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  • 「御心が地に成るように」(その24)
    ものみの塔 1959 | 12月15日
    • 神の目に見える代表として「協会」が,神の奉仕のために会衆を組織し,目に見える上の者から会衆のいろいろな僕たちを神権的に任命するよう要請するものです。―第2部,15節。

      50 この決議についてどんな行為がつづいて行なわれましたか。そのときどんな再組織が行なわれましたか。この結果は何でしたか。

      50 あらゆる場所のヱホバの証者の会衆は,この神権的な決議を採決して実行しました。そして,ニューヨーク,ブルックリンの協会本部にある目に見える統治体は,進んで従う会衆全部を神権的に組織しました。そのとき以来設立された新しい会衆は,みなその最初から神権的に組織されました。この結果は良いものでした。ヱホバの献身した民による平和にみちた制度,そしていつそう産出の多い制度がつくられ,イザヤ書 60章17節が成就されました。この神権制度は,第二次世界大戦を通過した際,第七次世界強国とその連合国および敵により非常な迫害をうけました。しかし,神権制度が恐れの心を持つて独裁政府または専制政府に屈従したことはなく,またヱホバ神とその御国をたたえる常供の燔祭をヱホバ神にささげることが,1日といえども絶やされたことはありませんでした。

      51 正しい状態にある聖所は何を行いつづけましたか。それは,預言のどんな成就を待ちのぞんでいますか。

      51 その聖所は清められて,立証され正しい神権的な状態にあります。そして,象徴的な「小さな角」すなわち「猛悪な顔の王」が行なおうとすることにはかかわりなく,いまにいたるまで神の奉仕を行ないつづけています。聖所級は,この狡猾な政治的な「王」について,御使ガブリエルがダニエルに説明したことの全き成就を待ちのぞんでいます,「彼は悪知恵をもつて,偽りをその手におこない遂げ,みずから心に高ぶり,不意に多くの人を打ち滅ぼし,また君の君たる者に敵するでしよう。しかし,ついに彼は人手によらずに滅ぼされるでしよう。先に示された朝夕の幻は真実です。しかし,あなたはその幻を秘密にしておかなければならない。これは多くの日の後にかかわることだから。」― ダニエル 8:25,26,新口。

      52 第七次世界強国の最悪な間ちがいは何でしたか。それで,それには何が生じるにちがいありませんか。

      52 英米両国の世界強国は,聖書の予言における活発な第七次世界強国として,いまでもその立場を保つています。それは,脅威を加えている共産主義圏に屈しておりません。共産主義圏は,最後には世界支配をにぎると公然と誇つています。第七次世界強国の行なつた最悪の間ちがいは,君の君であるヱホバ神に対して高慢にも反抗した,ということです。ヱホバ神は(西暦)1914年に御力をとられ,また全地を支配する最高至上の方,そして「強暴な顔の王」をふくむすべての地上の君たちよりもはるかに高い最高至上の方です。(詩 83:18)特にこの理由の故に,第七次世界強国は間もない中にほろぼされるでしよう。それは世界共産主義の手によつてほろぼされるのでなく,超人間の手または力によつてほろぼされるでしよう。

      53 この「多くの日」の後に「朝夕のまぼろし」の状態は,いま何ですか。これから何を期待することができますか。

      53 第七次世界強国は,神の御国に対して憎むべき「罪」を加えました。この神の御国は,「全能の神の大いなる日の戦争」が行なわれるとき,第七次世界強国を打ちくだくでしよう。ちようど,ネブカデネザルの夢の中で山から切り出された石が,一連の世界強国の象徴的な像の足を打つて,こなごなに粉砕し,風に吹き飛ばしたのと同じようです。夕と朝についてのまぼろしは,もはや封じられていません。幾千年という「多くの日」の後に,それは開かれました。そのまぼろしの大部分はすでに成就しました。象徴的な「強暴な顔をした王」は,神の手によつて砕かれるでしよう。そのとき,御霊によつて聖所に住まわれるヱホバ神は,宇宙主権者として立証されるでしよう。ヱホバ神のみこころは,地上で行なわれるにちがいありません。

      第10章

      北は南に敵対する

      1,2 (イ)ダニエルの最後のまぼろしは,諸国家の二つの大きな群れの間の争いをどのように示していますか。(ロ)ポーヒリイはダニエル書をどのように見なしましたか。しかし,彼の愚かさは,どのように暴露されていますか。

