ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 目74 4/8 28–29ページ
  • 世界展望

視聴できるビデオはありません。

申し訳ありません,ビデオをロード中にエラーが発生しました。

  • 世界展望
  • 目ざめよ! 1974
  • 副見出し
  • 失われた武器
  • 予期しない結果をもたらす科学技術
  • 脳卒中の犠性者
  • 最近の超微小手術(マイクロ・サージャリー)
  • 早くやれ,飛び降りろ
  • 料金を取って働くほうを好む僧職者たち
  • お金を取り過ぎた司祭
  • 放逸な生活の報い
  • 流行の代価
  • 海洋汚染に対する無関心
  • 社会をマヒ状態に陥れる事態
  • 石炭は救済策となるか
  • 旧式の燃料
  • 教皇は教会の衰退を嘆く
  • バチカンと共産主義者との親密な関係
  • 反対を受けた教会の政治運動
  • 簡単に妊娠中絶が行なわれている国
  • 増えるガン患者
  • 増えるたばこの使用量
目ざめよ! 1974
目74 4/8 28–29ページ

世界展望

失われた武器

◆ アメリカ政府当局の話によると,毎年1万2,000丁以上の銃砲類が国内で輸送中に紛失したり,盗まれたりしている。その多くは,犯罪者の手に渡って再び姿を現わす。

予期しない結果をもたらす科学技術

◆ 科学技術の面で,世界はこれまでになく進歩してきた。しかし,人間の暮らしはよくなっただろうか。アメリカの新聞雑誌記者ブルース・バイオサットの次のことばを考慮してほしい。「ますます広範に及び,ますます水準の高くなる良い暮らしへの目標は,世界の資源に重圧をかけつつある。……進歩的生活の極致であるべき大都市は,動物でさえ歩き回ろうとしないアスファルト・ジャングルと化しつつある。りっぱなコンピュータはすべての問題を解決すると言われているが,実際に解決できる問題はますます少なくなっている」。同記者はさらに,不信感が広まっている点も指摘している。

脳卒中の犠性者

◆ 世界保健機構によると,ヨーロッパでは毎年約100万人の卒中患者が新たに発生している。そのうちの30%は死に至る。卒中による回復不能の廃疾者は100万人にのぼるものとみられている。ヨーロッパにおける,卒中患者の年間病院治療費の総額は,70億㌦(約1兆8,200億円)を上回るものと推定されている。

最近の超微小手術(マイクロ・サージャリー)

◆ オーストラリア,シドニーのプリンス・オブ・ウェールズ病院の医師団は,事故発生後24時間以内であれば指や手をもとどおりにつくことが可能である,と語っている。アール・オーウェンおよびポール・レンドベイ両博士はこれまでに,切断された指の接合手術を67件行ない,そのうち31本の接合に成功した。今では,東南アジアでの負傷者さえ治療している,と両医師は語っている。

早くやれ,飛び降りろ

◆ これは,約35㍍の高さから飛び降り自殺をすると脅していたある若い女性に向かって群衆が口々に叫んだことばである。現場に到着したフロリダ州ダニアの警察署長は,その光景を見てショックを受けた。同署長の話によると,2人の消防士が彼女を降ろしにかかると,「石やビンが飛びはじめた」。「その少女はいまにも飛び降りて死にそうだった。そして,群衆が望んでいたのはまさにそのことだった! いったいどういうことなのだろう。さっぱりわからない」。

料金を取って働くほうを好む僧職者たち

◆ アメリカ,カリフォルニア州の監督教会の牧師デイビット・クランプは,2年前から料金を取って家族問題に関するカウンセリングを行なう仕事をはじめ,それに全時間を投入するようになって以来収入は2倍になった。料金は1時間につき25㌦(約6,500円)であると宣言し,「こうした関係と,教区民に助言しなければならないことを知りながら教区事務所にすわっていたときとでは,なんと大きな違いがあるのだろう」と語った。僧職者の中には,一部の時間をさいて有料のカウンセリングをする者がいる。サンフランシスコ・サンデー・イグザミナー・アンド・クロニクル誌の一記事はこう報じている。「有料カウンセリングという分野は……(給料をもらわないエホバの証人……のような急速に成長している宗派とは対照的に)現在有給の教区牧師を雇っている宗派は体質の急激な変革をきたす恐れがある」。

