ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 「生命の言葉」を一致してひろめる者たち
    ものみの塔 1962 | 3月15日
    • 17 神のエデンの約束のうち,他のどんな部分がなお成就されるはずでしたか。神はどのようにその成就をはかりましたか。

      17 神は預言された通り,「年を経たへび」が女のすえを砕くことをお許しになりました。そこでエデンの預言の他の部分,すなわち女のすえが時をへてこの大いなる蛇のかしらを砕くという預言の成就は,神に依存していました。そのためにイエスの死は,かかとを砕かれることだけにとどまらねばなりません。神の目から見てそれは犠牲の死,無罪の人の死でした。罪のないイエスがその死につながれていることは正しくありません。イエスは,アダムのように神が永遠の死にとどめておくべき意識的な罪人ではないからです。従って預言されていた時,すなわち死んで三日目に,全能の神はご自分のすえである御子を死からよみがえらせました。

      18 (イ)イエスが永久に死につながれていることは不可能であること,およびイエスの受けた復活の種類についてペテロは何と言いましたか。(ロ)人類があがなわれることは,どうしてこの復活により可能となりましたか。

      18 シモン・ペテロと呼ばれたイエスの弟子の一人は,この驚くべき奇跡のことを,次のように述べています,「ナザレのイエスは,汝らの知るごとく,神かれに由りて汝らの中に行い給ひし能力ある業と不思議と徴とをもて汝らに証し給へる人なり。この人は神の定め給ひし御旨と預じめ知り給ふ所とによりて付されしが,汝ら不法の人の手をもて釘磔にして殺せり。然れど神は死の苦難を解きて之を甦へらせ給へり。彼は死に繫れをるべき者ならざりしなり。…神はこのイエスを甦へらせ給へり,我らは皆その証人なり」。(使行 2:22-32)イエスは「御使たちよりも低い」人間によみがえされたのではなく,大いなる蛇であるサタンよりも力の強い霊的な御子によみがえされました。この同じシモン・ペテロは次のように語っています,「キリストも,あなたがたを神に近づけようとして,自らは義なるかたであるのに,不義なる人々のために,ひとたび罪のゆえに死なれた。ただし,肉においては殺されたが,霊においては生かされたのである」。(ペテロ前 3:18,新口)このようにしてイエスの完全な人間の生命は犠牲としてとどまり,復活して40日後に天に戻ったイエスは人類をあがなうために,その価値を神にささげることができました。

      19 (イ)その時以来,サタンはだれを砕いてきましたか。しかし今では何を待っていますか。(ロ)サタンに対するこの処置は,どんな象徴によって弟子のヨハネに示されましたか。

      19 大いなる蛇であるサタンが,神の女の御子のかかとを砕くことは,もはやできません。次のように書かれています,「キリストは,死人の中からよみがえらされて,もはや死ぬことがなく,死はもはや彼を支配しないことを,知っている」。(ロマ 6:9,新口)大いなる蛇はその後キリストの忠実な弟子たちのかかとを砕くことを許されてきましたが,サタンは今や復活して不滅性を持つ神の女の御子の手によってかしらを砕かれるのを待つばかりです。イエスの復活と昇天後何年もたって弟子のヨハネに与えられた預言的な幻は,「年を経たへび」なるサタンが天における神の御国の誕生後に天から追い落されたことを示しています。それからサタンは捕えられて,キリストの支配する千年のあいだ底知れぬ所に入れられて無力にされ,ついでゲヘナに落とされて永遠の滅びを受けることが,その幻の中で示された。

      20 (イ)完全に砕かれたのち,サタンはもはやだれに干渉することがありませんか。(ロ)「いのちの言葉」が最初に与えられた時に関して,私たちはいま何を理解することができますか。

      20 この順序で大いなる蛇サタンはそのかしらを完全に砕かれるのです。それで再び完全な人間となって全地にひろがる楽園に住むあがなわれた人類は,二度とサタンからの干渉を受けません。(黙示 12:7-17; 20:1-10)この記事のはじめのほうで,「いのちの言葉」は死が人間家族にはいってから間もなく,人類の最大の友,エホバ神によって与えられたと述べた理由がこれで理解できます。エデンの園においてその言葉は与えられました。

      「いのちの言葉」をどうするか

      21 (イ)希望を与えるこの知らせをどこから得ることができますか。(ロ)創世記から黙示録に至るまで聖書の本66冊の全体を通して,どんなすばらしい事が語られていますか。

