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    ものみの塔 1969 | 10月1日
    • て何も教えていません。そのひとつの理由は,古代バビロンの時代から人々が教えられてきたこととは違って,死者は極楽にもいなければ地獄にもいず,またその中間の場所もいないからです。聖書は死者にかんしてはっきりと,「生者はその死んことを知る 然ど死る者は何事をも知ず」と述べています。(伝道 9:5,10)そうであれば,死者のための儀式はなんの役にたちますか。

      しかし聖書はクリスチャンに対して,「希望なき他の人のごとく歎か」ないようにと告げています。(テサロニケ前 4:13)なぜですか。死者にも希望があるからです。人類の普通の墓の中にいる「死にたる者」は「大なるも小なるも」すべて復活して,もう一度この地上にもどることになっています。(黙示 20:11-15)もしその人たちが,彼らのためのイエスの犠牲に信仰をもち,楽園の地で生活するための神の他のご要求に応ずるならば,その人たちは人間として完全になり,永遠の命を得るに至るでしょう。そんなことはとても信じられないと思いますか。このことを聞く人たちが驚くことを予想されたイエスは言われました。「汝らこれを怪しむな,墓にある者みな神の子の声をききて出づる時きたらん」― ヨハネ 5:28,29。

      聖書はまた,もろもろの国や民の中から「大なる群衆」が出てくることを述べています。彼らは偽りの宗教から離れます。彼らはデモや学生暴動,または既存の権威をくつがえすことなどに参加しません。その代わりに,聖書の原則に従って生活することを学び,地球上の諸問題の解決は神にまかせます。神はご予定の時にそれを解決されます。彼らはキリストによる神の国を人類の希望として穏やかに,そして熱心に宣べ伝えます。この「大なる群衆」は,エホバの過分の恵みにより,現在の邪悪な体制の滅びを生き残り,地上の楽園における真の豊かな生活にはいることを期待しています。―黙示 7:9-17; 21:3-5。ヨハネ 11:25,26。

      宗教はなぜ混乱しているか

      人類がそのように輝かしい将来に向かっているというのに,聖書の希望を信ずる人が少ないのは不思議なことです。なぜ少ないのですか。この質問に対しては,聖書自身がコリント後書 4章3,4節で答えています。「もし我らの福音おほはれ居らば,亡ぶる者に覆はれをるなり。この世の神は此等の不信者の心を暗まして神の像なるキリストの栄光の福音の光を照さざらしめたり」。「この世の神」は目に見えないけれども実在するものです。聖書はまた彼のことを,「かの大なる竜,すなはち悪魔と呼ばれ,サタンと呼ばれたる全世界をまどはす古き蛇」と説明しています。(黙示 12:9)悪魔の悪政の結果,地はたいへんな混乱におちいりました。

      いまから4000年余り昔,神は古代バビロンにおいて,初めて人々を離散させました。それは彼らが背教して,偽りの宗教に走ったためでした。サタンは人類を混乱させる主要な手段として,今日に至るまで,宗派心の強い宗教を用いています。そして先祖から受け継いだ宗教に安住することを望ましいことのように思わせています。

      しかし先祖伝来の宗教が正しいという保証はどこにありますか。たとえば,1957年に発表された政府の統計によると,当時の日本には379の宗派がありました。そのうちの38はキリスト教でした。当時の日本の人口は9000万で,多くの宗派は合わせて1億2300万の信徒を持つと主張していましたから,多数の人はひとつ以上の宗教に属していたことがわかります。c しかしこれらの宗派は互いに相容れないものですから,379の宗派の中のどれかが真の宗教であると仮定すれば,その真の宗教に属する信徒は,379人につき一人か二人ということになります。

      近代の宗派的混乱に加えて,第二次世界大戦以来さらに新しい宗派が雨後のタケノコのように生じました。日本では少なくとも171宗が登録されています。しかしその大多数は,古い宗派の迷信にその源を有します。たとえば,霊友会,立正佼成会,創価学会は日連宗から出ており,いずれも法華経に帰依しています。つぎにかかげるのは法華経の教えの一例で,最後の章である28章から引用したものです。

