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    ものみの塔 1954 | 7月1日
    • 27。ヨハネ第一書 3:2,新世。

      しかしながら,この洗礼はごく少数な者に限られていました。すなわち,14万4000人の『小さな群』の者だけに限られていたのです。これらの人々は,キリストの花嫁または体として天の栄光に共に与り,彼と共に千年間統治するという希望を持つています。(ルカ 12:32。黙示 7:2-4; 14:1,3; 20:5,6; 21:2)そのような人のすべてにとつて,洗礼はキリストの霊の体に浸水することを表わすものであり,キリストの死の状に似て彼と共に葬られることを表わすものです。(ロマ 6:4。コロサイ 2:12。テモテ後 2:11)聖書の予言とその成就によると,その数は殆ど充たされ,これらの者のうちの僅かな『残れる者』だけが地上にいるということが判ります。この残れる者は,ヱホバの御名に証しを守り,歎く者をば御国の良い音信で慰めるという彼らへの使命を忠実に果して来ています。―イザヤ 43:10-12; 61:1-3。マタイ 24:14。

      この伝道の結果,クリスチャンの一つの級が表われて来ました。その者たちについて,イエスは『他の羊』と名づけ,また使徒ヨハネは『すべての国,種族,国民,そして国語から出て来たもので,誰も数えることのできない大いなる群集』と言いました。ヨハネは,これらの者が『御座と小羊の前に立つている』のを見ました,がこれはキリスト・イエスと共に御座を共にする小さな群とは全く違うものです。―ヨハネ 10:16。黙示 7:9; 3:21。

      ヱホバ神に信仰を表わし示し,そしてキリスト・イエスを彼らの救い主・贖い主であると認めて,彼らもまた神の御意をなそうと自らを献身します。それは,神のよろこびと,また天ではないがこの地上で永遠の生命を得ようとするためです。なぜならば,この地球は永久に存続し,ある日に神の御意が,天で行われているようにこの地にも行われて栄光ある場所になると聖書は示しているからです。―伝道之書 1:4。イザヤ 60:13。マタイ 6:9,10。

      マタイ伝 28章19,20節に書かれてあるイエスの命令に従つて,これらの人は父の名前にあつて洗礼されます。その意味は彼らの父としてヱホバ神の職務と権威を認め,ヱホバ神と自分自らの間の関係を正しく評価し感謝するということです。彼らはまた子の名前にあつて洗礼されますが,その意味は,神の子としてキリスト・イエスの職務と権威を認め,またキリストが彼らのためになされたこと,そして彼に従い,彼の手本を守らねばならぬという彼らの義務を認めることです。また,彼らは聖霊の名前にあつて洗礼されますが,それは神の聖霊または活動力の働きと機能を認めるという意味です。神の聖霊なくして,彼らは献身の誓いを全うすることはできません。

      任命の儀式?

      1953年のヱホバの証者の国際大会と関連して,その集団洗礼を報告した連合通信の急信はこのように述べていました。すなわち,ヱホバの証者はその洗礼を,任命の儀式と考え,洗礼をうけたどの証者も任命された奉仕者と考えているというのです。どんな理由でもつて,そのようにヱホバの証者は言えるのですか?

      最初に,神の命令でもつて行われる洗礼は,神によつて権威あるものと認められます。確かにヱホバ神の奉仕者であつたキリスト・イエスの足跡に従うという彼らの同意を,洗礼は表わし示します。神の御名と御国について効果的な,そして調和のある証言をあたえるため,神は現在一つの手段,すなわち『ものみの塔』協会を用いていますが,この任命はその『ものみの塔協会』によつてさらに認められます。ヱホバの証者の行う浸水によるこの洗礼は,ヱホバの証者に対しての法律の意味内において,任命の正しい儀式であると,1953年11月30日,合衆国の最高裁判所は裁定しました。これに附随して1954年のヱホバの証者の年鑑は,5万665人の奉仕者が1953年中に任命されたと示しています。

