を撲滅する目標を設けている,とその記事は述べている。

さんご礁は死滅しつつあるか

● ニューヨーク・タイムズ紙によると,スミソニアン研究所の生物学者,ピーター・W・グリンを指導者とする科学者たちが,太平洋と,大西洋の一部海域で,「現代における最も広範なさんご礁の荒廃」と言えるものを発見しつつある。なぜこのことが関心を集めているのだろうか。これらのさんご礁とそこに集まる藻類は,「エビや魚,および他の小動物の住みかとえさ場を提供する」からである。さんご礁はまた,沿岸地帯を波やあらしから守る。あの悪名高いエルニーニョのような異常気候のパターンと汚染は,このさんご礁が荒廃した理由の一部である,と報告されている。

既婚の司祭

● 「『任意独身運動』は,世界中にいる25万人余りの現役の司祭のうち,7万人が既婚者であると言明した」と,ヘスス・インフィエスタがスペイン,バレンシアのラス・プロビンシアス紙に書いている。インフィエスタの説明によると,法王ヨハネ・パウロは,「このしきたりに良い顔をせず,独身制の放棄を首尾一貫して退けてきた」。その運動団体は,世界中の司祭の8分の1が僧職を捨てたと述べている。法王パウロ6世により独身の誓いを合法的に解かれた,カトリックの既婚の司祭たちの会議が取り決められたが,それは「既婚の僧職者と独身の僧職者の平和共存の基盤」を探るためであった。

血液と結びついた死

● ABCテレビの夕方のニュースで主要なキャスターを務めていたフランク・レイノルズの死を報じたニューヨーク・ポスト紙は,レイノルズが,輸血によって血清肝炎というこの致命的な病気にかかったと信じていたことを明らかにした。米国赤十字社はこの点を否定しているものの,ワシントンにある米国赤十字血液計画の局長,ポール・マッカーディー博士は,レイノルズが3月に手術をしたとき,10人以上の献血者から血液をもらったと述べているということである。このように血液を体内に入れられては,血清肝炎の危険も急激に増加する。ニューヨーク・デーリー・ニューズ紙の報道によれば,レイノルズは骨ガンにかかっていたが,ABC放送の“ナイトライン”のテッド・コッペルの意見では,このキャスターの死因は,「不適切な輸血」によると思われる血清肝炎である。

テレビのない生活

● 最近のロンドンのデーリー・メール紙に,人生にはテレビ以外のものがあることを発見した4人家族に関する啓発的な話が掲載された。母親は2年前の様子を思い出してこう語った。「食事といえば大体ひざの上に載せてしていましたし,だれか一人が話し始めると,他の者たちがすぐに“シーッ”と言ったものです。私たちはみな,テレビの催眠術にかかっていたのです」。「テレビが自分たちの居間だけではなく,生活をも支配していること」に気づいたその人たちは,打つ手は一つしかないと結論した。つまりテレビを処分することである。どんな結果になっただろうか。「今では,よくもテレビを見る時間があったものだ,と不思議に思います」。

安上がりのエネルギー

● ごみからエネルギーを引き出すことはもはや机上の空論ではない。「圧縮空気マガジン」誌は,ニューヨーク市のスタテン島に一昨年の10月,「世界最大のごみ処理地メタン再利用工場」が開業し,冬の期間に1万世帯を暖めるに足る,パイプラインによるガスと同質のガスを供給した,と述べている。160㌶の用地に深さ18ないし23㍍の井戸が100以上掘られ,それらの井戸を通してガスが取り出される。報告によれば,その工場の工費は2,000万㌦(約48億円)であり,「ごみ処理地の未処理のガスを1日当たり28万立方㍍まで生産できる」。天然ガスと混ぜ合わされたメタンガスは,天然ガスに等しい熱量を出すという。

● インダストリー・ウィーク誌によると,ハワイのオアフ島に,間もなく世界最大の風力タービンが備えられることになる。120㍍のローターの付いたこの風車タイプの発電機は,毎年3,000万㌔㍗時の電気を発生させるものと見られている。これは,3,500世帯の必要を賄うに足る量である。

科学技術の進歩

● ニュー・サイエンティスト誌の伝えるところによると,アジスアベバにあるアフリカ国際家畜センターの一技師は,逆V字型の簡単なくびきを考案し,「農業の生産性に飛躍的な進歩」をもたらすことができた。「幾世紀もの間,アフリカにおける農業は,すきを引くには2頭の牛が必要であると言い張って聞かない農民のために発展をはばまれていた。……新しく考案された簡単なくびきは……1頭の牛だけで仕事を行なうことを可能にする」。エチオピアには600万頭の荷役用の牛がいるが,2頭の牛を所有する農民は約半数にすぎず,1頭も持っていない人は2割以上に及ぶ。「そのため農民は」,1日いくらで2頭の牛を賃借りするか,または1頭を借用するために「他の人々と組まねばならない」という話である。実験の結果,1頭だけで2頭の牛に可能な量の約60%まで耕すことができることが分かった。「我々の先祖には考えもつかなかったことだ!」というのが,1頭用のくびきの実演が行なわれた時に見られた典型的な反応だった。