      「是の経典を受持せん者を見てその過悪を出さん,若しは実にもあれ若しは不実にもあれ此の人は現世に白癩の病を得ん,若し之を軽笑することあらん者は,当に世世に牙歯疎き欠け,醜脣・平鼻・手脚繚戻し,眼目角睞に,身体臭穢にして,悪瘡・膿血・水腹・短気,諸の悪重病あるべし

      聖書の詩篇や,マタイ伝 5章から7章までの山上の垂訓を読んでこれとくらべてみてください。あなたはどちらの教えを好みますか。幼稚な迷信を離れる人々はさいわいです。それよりもはるかに大きな益があるのは,「理性的であり……あわれみと良い実に満ち」た「上からの知恵」,すなわちエホバの教えです。―ヤコブ 3:17,新。

      どの宗教が正しいか

      「すべての宗教が正しい」と言えないのは明らかです。バビロン的な宗教の世界帝国には今日,多くの混乱と,誤導と,退廃があります。聖書は,この宗派心の強い巨大な宗教制度について預言し,「大なるバビロン,地の淫婦らと憎むべき者との母」と呼んでいます。政党をつくって利己的な目的のために政治に手を出す宗教の霊的姦淫は,神の祝福を得るものではありません。それで現在,「バビロン」にありながらも真の宗教と命を求める人すべてに対して,「わが民よ,かれの罪に干らず,彼の苦難を共に受けざらんため,その中を出でよ」という緊急な呼びかけが行なわれています。今日見られる世界の状態のすみやかな悪化は,偽りの宗教の上に臨む神のさばきが近いことを物語っています。―黙示 17:5,15-17; 18:4。

      しかし求められているのは偽りの宗教を捨てることだけではありません。エホバ神は,永遠の命を望む者に,真の宗教を学び,それを実践することを求めておられます。これは聖書を勉強し,エホバ神とそのみ子キリスト・イエス,および神の国に対する愛を培うことを意味します。エホバは御国をとおしてみこころを地上で行なわれます。(マタイ 6:9,10)聖書には,人間が書いたすべての百科事典や教科書を合わせたよりも多くの知恵が含まれています。聖書は命のための教育を施します。もしあなたが,ご自分とご家族のために明るい将来を計画することを望まれるならば,聖書の賢明な助言と教えは欠くことができません。エホバの証人は喜んで,無報酬で,あなたの聖書の勉強をお手伝いいたします。それはあなたが,真の宗教,およびとこしえの命に導く真理を見いだされるためです。

  • 学校での証言
    ものみの塔 1969 | 10月1日
    • 学校での証言

      ● 子供は親から良い訓練を受けると,学校で真理についてすぐれた証言をすることができます。これはイタリアのP市にある小学校に通う2年生の少女の経験です。ある日先生が数人の生徒に物語を話すように言いました。この若い伝道者の番がきた時に先生は,「あなたも聖書の物語をしてくれませんか」と言いました。少女はそれに応じましたが,聖書は作り話ではなくて,実際に起きた本当のでき事を述べていることに注意を向けました。そして男女の創造にかんする話から始めて,その二人が地上の楽園に置かれたしだい,どのように罪が入ったかということ,そしてわたしたちがその罪を受け継いでいることを話しました。彼女が話し終えると,クラス中の少女が拍手しました。すると先生は,どのようにしてこれらの事柄を覚えましたかと尋ねました。少女は「楽園」の本を用いてお母さんと聖書の研究をしていると答えました。先生がわたしもその本を見せてもらえますかと尋ねたので,少女は「楽園」の本を先生に持って行きました。また学友一人に1冊ずつ小冊子を配布しました。その結果,いまでは,学校の友だち二人が少女の家にきて,母親の司会する研究に参加してします。

      ― エホバの証人の1969年度年鑑より

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