      21 しかし希望を与えるこの知らせはどこから得られますか。それは生命の偉大な与え主エホバ神の霊感によって書かれた本から得られます。それはこの輝かしい「いのちの言葉」をおさめた,全世界で唯一の本すなわち聖書です。ヘブル語で書かれた創世記と呼ばれる聖書の最初の本は,神の子のすえが蛇のかしらを砕くという神のエデンの御約束を述べています。19世紀前,最初通俗のギリシャ語で書かれた黙示録と呼ばれる聖書の最後の本は,「年を経たへび」サタンがその悪鬼たちと共に遂にかしらを砕かれて全くうせはてることを幻の中で述べています。神はご自分のすえイエス・キリストを通して人類のために救いを備えられました。そのご準備によって人類は死から永遠に救われ,また「年を経たへび」サタン悪魔の束縛から解放されて,神の天の御国の下に地上において平和で幸福な生活を,永遠に楽しむことができるのです。霊感を受けた聖書の本66冊,全部はこのすばらしい事柄を物語っています。

      22 聖書はどんな種類の言葉と言えますか。なぜ正しくそう言うことができますか。

      22 従って霊感を受けて書かれた聖書全体を「いのちの言葉」と呼ぶことができます。そう呼ぶのは正しいことです。聖書は神の愛にみちたご親切による賜物だからです。そのことについて次のように書かれています,「永遠の昔にイエス・キリストにあってわたしたちに賜わっていた恵み,そして今や,わたしたちの救主キリスト・イエスの出現によって明らかにされた恵みによるのである。キリストは死を滅ぼし,福音によっていのちと不死とを明らかに示されたのである」。(テモテ後 1:9,10,新口)聖書のほかに今日,「いのちの言葉」はありません。

      23,24 (イ)「いのちの言葉」から益を受けるため私たちはそれをどうしなければなりませんか。(ロ)その言葉の中でさしのぶられている生命を得るため,どんな武器を用いて戦わねばなりませんか。

      23 神の愛あるご親切によってこの「いのちの言葉」を持つ私たちは,それをどうすべきですか。私たちは死にゆく人間世界の中に住み,近づいている「全能の神の大いなる日の戦闘」のときに滅びるこの古い組織制度の終りの日を目のあたりに見ています。「いのちの言葉」から益を得て,その中に約束された神の新しい組織制度に永遠の生命を得たいと望むならば,私たちはたしかに「いのちの言葉」に固くつき従わなければなりません。この悪い組織制度と共に滅ぼされることなく,このような永遠の生命にふさわしい者であることを証明するために,私たちはこの言葉と一致した生活を送らなければなりません。神の霊的な子供となった人々にむかって,霊感を受けた使徒パウロは次の言葉を書き送っています,「すべてのことを,つぶやかず疑わないでしなさい。それは,あなたがたが責められるところのない純真な者となり,曲った邪悪な時代のただ中にあって,傷のない神の子となるためである。あなたがたは,いのちの言葉を堅く持って,彼らの間で星のようにこの世に輝いている」。(ピリピ 2:14-16,新口)この事をするならば,私たちは与えられた「いのちの言葉」を無駄にしたことにはなりません。私たちはこの生命を得るためにある意味で戦わねばなりません。そしてこの戦いに成功する手だてを持っています。それは何ですか。

      24 使徒パウロは「いのちの言葉」すなわち神の言葉を「神の武具」のひとつである剣にたとえています。パウロはこう語っています,「また,救のかぶとをかぶり,御霊の剣,すなわち,神の言を取りなさい」。(エペソ 6:11-17,新口)生命のために戦いつづけ,象徴的な剣をたたき落されることのないように,「いのちの言葉を堅く持つ」ことが必要です。

      25 (イ)「いのちの言葉」を自分のものだけにしておくべきかどうかは,どんな個人的な経験から知ることができますか。(ロ)「いのちの言葉」をどうすべきかについて,だれが親しく私たちに告げましたか。

      25 しかしそれは「いのちの言葉」を自分だけのものにして,自分自身の救い,自分が永遠の生命を得ることだけに関心を持つという意味ですか。そのようにして私たちは「いのちの言葉」を手に入れましたか ― この言葉を持つ他の人々がそれを独り占めにしたため,エホバ神ご自身が私たちのもとに来られて手ずから「いのちの言葉」を与えられましたか。全くのところ私たちは否と答えざるを得ません。永遠の生命を私たちにもたらす神の手段であるイエス・キリストは,「いのちの言葉」をどうすべきかを私たちに告げられました。

      26 (イ)私たちが生命を得ることはイエスと関連しています。それはイエスを指して用いられるどんな表現からも分かりますか。(ロ)イエスは自分一人で生命を楽しみましたか。また生命をもたらす手だてであるご自身をどのように描写しましたか。