      しかし,奉仕者としての資格を得るためには神学校に行く必要はないでしようか? もし神学校に行くことが必要ならば,イエスもまた,パウロを除いて彼の使徒たちも奉仕者としてみとめられないでしよう。実際に,イエスについてある人はこう尋ねました『学校で学ばないのに,どうしてこの人は学問の智識を持つているのだろうか?』 そして当時において,教育をうけた級の者は,ペテロとヨハネの大胆なのを不思議に思いました。なぜならば,ペテロもヨハネも学問がなく,普通の人だつたからです。学問がなくても,そんなことにかかわりなく彼らは良いたよりを伝道し続けました。そして,彼らだけでなく,初期のすべてのクリスチャンたちは伝道しました。(ヨハネ 7:15。使行 4:13; 8:4,新世)夜や週末に,家庭で研究したり,また『ものみの塔協会』の指示のもとに取り極められたいろいろな聖書研究に出席することにより,人は伝道するよう正しく備えをうけることができます。

      それですから,神学校でもらう証書は,宣教についての必要物ではないということが判ります。ある人が奉仕者であるということを知る最もよい証拠は,パウロが推薦状として指摘したものと同じです。すなわち,その人の努力により,自らをヱホバ神に献身する各個人のことです。―コリント後 3:1-3。

      一度自らを神に献身し,それを水による洗礼によつて象徴してからは,その事実を決して忘れてはなりません,というのは誓つてから,その誓いを果さないよりは,むしろ誓いをしない方が良いでしよう。(伝道之書 5:5)神の御意を行うのに同意したということをイエスは常に意識していました。そして,神の御意を,彼の飲む杯とし,また彼が受け,かつ受けねばならない洗礼として語りました。(マタイ 20:22,23。ルカ 12:5)ただ神に忠実を保ち,神の民である新しい世の社会と共に交ることによつて,来るべきハルマゲドンの戦いでのこの悪い世の亡びに,私たちは生き残るという希望を持つことができるのです。そして,ノアとその家族が,大洪水の後に,新しい世に入つたように,私たちは正義の新しい世に入る希望を持つことができるのです。―マタイ 24:37-39。ペテロ後 3:7,13。黙示 16:14,16。

      まとめて簡単に言うならば,こうです。ヨハネの洗礼は,後悔を表わすものでした。クリスチャンが水で洗礼をうけることは,神の御意を行うという献身を表わすものです。完全な浸水こそ,水による洗礼です。その洗礼は,献身を正しく表わし,人の献身を公やけに言い表わすということと,任命の儀式の両方を兼ね果します。ヱホバ神の奉仕者になるのに,神学校の訓練や証書は必要ではありません。忠実を保つことにより,私たちはこの悪い組織制度の亡びに生き残り,新しい世の社会の成員として正義の新しい世に入る希望を持つことができます。

  • 大会の祝福
    ものみの塔 1954 | 7月1日
    • 大会の祝福

      1954年ヱホバの証者の年鑑の報告より

      西インド諸島のバハマ群島

      聖書研究をしていた一人の白人は,大会に行つて,『ヱホバの証者の持つているものは何か』を見ようと思いました。大会の中で,ナサウにある二つの分会が経験と感想の特別な集会を行いましたが,その時にその白人は次のようなことを言いました。その生涯のあいだ,その人は一つの制度をさがしていました。その制度には愛と一致があり,階級差別がなく,すべての人が平等であるようなものです。そしていま,その制度を見出しました。ヱホバの証者です! もつとも心を打たれたのは,その人にたいする兄弟たちの態度です。兄弟たちは,その人の身分とか地位をたづねず,その人が,兄弟たちの血を分けた家族の一員のものであるように見なして関心を示しました。誰のそばにでも坐つて,話しをすることができます。そして人々は,もうずつとその人のことを知つているかのように,気持よく話しました。その人は,インド,英国,カナダ,ドイツ,そして多くの他の場所から來た兄弟たちと話しました。そして,英語を話せない兄弟たちであつても,同じあたたかい兄弟愛の気持ちをその人に示しました。そんなにも感激しましたので,その人はいまでもそのことを語つています。なにも時折りに語るということではなく,定規的な家から家への伝道の活動の時にも語つています。というのは,その人は帰るとまもなく家から家への伝道を始めたからです。

      デンマーク

      巡回大会は,私たちを助けて増加させるのに重大な役割りを果します。ある一つの大会のとき,その巡回内にいるすべての兄弟姉妹が,最初の集会に出席しました。その前の6ヶ月のあいだに,巡回の僕は巡回大会は3日間の大会であつて,1日や2日ではないと強調しておきました。それで,兄弟たちは良くそのことを心にとめて,十分に準備して來ました。大会の行われた小さな町で,それはすばらしい証言をいたしました。

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