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  • 挑戦を受ける,デンマークの「寛容」さ
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  • テレビを見る習慣
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  • 「死にかけている」ニューヨーク市
  • 会員の減少を嘆く主教
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目ざめよ! 1971
目71 6/8 29–31ページ

世界展望

司祭をテーマにした映画

◆ 現在,イタリアの映画界では教区司祭をテーマにすることが流行している。「司祭の妻」,「司祭の妻帯者」,「司祭の恋人」などと題するのがそれである。バチカン当局が大いにろうばいしているのはいうまでもない。アルド・ゴッビ司祭はこう語った。「わたしたちが喜びと熱意をいだいて選んだ理想が陳腐かつ無礼な仕方で打ち砕かれ,しかも,わたしたちが偽善者また欺まん者扱いされているのは,わたしたち司祭にとって非常に嘆かわしい屈辱的なことである」。興味深いことに,そうした映画の製作者や,そうした映画を見ようと映画館に押しかける観客のほとんどは,司祭から教えを受けたカトリック教徒なのである。映画監督のひとり,ディノ・リシは次のように述べた。「その映画〔「司祭の妻」〕はだれもが目にしている事柄を扱ったものである。わたしはそれをでっちあげたのではない。実際,現実はわたしが見せたものよりも悪いと言えるかもしれない」。

死刑の廃止

◆ 最近,エチオピアで開かれた世界教会協議会中央委員会の会議で,死刑廃止を世界各国に要請することが決定された。死刑は「生命の神聖さ」を犯すというのが同委員会の主張である。しかし,1970年9月3日,世界教会協議会が,アンゴラで交戦中のゲリラ団を含め,アフリカの人種差別闘争を進めている諸団体に合計20万ドル(7,200万円)を調達すると発表した事実を考えれば,同協議会が人間の生命の神聖さに関してどれほど誠実な関心をいだいているかは疑わしい。

薬品に抵抗する細菌

◆ かつて「奇跡の薬」とうたわれた薬品は,病原菌の働きを阻止したり病原菌を殺したりする効力を失いつつある。科学者の報告によれば,細菌は薬品に対する抵抗力をそれぞれ次代に遺伝させている証拠があるという。最初,その種の抵抗力は二,三の抗生物質,特にペニシリンに限られていた。ところが今や,9種類もの薬品に対する免疫を持つ細菌が発見されている。皮肉なことに,そうした抵抗力の増大の原因は抗生物質の広範な使用にあるとされている。抗生物質は弱い細菌を滅ぼすが,生き残った強い細菌がふえて薬品に対する抵抗力を次代に遺伝させるのである。

“緑の革命”に対する警告

◆ ここ数年来,高収量の穀物の新種が,世界的な大量飢餓の到来を少なくともおくらせるものとして歓呼をもって迎えられてきた。そうした新種のいくつか,特にメキシコで栽培されている新種は世界じゅうに輸出され,急速に在来の品種に取って代わっている。しかし,わずか二,三の基本的な品種だけに依存すると,現在人気のある数種類の品種に問題が起きた場合,別の新種を生み出しうる品種プールがせばめられる。ロンドンの「ニュー・サイエンス」誌のグラハム・チェドは,少数の新種が病気に冒されでもすれば,それらにすぐ取って代わるものがない以上,壊滅的な事態を招きかねないとする,多くの科学者の警告を発表している。そうしたことはすでに他の,基本品種数の少ない作物に起きている。人間が自然の創造物にみだりに手を加えたため,大災害の生ずる可能性は少なくなるどころかいっそう増大したといえるかもしれないと同氏は結論している。

