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  • 「エホバを喜ぶことはあなたの力です」
    ものみの塔 1962 | 10月1日
    • は,私たちの古い家にあった書だなが何万個もはいるほどの大きなもので,毎日,いく台もの郵便局の車が郵便物を集めて行きます。

      いま私の心は,エホバへの感謝でいっぱいです。私は,エホバが力づけて下さったことを感謝します。また,今日神の忠実な民の制度が全世界で行なっている,喜びを生み出すこの建設的な仕事の一端をにないつづけさせて下さることを感謝しています。この仕事の一部にあずかって,私の「力」である「エホバを喜ぶ」経験ができることを感謝しています。―ネヘミヤ 8:10。

  • 盲人も真理を学ぶ
    ものみの塔 1962 | 10月1日
    • 盲人も真理を学ぶ

      セイロンで家から家に証言していた一人のエホバの証者は,ほとんど盲目の人に「楽園」の本を配布しました。この人は本の始めから終りまで3回も娘に読んでもらい,その内容を完全に覚えたので,ほとんどどの質問も容易に答えられる位になりました。間もなく二人の娘も研究に参加するようになり,ヒンヅー教徒の妻も,宣教者に親切な態度を示しました。羊のようなこれらの人々は,円熟に向かって進歩をつづけています。

  • 共産国の中で忠実を保つ
    ものみの塔 1962 | 10月1日
    • 共産国の中で忠実を保つ

      東ドイツ

      エホバの証者は,極めて苦しい状況の下で,キリスト・イエスを通して設立されたエホバの御国の音信を,人類の唯一の平和への希望として伝道しながら前進をつづけてきました。現在あるものも将来くるところのものも,神と隣人への愛の奉仕から自分たちを引き離せるものはなにもないことを彼らは確信しています。

      東独のある大きな会社のひとりの従業員 ― 若い婦人 ― は,ある晩のこと仕事のあと散歩に出かけて,ベンチに腰をおろしました。そのベンチにはある伝道者とその子どもがすでに腰をかけていました。自然のわざを賛美しながら彼女は親子に話しかけました,「ここはほんとうにきれいですね」。「でも,地球全体が楽園になるときはもっときれいでしょう」という返事がかえつてきました。そのあと,神の新しい世に関するくわしい証言が行なわれました。翌日仕事に出た時その婦人は,職場の責任者であるひとりの婦人に自分の経験を話しました。ところがたまたまその人は,真理にはいっている姉妹の娘さんでした。その姉妹は最近,親類の人たちと家庭聖書研究をするようにとの協会の助言に従って,娘さんと研究をはじめたのでした。若い婦人は,「ゆうべなかなか眼れなかったわ。そんなこととても信じられないんですもの」と言いました。「どうしてかしら」。「もし神が,御言葉の中でそう述べられているなら,それを成し遂げられますよ」。「あなたもそう信じていらっしゃるんですか」と彼女は尋ねました。その娘さんは,新しく見出したばかりの希望をはじめて説明できるので,大へん喜びました。そして,私の家に来てもっと勉強しなさいと,その若い婦人を招待しました。

      エホバの僕たちは,言葉で語るだけではありまん。彼ら個人の行いも,人々の関心を生命の道に向けさせます。ある新しい会社でのこと,物資部の主任がひとりの従業員に近づいて,「君はたしかに変わり者だね。ほかの者よりぜんぜん違うじやないか」と言いました。「それはどういう意味ですか」と兄弟は尋ねました。「何かを借りるときちんと返す。何かがこわれると私に報告して,ほかの連中がみなやるように箱の中に投げ込むようなことをしないね」。そのことが話のよい糸口となって兄弟は,短いしかも効果的な証言をしました。その晩主任は,聞いたことを妻に話しました。ふたりは兄弟を家に招待し,兄弟はその家を訪問しました。その結果新しい聖書研究が始まりました!