      第二次世界大戦以来,諸国家の二つの大きな群れのあいだの緊張と「冷戦」は,東と西の間のものと言われてきました。ダニエルに与えられた最終的な預言のまぼろしは,北と南のあいだの決定的な争いと示しています。そのまぼろしは,預言的に詳細を極めて正確なものであるため,不信者たちはダニエルがそのまぼろしを受けて書き記したことを否定しました。第3世紀(約西暦233年-304年)のギリシャの哲学者ポーヒリイは,「クリスチャンに反対する」という15巻の本を書きましたが,彼はその不信者のひとりでした。

      2 ポーヒリイは,イエス・キリストを傑出した哲学者と認めましたが,ダニエルがダニエル書の著者であるというイエスの見解と同意しませんでした。ダニエルの最後のまぼろしは,シリアの王アンティオカス4世エピハネスを極めて正確に述べているように見えたため,ポーヒリイはそれが霊感によつて以前に書かれた歴史と認めず,むしろ,出来事の後に書かれた歴史と認めました。それで,ポーヒリイはダニエル書の著者をさぎ師と呼び,ヱホバ神から御使がつかわされてまぼろしの啓示をうけた預言者の振をしたものであると見なしました。しかし,ポーヒリイやポーヒリイのような懐疑者たちの愚かさは暴露されています。どのようにですか。なぜなら,そのまぼろしは現在の20世紀に実際に生じている事柄を予めに告げているのであつて,ダニエルはいま生存していませんから,出来事が生じた後に書くということはありません。御使がダニエルに告げたことは真実のものでした,「(私は)……末の日に,あなたの民に臨まんとする事を,あなたに悟らせるためにきたのです。この幻は,なおきたるべき日にかかわるものです。」― ダニエル 10:13,14,新口。

      3 過去の世界強国を目に見えない状態で支配した者は誰でしたか。御使は,この事実をダニエルにどう打ち明けましたか。

      3 第七番目の世界強国である英米両国の世界強国は,他ならぬヱホバ神の御使から次のことを学ぶべきです。すなわちそれ以前の世界強国は悪鬼の君たちを持つていて目に見えない支配を受けていたということです。ダニエルの祈りに答えた神の御使は,そのような悪鬼の君のため3週間妨害されました。この御使は遅れたことについての説明として,次のようにダニエルに告げました,「ペルシャの国の君が,二十一日の間わたしの前に立ちふさがつたが,天使の長のひとりであるミカエルがきて,私を助けたので,私は彼をペルシャの国の君と共に,そこに残しておき……あなたは,私がなんのためにきたかを知つていますか。私は,今帰つていつて,ペルシャの君と戦おうとしているのです。彼との戦いがすむと,ギリシャの君があらわれるでしよう。しかし,私はまず真理の書にしるされている事を,あなたに告げよう。私を助けて,彼らと戦う者は,あなたがたの君ミカエルのほかにはありません」。御使がこのようにダニエルに現われたのは,ペルシャの王クロスの第3年ニサンの月の24日でした。―ダニエル 10:1-4,10-14,20,21,新口。

      4 力づけを与えて強めるため,この御使はメデア人ダリヨスの第1年に誰のところに立ちましたか。どんなことは,このことの効果を示しますか。

      4 クロスの伯父でもあり,メデア-ペルシャの世界強国の最初の支配者であつたメデア人ダリヨスは,舞台から消えていました。しかし,御使は来るべき日から「末の日」までのダニエルの民についてのすばらしい預言を語り始める際に,ダリヨスの昔にまでさかのぼつています。彼は次のように語りました,「私はまたメデア人ダリヨス(キリスト前539-538年)の元年に立つて彼を強め,彼を力づけたことがあります。」(ダニエル 11:1,新口)ヱホバの御使が立つて強め,力づけた者とは,この異教の支配者メデア人ダリヨスでなく,ミカエルでした。その御使は,ミカエルが彼の側で戦つていると語つたばかりです。天の長なる君ミカエルが支配するダニエルの民についてのヱホバの目的を成しとげるために,この御使は立つて彼の力と援助をミカエルに提供し,メデア-ペルシャの世界強国を支配していた悪鬼の君に敵対したのです。ダリヨスは,ヱホバの目的にしたがつてあやつられたに過ぎません。その例として,ヱホバが御使をつかわしてダニエルが食べられないようにするため,「ししの口を閉じさせた」時があります。ダニエルに対してねたみ心を持つた敵共は,ダニエルをししの穴に投げ入れるようダリヨス王を強制しました。それでダリヨス王は,ダニエルをししの穴から連れ出すことをよろこんだのです。ダリヨスの国の3人の総監のひとりであるダニエルがこのように救われた結果,メデア人ダリヨスは自分からすべての臣下に対する勅令を出しました,それは「みなダニエルの神を,おののき恐れなければならない。彼は生ける神であつて,とこしえに変ることなく,その国は滅びず,その主権は終りまでつづく。」それで,「このダニエルはダリヨスの世とペルシャ人クロスの世において栄えた。」― ダニエル 6:21-28,新口。