お金を取り過ぎた司祭

◆ 2年にわたり,結婚式やバプテスマや葬式などに法外な費用を請求されたイタリア,ビララチナの怒った2,000人の教区民は,この件をなんとかしようと決意した。ニューヨーク・タイムズ紙によると,群衆は「その高くつく司祭を車に押し込んで,町の外に連れ去った」。

放逸な生活の報い

◆ キリスト教の原則に従おうとしない人は,喫煙の習慣やガンなどのいわゆる罰を自らの身に招くことが少なくない。最近号のキャンサー・ニューズ誌はこう報じている。「[英国,]ブラッドフォードの女性2万1,000人を対象に7年に渡って行なわれたある研究によると,放逸な生活を送っている女性は,より正常と一般に考えられている生活をする女性に比べ,子宮ガンの発生率は4倍も高い」。ロンドンから寄せられた別の調査報告も,「だれとでも性関係を結ぶ」ことを認めた少女たちの間では,ガンにかかる危険が通常の4倍から10倍に達していることが示されている。

流行の代価

◆ 今流行の底高シューズをはく人びとの間で,苦痛を伴うけがをしたり,不具になったりする人が少なくない。そうした人の大半は若い女性だが,ニューヨークのある病院では足をくじく男性の患者が増えている。高いかかとに慣れてないことが,こうした問題を多数引き起こしている。メディカル・ワールド・ニューズ誌はこの問題について次のように報じている。「ハイヒールは,骨や靭帯に重大な損傷を与えることがあるだけでなく」,あえてそれをはき続けると,「足の指が靴の先端に強く押しつけられて鉤爪のような状態になり」,それがこうじると「指は鉤爪状に湾曲し,爪趾と呼ばれる奇形になる」。「予防策は明らかだが,流行の魅力は強い」と,その記事は結んでいる。

海洋汚染に対する無関心

◆ 「われわれはこの惑星の広大な海洋を滅ぼしつつある。もし,この気違いざたをやめないなら,人類は地球上から自滅するかもしれない」と,アーネスト・F・ホリングス米上院議員は警告している。「最終的な下水溝」としての海洋に言及したウォール・ストリート・ジャーナル紙の一記事は次の点を指摘している。「酸素の主要な供給源である海洋が汚染されると,知っての通り,地上の生物は生存を続けることができない」。海洋汚染にまつわる特異な問題は,これに対処するためには国際的な協力が求められるという点である。しかしだれもが,「海洋資源保護の問題は片すみに押しやり,海洋の資源に与ることだけを望んでいる」と,海洋問題の専門家でもある米上院通商委員会の一委員は語っている。

社会をマヒ状態に陥れる事態

◆ 人類は,自らが作り上げた科学技術を正しく制御していない,と専門家は繰り返し警告している。こうした事態はどんな結果を引き起こす恐れがあるだろうか。イタリアのコンピュータおよび組織工学の専門家ロベルト・バッカは,最近発行された自著「迫り来る暗黒の時代」の中でこう語っている。「現在までのところ,[交通システム,給水システム,廃棄物システムなどのどれか]ひとつのシステムに危機が臨んだとしても大都市の集中化が阻害されることはないようであるが,同一地域内で何かのはずみに幾つかの障害が同時に生じるようなことにでもなると,高度に近代化したこの社会をマヒ状態に陥れ,何百万人もの死を招く悲惨な事態が進展する恐れがある」。