汚染を探知する動物

● ニュー・サイエンティスト誌の伝えるところによると,西アフリカに住む電気魚が,ドイツ連邦共和国の三つの市で飲料水の浄化を助けているという。このエレファント・トランク・フィッシュはきれいな水に特にうるさく,水が汚染されていることを感じると嫌悪感を知らせる信号を送る。その記事は,「通常この魚は,1分に数回0.4ないし0.8秒のあいだ電気を発する」と述べ,「水中に好ましくない物のにおいがすると,インパルスの頻度は下がる」と,付け加えている。この現象を利用して,科学者は汚染が進んでいることを知る。これにはどんな利点があるだろうか。この魚によるテストは,化学物質によるテストより早く,安定している。それで,「三つの町の40万人の人々は,自分たちの飲料水が魚の基準に依存しているので安心していられる」。

紅海の豊かな天然資源

● 紅海内のアトランティスIIとして知られる海域で,1969年から1981年にかけて605箇所のコア掘りが行なわれた。サウジアラビアとスーダンによって設立された紅海委員会の見解だが,そこには,「50万ないし60万㌧の銅,4,000ないし9,000㌧の銀,80㌧の金」などが埋蔵されているものと思われる。これまでのところ,17の火山性の「熱い地点」,つまり約2,100㍍下にある「深み」に,多量の「金属を含む沈殿物」が集中的に存在していることが発見された。これらの堆積物は海面のはるか下にあるので,取り出すには経費がかさむ。そのため同委員会は,もし資金が調達できれば,1980年代の終わる前に我々は,「初めて海底から金属を世界の市場に引き上げた者となるかもしれない」と述べている。

危機に瀕するヒマラヤ山脈

● 「世界の屋根」と呼ばれる高大なヒマラヤ山脈でさえ,人間の行なう開発による破壊を免れてはいない。ラシミ・デ・ロイはタイムズ・オブ・インディア紙上で,「生態学的な崩壊はほぼ全域を脅かしている」と述べている。その原因は何だろうか。森林伐採と,過度の放牧である。その結果として動物は減少し,「より新しい,より遠方の生息地」に退きつつある,とデ・ロイは言う。土壌を浸食する洪水によって運ばれた沈泥で,ベンガル湾は640㌔の沖合まで汚れてしまっている。この傾向を元に戻すには,「どうしても森林保護が必要である」とその報告は結論している。

魅惑的で風変わりな食物

● ニュー・サイエンティスト誌によると,「サルの脳と肉,ヘビのスープ,カメのスープ,オオトカゲの肉,それにオオコウモリ,ムササビ,コウモリ,シカなどの肉」は,西洋人にとってはおいしい食物として魅惑的には思えないかもしれないが,マレーシア人にとってはそうではない。調査の結果,「風変わりな動物の闇値は上がっているのに,売上げはいまだに伸びている」ことが明らかにされた。多くのペット・ショップは,この種の鳥や動物を公に販売しているだけではなく,レストランにも納めている。マレーシアにおける現在の値段の数例。(日本円にして)サル,8,400円,ムササビ,4,800円,フクロウ,3,600円,ニシキヘビ,1㍍当たり1万2,000円。これらの中には,絶滅しつつある種のリストに載っているものもある。

透明度の最も高いガラス

● ニューヨーク・タイムズ紙の伝えるところによると,新たに開発されたハロゲン化物のガラスで作った窓ガラスは,1,000㌔の厚さにしてもなおかつ透明であるとのことである。ハロゲン化物のガラスが光を通す能力は,シリコンを使った従来のガラスの10倍近い。そのため,光のパルスが毛髪ほどの幅しかないグラスファイバーの管によって送られる光ファイバー通信システムに関して,このガラスは大きな可能性を秘めている。従来のグラスファイバーの場合は,信号を増幅するために10ないし50㌔ごとに中継器が必要だったが,ハロゲン化物のガラスの場合,数百キロは中継器が必要とされない。そのため,ある海底ケーブルは中継器を使わずとも十分に機能するという。

“ひそかな”性病

● シアトル・タイムズ紙の伝えるところによると,ヘルペスやAIDSといった恐ろしい病気の威力では十分ではないかのように,シアトルで開催された国際性病研究協会の会議に集まった400人の医師たちに対し,「性病の中でも,非常にまんえんしているにもかかわらずほとんど知られていないもの,つまりクラミジアに関し,診断の改善と広く人々に知らせることの」必要性について語られた。ほとんど知られていないこの病気に,「毎年300万人の米国人がかかるというから,梅毒,淋病,ヘルペス,AIDSを合わせた数よりも多い」とその報告は述べている。クラミジアが「ひそかな病気」と呼ばれるゆえんは,患者は見過ごしやすく,医師は誤診しやすいからである。ほうっておくと,不妊症になりかねない,とその報告は述べている。

盲人が航海

● 「点字の海図と羅針盤,“声を出す”時計,そして現在位置を音声で知らせる航海装置」を使い,盲人としては初めて,ハンク・デッカーが一人でサンフランシスコからハワイまで航海した,とニューヨーク・タイムズ紙は伝えている。42歳のデッカーは,1972年に緑内障のため視力を失い始め,視力は2%ほどしか残されていない。ところが,この人は長さ8㍍の縦帆船を用い,予定通りきちんとホノルルに到着した。当人の話によると,この旅を行なったのは,身体障害者に「自分たちも新しいことができ,航海術や,新しい職業や新しい技術を学べるということ」を示すためであった。

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