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    目ざめよ! 1971 | 9月22日
    • 長いと,キクは秋になったような反応を起こして,夏の花といっしょに咲きます。

      反対に,普通には夏にしか咲かない花を冬楽しみたいという人もいるでしょう。その場合は,日没後,毎日人工光線を当ててやると,植物は長い夏の日がきたような反応を起こし,短い冬の日に花を開きます。

      動物への影響

      植物に対する日照時間の長さの驚くべき影響が発見されたのち,動物にも同じような影響があるかどうかが研究されました。その結果,多くの動物もやはり日照時間の長さに応じて季節ごとの活動を行なっていることがわかりました。

      最初に実験の対象にされたのはムクドリでした。ムクドリがつがうのはふつう春で,日が長くなりはじめるころです。ところが,日が沈んだあとも,鳥の上に電灯をつけて,12月の短い日を人工的に長くしました。すると,数日のうちにムクドリの羽毛は変わりはじめ,春の交尾期のときのような美しい羽毛になりました。またその繁殖期は,光に当たる時間を毎日延ばすことによって4か月も早められました。

      白イタチにも同様の実験が行なわれました。白イタチもふつうは春か夏の初めに子を生みます。これらの小動物も,長く光にさらされたところ,冬つがいました。ムクドリも白イタチも長日性動物です。つまり長時間の日照に応じて性的な反応を示す種類の動物です。

      しかし,ヤギ,ヒツジ,シカその他の多くの動物は秋に子を生みます。これらの動物には短い日照時間のほうが性的な影響をおよぼします。ですから,早春に子羊を得たいと思う羊飼育者は,夏のあいだ,羊を午後おそくまで日光に当てておかないようにします。7,8月のあいだ,日が暮れないうちに暗い囲いに入れるようにすると,生殖作用は早くからはじまります。

      こん虫についても数々の興味深い実験が行なわれました。カイコもそのうちのひとつです。秋の卵は休眠状態で冬をすごし,春になってふ化して幼虫,つまり虫になります。そして幼虫はやがてサナギになり,さらに成虫のガになります。ところが,夏の初めの卵には休眠期間がありません。

      実験で明らかにされたところによると,初夏の卵は休眠状態にはいらず,秋の卵は休眠状態にはいるのは,日照時間の長さの影響によります。ですから,人工的に光を調節すれば,どの卵も休眠段階にはいることなく,カイコガに次々と新しい世代を生み出させることができます。しかし,光に当てる時間の長さを変えると,ガは休眠する卵を生みます。

      植物と同じく動物の中にも,日照時間の長短に対して種々の反応を起こさせるしくみがあることは明らかです。これにはホルモンが関係していると信じられていますが,日照時間の長短の情報がどのように受け取られ,あるいは伝えられるかについてはほとんど知られていません。

      人間は創造の不思議について多くのことを学んできましたが,人間にわからない事柄がまだたくさんあることを絶えず思い起こさせられます。生物に対する光の影響についての研究もやはりこのことを示すひとつの例です。

  • 恐れを知らない子ども
    目ざめよ! 1971 | 9月22日
    • 恐れを知らない子ども

      ● オーストラリアに住むエホバの証人のある監督奉仕者の6歳になるむすこは,学校で国旗掲揚や国歌をうたう問題について恐れを知らない確固とした立場を取ることで有名でしたが,年末にクラスでクリスマス・パーティーが催されたさいに,その真実さを証明しました。たくさんのクリスマス・カロルがうたわれ,先生は少年に参加するよう巧みに勧めたのですが,少年は腕組みをして黙っていました。先生は少年に同情したにちがいありません。「わたしたちは自分の知っている歌をうたいました。あなたの知っている歌をひとつうたってくれませんか」と言ったからです。少年は感動的な賛美の歌,62番の「われらはエホバの証人」をうたい皆を楽しませました。幼い子どもでさえエホバを賛美できるのです。

      ― エホバの証人の1971年度年鑑より

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