石炭は救済策となるか

◆ 石炭をアメリカの石油不足を補うエネルギーと考えている人々は,現実には当てにならないものを頼りにしていることになる。露天採鉱では,大きなシャベルを動かすためにディーゼル油が必要である。ところが,実際に手に入るディゼール油の量は必要量に満たない,とシャベル操作員は語っている。ウォール・ストリート・ジャーナル紙の報道によると,坑内採鉱場では,坑道の天井を支えるのに使うボルトにもこと欠いており,必要とされる爆薬や石炭運搬用貨車も不足している。皮肉なことに,油田用のさくせい機を動かすための石油も極度に不足しており,掘穿管は新管も使用済み管も入手できない状態である。「現在,8本の油田を掘る準備ができているが,パイプが,どこにも見つからない」と,ある技師は語った。

旧式の燃料

◆ アメリカでは,昔使ったまきストーブが急に売れるようになった。おそらく,この冬に使用されたのであろう。サイエンス・ニューズ誌は,まきで暖を取ることは石油を使用するよりも利点がある,と報じている。1㌧のまきは約3,800㍑の石油に相当する熱を出すが,汚染物は石油よりずっと少ない。

教皇は教会の衰退を嘆く

◆ 最近,教皇パウロ六世は200人のイタリア人司祭を前にして,「信仰を捨てる多くの司祭がわれわれのいばらの冠となっている苦悩」について語った。教皇は,「まるで司祭であることを恥じてでもいるかのように,自分の立場をごまかして世と迎合している司祭が少なくない」と語ったとのことである。しかし,信仰を捨てているのは司祭だけではない。昨年のあいだ教会に一度も行かなかったカトリック教徒の数は1年間で2倍近くに達し,それまでの8%から14%に増えた。出席率が最も大きく下ったのは,それまでの最大の支持層であった50歳以上の人々であった。

バチカンと共産主義者との親密な関係

◆ 最近,イタリア共産党はカトリック教会と手を結び,イタリアの法律で認められている妊娠中絶に反対の態度を取った。このことは,「共産党がバチカンと和解を計り,……現在ローマ・カトリック教会の支援を受けている……キリスト教民主党に大きな打撃を与えたいと望んでいる表われであると一般に考えられている」と,ニューヨーク・タイムズ紙は報じている。

反対を受けた教会の政治運動

◆ クリスチャニティ・ツデー誌の報道によると,フランスの約600人の新教徒はフランス改革教会に対し,「政治問題や社会問題に関与しすぎるこれまでの態度を改め,……聖書や霊的な事がらにより大きな注意を向けるよう」要請した。

簡単に妊娠中絶が行なわれている国

◆ 1948年に日本は,食糧および人口過密問題の抑制を意図して,比較的自由な妊娠中絶法を制定した。日本大学の上野教授は,今や「妊娠中絶は産児制限の代用手段となった」と語っている。昨年は150万人が妊娠中絶を受けたが,そのうちの「約半数は……妊娠を防止する努力をさえ払わなかったことを認めている」。ローマで開かれた国際公衆衛生・法医学会の席上,同教授はこう語った。「道徳生活は全く乱れてしまった。今やフリー・セックスの時代になり,胎児の生命は軽んじられている。[妊娠中絶を容易に許す]その法律は悪法であると言うことができる」。([ ]内は訳者)

増えるガン患者

◆ アメリカでは,ガンで死亡する人の数が増えている。1971年には,ガンによる死者は,死者10万人につき161.4人であった。この数字は,1972年には166.8人に増えた。この増加は,1950年以降の年間平均増加の約3倍にあたる。アメリカだけで,1974年中に130万人のガン患者が新たに発見されるであろう,とガンの専門家は語っている。

増えるたばこの使用量

◆ 絶えず警告が与えられているにもかかわらず,アメリカ人はさらに多くのたばこを吸っている。米国農務省の最近の報告によると,1972年6月から1973年4月までの間にたばこの消費量は2.5%上昇した。

    日本語出版物(1954-2026)
    ログアウト
    ログイン
    • 日本語
    • シェアする
    • 設定
    • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
    • 利用規約
    • プライバシーに関する方針
    • プライバシー設定
    • JW.ORG
    • ログイン
    シェアする