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教会には何が起きているか目ざめよ! 1973 | 12月22日
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している者とみなされることを望まれますか。『それにしても,神が宗教制度をそのようにみなすことは決してないのではなかろうか』と異議を唱える人がいるかもしれません。
ところが,それは実際にあり得るのです! たとえば,神の意志を行なっていると唱えながら,そうせずに,神のみことばの代わりに自分勝手な考え方を好んだユダヤ教の宗教制度のことを考えてみてください。(マタイ 15:1-9,12-14)その指導者たちに向かって,神のみ子イエス・キリストはこう言われました。「見よ,あなたがたの家はあなたがたのもとに見捨てられています」。「神の王国はあなたがたから取られ(ます)」。そして,そのとおりになりました。神はその全宗教制度を退けられました。結果として,その制度は単に徐々に滅びるどころか,西暦70年に ― その神殿と祭司たち,および崇拝者たちもろとも,神のみ子が予告したとおりに一掃されてしまいました。―マタイ 23:38; 21:43。ルカ 19:41-44。
あなたの教会についてはどうですか。それは神に対してどのような立場を取っていますか。それを知る方法があります。
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真のキリスト教のわざ目ざめよ! 1973 | 12月22日
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真のキリスト教のわざ
神に是認される真のキリスト教は,神の要求に従うものであり,それは神の示されたわざを行なう宗教です。さもなければ,それは真のキリスト教ではありません。
では,真のキリスト教のなすべきわざとは何ですか。
その顕著な責務の中に,神のみ子イエス・キリストがご自分の追随者に対して,「それゆえ,行って,すべての国の人びとを弟子とし……教えなさい」と命じて割当てたわざがあります。また,彼らの宣べ伝えるべき特定の音信をさし示して,イエスはこう言われました。「王国のこの良いたよりは,あらゆる国民に対する証しのために,人の住む全地で宣べ伝えられるでしょう」。(マタイ 28:19,20; 24:14,新)聖書の示すところによれば,『わたしたちの神から見て清い宗教』を実践する人びとはそのようなわざを行なう一方,自らを「世から汚点のない状態に」守らなければならず,世の霊を示したり,世の政治問題に干渉したりなどしてはなりません。―ヤコブ 1:27,新。
教会はそうしていますか。ブラジル・バプテスト会議の外国宣教委員会の後援のもとに発行されたある冊子は次のように認めていますが,その趣旨は世界宗教の諸派すべてによく当てはまるものと言えます。
「イエスはご自分の弟子たちのもとを去るさい……彼らに唯一の仕事を与えられた。それは世界をキリスト教化することであった。……実をいえば,われわれは,イエスから行なうよう命ぜられたその一つの仕事を除いては,他のあらゆることを行なっているのである……われわれは福音を全世界に伝えることはしてこなかった。イエスの命令は遂行しなかったのである」。
諸教会が全世界で「福音」を宣べ伝えてはいないということは,多くの人びとの目にとって明らかなことです。最近のこと,教会は人びとの必要とするものを充満させているかどうかについて質問を受けた,社会史家ウイル・ハーバーグはこう言いました。「ほとんどの教会はその正当な唯一の宗教活動,つまり福音を宣べ伝えるという意味では,一度もそうしたことがなかったと私は思う」― 1973年6月4日号,USニュース・アンド・ワールド・リポート誌。
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