      キリスト教国の牧師たちは,人々が真理を学ぶのを妨げようと,現代の律法学者やパリサイ人としての役をあいもかわらず上手に演じています。西ベルリンのある分会の姉妹は,再訪問で,カトリック教会に関する特別号の「目ざめよ!」をすすめていた時,このことについておもしろい経験をしました。娘さんが姉妹に話したところによると,司祭と尼僧が彼女の家を訪問した時に,居間のテーブルの上に2冊の「ものみの塔」が置いてあるのを見つけました。エホバの証者の文書を読むのは,極悪の罪の一つであると司祭は説明し,できるだけ早く告白に来るようにと告げました。翌週彼女が実際に行ったところ,顔を見るなりエホバの証者を非難する長広舌を聞かされ,彼らの本を読んではいけないと言渡されました。彼女は,それは納得できませんと答え,すばらしい楽園の地について話しました。それに対して司祭は,そんなことは単なるユートピア,単なる幻想にすぎないと反発しました。彼女は答えました,「でも私は聖書にそう書いてあるのを読みました」。すると司祭は,それは実際はそういう意味ではないと論じました。ではあなたはどんな希望を提供できるのですかと彼女が聞きかえすと彼は,例の哲学的な説明をしてこう結論しました,「それからわれわれは墓に横たわる。われわれの魂は天に行くが,そのことからわれわれは何の益も受けない。その時は死んでいるからだ」。彼女にはそれを聞いただけでたくさんでした。そして伝道者に,もう教会に行く積りはありませんが,司祭が立ち寄るかも知れないので,特別号の「目ざめよ!」をいただいておいて,それを司祭にあげましょうと言いました。そして直ちに家庭聖書研究が始まりました。

      奉仕年度の終りには,真理を忠実に擁護したために投獄された人たちが,まだ265人いました。過去12ヵ月の間に46人が逮捕されています。彼らの刑期はひとり平均5年以上です。受け取った報告の示すところによると,刑務所の中においてさえ彼らは,良いわざを中止することなく,同囚の者が,服役中に霊的自由を得るように援助をさしのべています。

      どうぞエホバが,エホバの愛を保ちつづけるに必要な力を,絶えず僕たちに与えて下さいますように,エホバへの愛,仲間のクリスチャンたちに対する彼らの愛が,サタンの,この世のそして罪深い肉の,残忍な攻撃を征服して,エホバに対する永遠の賛美となり,祝福された義の住む新しい世への救いとなりますように。―ロマ 8:38,39。

      ポーランド

      ポーランドの神の御国の反対者たちは,彼らの支配に服さぬ者たちをすべてのみつくそうと,盛んに食指を動かしています。この国の共産主義の政府は,ポーランドのエホバの証者を一掃することに大きな関心を払っています。この国の神の民は,絶え間ない攻撃を受けています。察するところ,政府の目標は,わざをぼく滅して,エホバの真の崇拝者たちを沈黙させることにあるようです。ところが,そういう努力が払われているにもかかわらず,エホバ神に全く献身している人々は,良いたよりの伝道を押しすすめており,興味深い経験をたくさんもっています。

      伝道者たちは必要に応じて,割当てられた区域や未割当区域で活発に伝道しています。未割当区域の場合は,できるだけ広く伝道できるようにバスやトラックを借りて行きます。当局者たちが,これらの遠足団体が来たのを知るのは,たいてい彼らがその区域を伝道してしまったあとです。こうした区域の中には,心から伝道者たちを歓迎して,食事に招待するほどのけんそんな人たちがたくさんいます。

      ある伝道者たちは,数箇のテントを1ヵ月間借り,ひとつのグループの伝道者たちとその中で休暇を過ごしながら同時に,野外伝道をしました。円熟した兄弟が監督の役をし,一つの区域の伝道が終わるとつぎの所に移転しました。これはほんとうにありがたい名案で,「めったに行けない」ような区域でさえ,伝道すすることができます。伝道者たちは,善意者たちに会ってたくさんのおもしろい経験をしました。彼は,カトリックのほかに宗派があることさえ知らないような人々です。

      ふたりの年配の兄弟は,8日間働く積りで,はじめて未割当区域に出かけました。食事にも

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