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    ものみの塔 1958 | 7月15日
    • なばこれを果すことを怠るなかれ……汝はそのかけし誓願を果すべし。誓願をかけてこれを果さざるよりは,むしろ誓願をかけざるは汝に善し。』― 伝道 4:4,5。

      神にかけた誓願を果すに際して,私たちを導くために,神はご自分の御言葉である聖書を私たちに与えて下さいました。しかし聖書は,特定の場合に何をすべきかを,個人的に私たちに告げているわけではありません。むしろ聖書は,行動の基本的原則を述べて,これを日常生活に応用することを私たちの責任としています。一つの例を挙げると,私たちは何がカイザルに属し何が神に属するかを個人的に区別しなければなりません。―マタイ 22:21。

      それに加えて,すべてのクリスチャンは,イエスの示された通り,実を結ぶべき責任があります。(ヨハネ 15:2)その実の中には,『愛,喜び,平和,寛容,慈愛,善意,忠実,柔和,自制』などがあります。これは,機会と資産のゆるす限り私たちのクリスチャン兄弟を援助することも含まれています。私たちは,道の反対側を歩いて,打ちのめされ奪われた旅人を助ける責任からのがれようとした祭司やレビ人のようであつてはなりません。むしろ私たちはわざわざやつて来て苦しんでいる人を助けたよきサマリヤ人のようでなければなりません。―ガラテヤ 5:22,23。ルカ 10:29-37,新口。

      イエスが『真理を証しする』目的で地上に来られた以上,クリスチャンが知識と機会のゆるす限り,「御国のよい音信」を伝道するのは,実を結ぶことの中に含まれています。私たちは,イエスのたとえ話にでて来る1ミナまたは1タラントの奴隷,つまり,主人の物に対する責任を負うことを拒絶して,少くともそれを活用してふやすことができたのに,それを土の中にかくした奴隷のようであつてはなりません。むしろ私たちは,パウロが叫んだように感じなければなりません,『もし福音を宣べ伝えないなら,わたしはわざわいである!』パウロは自分の責任を認めまたそれらを負いました。―ヨハネ 18:37。コリント前 9:16,新口。

      もう一つの強調すべきクリスチャンの責任範囲は私たちの罪や欠点から生ずるものです。

      私たちはこれらに関して鋭い良心を持つべきであり,またキリストのあがないを基礎にして絶えずゆるしを乞うべきです。しかしそれにもまして私たちは,これらに対し道徳的責任を負わなければなりません。神や両親や環境のせいにしたり,アダムやエバやサウル王のように他人のせいにしてはなりません。そうすることは,愛のないことや円熟していないことを示すのみでなく,実際にくいあらためていないこと,そのためにゆるされるにふさわしくないことを示すものです。

      私たちは自由であるため,自分の責任を負わなければなりません。そうするためには,愛と知恵が必要であると同じく鋭敏な正義感が必要です。私たちは円熟するとともに,責任も加えるべきです。それに対処することによつて私たちは強くなり,満足と喜びをましくわえついに神の承認を得て,新しい世における永遠の生命を報いとして受けるでしよう。

  • 生命の水は流れ込む
    ものみの塔 1958 | 7月15日
    • 生命の水は流れ込む

      共産主義のハンガリーで,良心のために兵役を拒否して苦難を受けた一人のヱホバの証者は,軍隊の刑務所にいるクリスチャンでさえ如何にして聖書の文書を入手したかを次のように語つています。

      『ブタペスト第九地区にある軍隊の刑務所では規律がきわめて厳重で,何か禁ぜられている物をその中に持ち込むことは全く不可能のように思われましたが,それでも生命の水は地下の流れを通して兄弟たちのところに達しました。

      『ところが,あるとき私は「ものみの塔」の記事を何とかして持ち込むことができました。仕事から帰つてきたとき,私は汚いセメントのバケツを下げていました。入口で厳重な検査を受けてから,私は中に入れと言われましたが,バケツにはわざと注意を払わなかつたところ,番兵はすぐに私のうしろからどなりました「なんでバケツをここにおいて行くのか。」私はバケツを取ると,それを持つて中に入りました。「ものみの塔」の記事はその中にあつたのです。バケツの底に紙をかぶせてセメントをかけておきました。

      『後に私は修繕工として再び外で働きましたが,幸いなことに自由の身の兄弟と再び会うことができました。私は自分で作つた木の道具箱を二重底にしておき,間に「ものみの塔」を入れました。そして何時も鋭い鉄片を沢山,道具箱の中に入れて番兵がよく調べないようにしておいたのです。このようにして,「ものみの塔」をこつそりと持ち込むことは全く容易でした。修繕工だつた私はどの独房にも近づくことができ,刑務所内で霊的食物を回すことができました。このように,ヱホバの過分の御親切によつて兄弟たちは幾らかの霊的食物を得たのです。』

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