  • 1959年『ものみの塔』題目索引
    ものみの塔 1959 | 12月15日
    • 1959年『ものみの塔』題目索引

      ア

      『あなた方は教える者になりなさい』 9

      愛に満ちた親切な心を持つ人々と御国 131

      新しいものと共に生き残る 171

      『あなたの御心が成るように』 203

      あなたの霊的な食欲はいかがですか 385

      あなたは自分自身に親切ですか 423

      イ

      『いつさいのことを愛をもつて行いなさい』 92

      祈りはあなた自身を表わす 323

      1冊の本としての取書の統一性 384

      いつでも弁明をする用意をしておきなさい 425

      エ

      ヱホバの証者の神の御心国際大会 29,43

      ヱホバの異常なわざのむかしの型 223

      ヱホバの異常なわざの警告 225

      ヱホバがその異常なわざに立ち上るとき 233

      ヱホバの証者は耐え忍ぶ 343

      ヱホバの道に従つてすべてのことをしなさい 445

      ヱホバの名の中に歩く 450

      オ

      終りの時のしるしと不思議 103

      カ

      神の愛に満ちた御親切と御国 125

      神の御こころは天と地でなされる 205

      『神の全きみこころ』を行うために自由の身となれ 243

      神の働き人として一生懸命しなさい 390

      寛大な行いは知恵を示す 403

      ク

      クリスチャンは正確な知識が必要 327

      ケ

      賢明な避難者 143

      賢明に歩くことを助ける援助者 289

      コ

      言葉の背後にある事実を知りなさい 63

      『これらのことを保ち続けなさい』 83

      今日の羊の必要物をみたす 350

      この世とのまつわりに反抗する 368

      シ

      賞に目をつけよ 68

      しるしと不思議の意味を読む 110

      島々からの喜びに満ちた経験 124

      人類の政府の為の完全な支配者 151

      時間がありますか 163

      新世社会内で全きを得よ 249

      支配している神の御国の宣教者 310

      信頼の置き場所を間ちがえる 435

      ス

      すべての人の血について潔白を保つ 468

      セ

      善意者を教える 14

      生命を守る為に物質主義と戦いなさい 23

      全人類のための完全な政府 145

      全世界にわたるヱホバの証者の1958年奉仕年度報告 254

      生命は価値ある物 363

      タ

      誰が実際に救われるか 89

      巧みに羊を牧する 345

      チ

      血の神聖さを尊重して潔白を保つ 463

      ツ

      躓かずに競走する 74

      ナ

      なぜそんなに気短かですか 123

      何に希望をかけますか 383

      ニ

      日本における御国のゆたかな拡大 119

      ハ

      パラダイス 183

      ヒ

      左の手に知らせるな 3

      人を恐れずヱホバを恐れよ 431

      フ

      物質主義との戦いに肝要な物は自分を調べること 28

      古きを倒し新しきを建てる 165

      ヘ

      平和はどのように人類に訪れるか 443

      ミ

      御心が地に成るように 4,37,46,65,96,115,137,156,177,198,215,237,254,278,295,315,336,356,374,395,414,436,456,477

      『見よ! 私は凡ての物を新しくする』 243

      御国宣教者は最善のたよりを伝える者 303

      御国のことを第一に保つ 364

      メ

      目ざめている者は幸福である 49

      目ざめている為の危急なる時 54

      レ

      霊的な分別で満ちよ 405

      聖的な分別 ― クリスチャン円熟の証拠 410

      ワ

      私たちの霊的なパラダイスを保つ 190

      私たちの歩きかたに良く注意する 283

      私たちの宣教を拡大する 332

      私の生涯の目的を追い求める 418

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