      26 イエス・キリストご自身が「いのちの言葉」と呼ばれています。エホバ神の代弁者であるイエスは「神の言」と呼ばれています。天におけるその公の称号は「言」でした。(黙示 19:11-13。ヨハネ 1:1,新口)神の新しい組織制度で永遠の生命を受けつぐ人々にむかって使徒ヨハネは,19世紀前のイエスの地上の臨在について次の事を書いています,「初めからあったもの,わたしたちが聞いたもの,目で見たもの,よく見て手でさわったもの,すなわち,いのちの言について ― このいのちが現れたので,この永遠のいのちをわたしたちは見て,そのあかしをし,かつ,あなたがたに告げ知らせるのである。この永遠のいのちは,父と共にいましたが,今やわたしたちに現れたものである ―」。(ヨハネ第一 1:1,2,新口)地上でイエスは言われました,「わたしは天から下ってきた生きたパンである。それを食べる者は,いつまでも生きるであろう。わたしが与えるパンは,世の命のために与えるわたしの肉である……わたしを食べる者もわたしによって生きるであろう」。(ヨハネ 6:51,57)神の御子は,利己的にも自分だけが生命を楽しむことをしませんでした。彼は私たちに生命を与えるために遣わされて来たのです。

      27 (イ)「いのちの言葉」をどうすべきかについて,イエスはどんな最後の命令を与えましたか。(ロ)このように世界的にひろめる事自体は,なぜほめるべきことですか。

      27 イエス自身,天から遣わされて,ご自分の中に宿る生命を与えるために来られました。そのようにイエスは「いのちの言葉」を持つ人々を遣わして,他の人々にその言葉を与えさせます。書かれた神の言葉の中から最後の教訓を弟子たちに与えたとき,イエス・キリストはこう言われました,「こう,しるしてある。キリストは苦しみを受けて,三日目に死人の中からよみがえる。そして,その名によって罪のゆるしを得させる悔改めが,エルサレムからはじまって,もろもろの国民に宣べ伝えられる。あなたがたは,これらの事の証人である」。(ルカ 24:46-48,新口)「ただ,聖霊があなたがたにくだる時,あなたがたは力を受けて,エルサレム,ユダヤとサマリヤの全土,さらに地のはてまで,わたしの証人となるでしょう」。(使行 1:8,新口)イエスの追随者は,一致して「いのちの言葉」を地のはてにまで,宣べ伝えることを命ぜられました。このように宣べ伝えるのは全く正しいことでした。この言葉は全人類にとって生命の言葉だからです。

  • 反対に耐える ― イスラエルで
    ものみの塔 1962 | 3月15日
    • 反対に耐える ― イスラエルで

      ある善意者は,特別開拓者と1年余り聖書の研究をして,それが真理であることを認識するようになりました。そして,夫がどんなにひどく反対しても,集会に定期的に出席し,週に1回戸別伝道をするようになりました。夫は,いつか御国会館に行ってあばれて困らしてやるんだ,ということまで言っていましたが,ほんとうに5人の友だちと一緒にめんどうを引き起こしました。おもしろくないお客さんが来るということをある善意者から知らされていたその特別開拓者は,いつもと違った気配を外に感じたときすぐにへやを出て行きました。そして男の腕をとらえて中にはいらせないようにしました。その間に兄弟たちは,ドアにかぎをかけました。男はかんかんに怒って窓をこわしはじめました。女家主が警官を呼びました。警官たちは兄弟たちにも家主にもよい態度は示しませんでしたが,私たちの味方をした家主のむすこさんとその男を警察に連れて行きました。そうしているうちに集会もすんで,3人の兄弟が警察に行きました。夫は警官のまえで妻をなぐりましたが,警官は間にはいろうとしませんでした。警官のくわしい調査と,兄弟たちのよい証言のあとで,その男は,そのようなことをする権利は全くもたないことを告げられました。彼はついに,めんどうを起こしたこと,損害を与えたことをわび,妻にキスをして,一緒に家に帰るように頼みました。妻は,警官のまえで,夫がふか酒をやめることと,すべての集会に行くことおよび週に1回奉仕に行くことを許すという条件に同意しない限り帰らないと答えました。夫はそうすることを約束し,将来自分が集会に連れて行くと言いました。約束通り彼はいま定期的に妻を集会に連れてきています。また,家主と兄弟たちに乱暴をしたことをわび,損害をすべて弁償しました。―1962年のエホバの証者の年鑑(英文)より

日本語出版物(1954-2026)
ログアウト
ログイン
  • 日本語
  • シェアする
  • 設定
  • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
  • 利用規約
  • プライバシーに関する方針
  • プライバシー設定
  • JW.ORG
  • ログイン
シェアする