挑戦を受ける,デンマークの「寛容」さ

◆ デンマークの地方新聞,チデンデ紙に寄稿した,ある高校の校長グスタフ・ベングッソンは,デンマークは「寛容」な国であるゆえに,新聞は,サディズムから獣姦に至るまでの不自然な性行為を売りものにする好色的なショーの広告を大胆に掲載していると指摘した。若者たちはすさまじい爆音をたてるオートバイに乗って町をつっ走っている。デンマークが「寛容」な国だからである。同校長は,「人々は犯罪ゆえに罰せられてはならない。したがって,囚人には休暇を与えねばならない。なぜなら,われわれは寛容でなければならないからだ」と述べた。そのうえ,妊娠中絶に関する疑問を表明することは「不寛容」とみなされ,また麻薬に対する戦いはデンマーク人の「寛容」からすれば,なまはんかなことであると述べた。

ところが,ベングッソンは,エホバの証人のひとりが,献身して神の意志を行なったゆえにみたび投獄されたことに言及し,そのエホバの証人に関して次のように語った。「彼は社会に反対しているのではない。教会に押し入って占拠したり,投石をしたり,ハシッシュをのんだりしないし,働くことをいとわない。……彼はどうしても武器を持とうとしない。それで彼は刑務所にはいった。しかも,1度ですませるどころか,今や3度目の服役をしているのである」。

同校長は結論として,「わが国の寛容さには信じがたいところがある」と述べた。

利益を生むワイシャツのスタイルの変化

◆ 昨今,男性の間では色物のワイシャツが『流行』し,各地で白いワイシャツに大いに取って代わっている。その根本的な理由について,「ザ・ウォール・ストリート・ジャーナル」誌はこう述べている。「男性服飾産業は女性服飾業者が何十年間も知っていたことを発見したようである。つまり,毎年,買ってもらうためには,毎年,前年のファッションを流行遅れにするよう努めなければならないのである」。現在はどうであろうか。あるワイシャツ製造業者は,「われわれはみんなに色物を着せたから,今度は,みんなに白いワイシャツを着せたいと考えている」と語った。

テレビを見る習慣

◆ アメリカの青少年はテレビを見る点でどんな習慣を持っているであろうか。「チェンジング・タイムズ」誌はこう報じている。「ふつうの十代の子どもは高校卒業までに1万1,000時間を授業に,1万5,000時間をテレビを見るのに費やしている」。高校を卒業する若者で読解力の乏しい者が非常に多いのも不思議ではない。

「完全に流行病の様相を示す」

◆ アメリカ,カリフォルニア州の公衆衛生局長,ルイス・セイラー博士によれば,同州の医学界の権威者たちは性病の「完全に流行病の様相を示す」まん延に対処できないとのことである。同博士は,「われわれは医師として,どう対処すべきか全くわからない」と語った。毎週,約2,000名の新たなリン病患者が報告されているが,それは実際の件数のわずか6分の1にすぎない。他の多くの地域や国々でも同様の流行病が報告されている。これは今日,あらわに生じている道徳崩壊の直接の結果である。

「死にかけている」ニューヨーク市

◆ 社説記者スチュアート・オルソプはニューズウィーク誌上で,「ニューヨークは悪性腫瘍のために死にかけている」と言明した。その悪性腫瘍とはなんであろうか。同氏によれば,「ニューヨーク市はヘロインで殺されようとしている」という。現在,同市には少なくとも10万人のヘロイン中毒者がおり,彼らはその悪習のために1日40ドル(約1万4,000円)相当の盗みをはたらかねばならない,とオルソプは推定している。しかし彼はさらにこう述べた。「真の損失は都市としてのニューヨークが消滅してしまうことである。……経済的なゆとりのある人々は恐怖におののいて暮らすよりも当市を離れて行く。この悪性腫瘍を抑制できなければ,やがてニューヨークは,税金の基礎が完全にむしばまれ,ごく貧しい人々と,周囲を取り巻く恐怖の海から自分たちを隔離できる資力を持つひとにぎりの金持ちしか住まない,いわば殻同様の場所と化すだろう」。同市の一刑事もそれに同感して,「だれが否定できるだろうか。ここは無政府状態である」と語った。

