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人生には意味がありますか目ざめよ! 1981 | 1月22日
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しばしのあいだ生を受け,そののち墓場と忘却のかなたへ消えてゆきます。それにどうして意味があると言えるでしょうか。人間をアリやイナゴよりも重要な存在としているものは何ですか。宇宙空間の広大さを考えると,人間など無に等しく,場違いで,重要ではなく,かりそめの命が終わるととこしえに消え去ってしまうように思えてきます。人生はむだな努力のように見えます。
「どうしたら人生を意味あるものにできるだろうか」と人は考えます。『私がいなくなって,一体だれがどれほどの期間寂しく思うだろうか。だれかが寂しがるとしても,それは私にとってどれほど役立つだろうか。私は無数の人々の中の一人にすぎない。だれが私に目をとめ,私を気づかい,覚えていてくれるだろうか』。
しかし待ってください。目をとめてくださる方が,気づかってくださる方が,覚えていてくださる方がいるのです。人生には確かに意味があります。ただあなたがそう望み,人生を意味あるものとするならばのことです。続く一連の記事は,それが真実であることを示しています。
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人生には意味が必要目ざめよ! 1981 | 1月22日
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人生には意味が必要
だれがそれを必要としていますか。ミミズでもワシでも,リスでもクジラでもありません。人生には意味があるのか,という質問を提起するのは,地球の全生物の中で人間だけです。あらゆる世代の人々がこの質問について考え抜いてきました。人間が生来生きる意味を必要としていないのであれば,この質問が時代を通じて人を悩ませることはなかったでしょう
人間には大きく思える地球も,太陽と呼ばれる中程度の大きさの星の周りを回る小さな惑星にすぎません。太陽の直径が約140万㌔あると聞くと圧倒されますが,それも直径30億㌔を超す赤色超巨星の存在を聞くまでのことです。毎秒29万9,800㌔進む光が太陽から地球まで届くには8分間かかりますが,約1,000億の星を擁する銀河系を光が横切るには10万年かかります。
宇宙には銀河系と同じような星雲が,銀河系の中の星の数と同じほどあると推測する天文学者もいます。電波望遠鏡は,100億光年aのかなたから来た光を探知しました。しかし,この驚くべき数字も,宇宙の全貌を伝えるものではありません。
宇宙空間のこの計り知れない広大な広がりは,
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