会員の減少を嘆く主教

◆ 監督教会の主教ハロルド・ロビンソンは,1971年の最初のメッセージの中で,アメリカにおける同教会の窮境について触れ,次のような失意を表明した。「1970年はきびしい年でしたが,では1971年に事態が少しでも改善されるかというと,それはまことに疑わしいと言わねばなりません。わたしたちの前途には暗くて困難な月日が長々と横たわっています。……教会の出席者や支持者が減少していくのを見るのは胸の痛む思いがします」。思慮深い教会員たちはキリスト教世界の急激な衰退を目の前にして,全能の神がそうした教会制度を支援しておられるとすれば,このような状態が見られてよいものかどうか自問すべきであろう。神が教会制度を支援しておられないことは明らかである。

苦境に陥る宗教雑誌

◆ 大半の宗教雑誌にとって,1970年は特にむずかしい年となった。これに関して「ザ・クリスチャン・センチュリー」誌はこう述べている。「多くの雑誌にとって1970年は一種の啓示の時であった。アメリカ,イギリスおよびカナダでそうした雑誌の大半は全く姿を消した」。インフレによる生産費および原料費の高騰に伴い,発行数および広告料の収入が激減したのである。それら衰微して行く宗教雑誌とは対照的に,「ものみの塔」誌の発行部数は着実に増加を続けている。1970年の初めに600万部であった発行部数は,同年末には675万部となり,今では700万台を越えた。

教会に対するあるベトナム人の批判

◆ カトリック教徒のヌゴ・コン・デュクは教皇にあてた手紙の中で,ベトナムのカトリック教会は平和になるのを恐れている。なぜなら自分が得ているいろいろな特権がそれによって取り除かれてしまうからだと批判した。彼はさらに次のように述べた。「実際のところ,戦争や広範に広がっている貧困にもかかわらず,ある宗教の権威者たちは貴族のような生活を送っている」。「ファン・バン・サム師編集の週間誌『タング・ティエン』が明らかにしたところによれば,プウービン執事管区のカトリック教徒たちから推選され支持されている5人の立候補者は,その土地の司祭たちに100万ピアストルを支払わねばならなかった」。

見捨てられる一般信徒

◆ 教会の一般信徒の考えを2年間にわたって調査した結果が,アメリカの全国教会会議に報告された。それは,教会の「会員数は減少しつつあり,聖職者の辞職は引き続き起こっており,財政上の支持は低下の一途をたどっている」と述べているが,これは人口が増加している期間の状態なのである。また同報告によれば,一般信徒は生活の糧を得る世俗の体制の中で信仰を実践するための助けを教会からほとんど得ていないということである。そしてこうも述べている。「この点で,教会は彼らを見捨ててしまっている,とわれわれは考える」。

プラスチックによる血液汚染

◆ アメリカの,ジョン・ホプキンズ大学公衆衛生部で環境医学を担当している准教授,ロバート・J・ルビン博士の主張によれば,プラスチックの袋やチューブは血液を汚染するという。プラスチック内の化学物質が血液中に移動し,その血液が人体にはいると,血液循環の障害となる「ショック肺」と呼ばれる症状を引き起こす。これによって死亡することがある。

患者の宗教を尊重

◆ アメリカの「テキサス・メディスン」誌1970年12月号には,医師たちに患者の宗教的信条を尊重するよう説いた論説が掲げられた。「われわれ医師が理解し尊重する必要のあるのは患者の信仰である。自分が強い宗教上の信条を持っていようとあるいは何ら信条などというものをいだいていないにしても,われわれには他のいかなる人,とりわけ病人や恐怖にかられている人につけ込む権利はないというのが人間の信念である」。この論文を書いた医師は次のようにも述べた。「わたしは長老派教会の信者であるが,自分の担当している患者の身体,思考および精神に影響のある病気を治療する場合,重要なのはその人が何を信じているかということである」。

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