-
支部の手紙王国宣教 1981 | 8月
-
-
支部の手紙
王国伝道者のみなさん:
箴言 25章25節(新)には「遠い地からの良い知らせは,疲れた魂に対する冷たい水のようだ」とあります。日本の各地から寄せられる毎月の奉仕報告は,すばらしいものであり,支部で働くわたしたちをさわやかにする「冷たい水」のようです。報告が集計され,「王国奉仕」を通してそれがみなさんに知らされる時,みなさんも同じように感じられることをわたしたちは確信しています。
5月の野外奉仕報告によると,伝道者合計は,6万1,812人に達しました。それに加えて,大変喜ばしいこととして,5月に正規開拓者は10,069人となり,初めて1万人を超えました。これは本当にすばらしいことです。同様に新最高数であった9,615人の補助開拓者と特別開拓者を加えると開拓者合計は2万533人に及び,全伝道者の3分の1に当たります。奉仕時間,再訪問,家庭聖書研究も新最高数に達しました。しかし,もう一つの特筆すべき努力は雑誌配布であり,5月中に,135万冊を超す,新最高数の雑誌が配布されました。第1日曜日に加えて,第2と第4土曜日に会衆のすべての方々が雑誌活動にあずかる特別の努力が払われました。「忠実で思慮深い奴隷」が準備する,王国を宣べ伝えるための雑誌を野外で活発に積極的に用いる時,エホバの助けにより真理に飢え渇く大勢の誠実な人々を見いだし,エホバのみ名を賛美することができるのです。
これからも雑誌を野外で十分に用いてゆきましょう。土曜日の雑誌活動を支持し,特に第2と第4土曜日には会衆のすべての方が雑誌活動の何らかの分野にあずかり,喜びを味わっていただきたいと思います。「冷たい水」のような良い報告によってさわやかにされ,共に奉仕に励みましょう。そして再びみなさんから「冷たい水」のような優れた奉仕報告をいただくことを楽しみにしています。エホバの豊かな祝福がありますように。
日本支部で共に働く,
みなさんの兄弟
-
-
真理を進歩的に教える王国宣教 1981 | 8月
-
-
真理を進歩的に教える
1 「家から家でも,非公式の機会にも,証言を始めようとする時わたしはいつも,自分の話しかける人を仲間の証人になる見込みのある人だと考えるように努めます」。真理を学ぶよう他の人を援助する点でよく成功を収めてきた,経験を積んだある兄弟の述べたこの言葉は,わたしたちすべてにとって考えさせるものがあります。(ヨハネ 3:16。マタイ 20:28)野外奉仕で働く際のわたしたちの気の持ちようは,宣教においてどれほど成功を収められるかに直接関係があります。それらの人々に再び会って,真理を進歩的に教えてゆくことをわたしたちは本当に思いに留めているでしょうか。
最初から積極的に
2 家から家に訪問するその最初の機会に,または,他の人に非公式に話しかけるその際に積極的に近づくのは,真理を進歩的に教えるための第一歩です。望んでいる最終結果を最初からいつも思いに留めていれば,家から家の記録を正確に取り,見いだした関心を育てるためできるだけ早く再訪問する明確な計画を立てることに機敏であることでしょう。最初から定期的な訪問をし,聖書の質問に答えて進歩的な聖書研究を司会する,信頼性のある伝道者たちは,聖書の知識を急速にとり入れるよう新しく関心を示す人たちを助けているばかりか,新しい証人となる見込みを持つ人たちが他の人々を援助する点で信頼できる定期的な者となるよう訓練もしています。
3 関心を持つ人を最初から組織に導くのは良いことです。会衆の集会について話し,出席するよう彼らを招待してください。わたしたちの行なっている業について説明し,王国宣明者から成る世界的な組織について話してください。わたしたちの用いるいろいろな出版物の価値を示し,巡回大会や年1回のさらに大きな大会に対して,ぜひ熱意を鼓舞してください。関心を持つ新しい人を会衆の他の人に紹介すれば,クリスチャン会衆が,他のどこにも見られない健全な交友を楽しんでいる,真に兄弟の交わりと言えるものであることを悟るよう彼らを助けることになります。
4 1981年の年句は,新しく関心を持つ人たちと証しの業について話し合う優れた機会を提供してくれます。友人や親せき,知人にエホバの栄光ある王権について話し始めるよう彼らを励ますことができます。(詩 145:10,11)彼らは学んでいる基本的な真理を分け与えることができるのです。彼らが集会に定期的に出席し始め,その生活をキリスト教の基本的な要求に調和させたなら,神権学校に入るように,またわたしたちと共に野外奉仕に参加するように招待することができます。―詩 50:14。
みなが援助できる
5 新しい人たちが会衆の集会に出席する時,会衆の他の人々は彼らの真理における進歩を促す影響を与えることができます。エホバの民全般の敬神の行状を見て,ある人々はどれほど深い感銘を受けてきたことでしょう! 王国会館で若い人々にも年長の人々にもみなぎっている温かい,友好的なふんい気は,聖霊の明白な顕現とあいまって,多くの人をして「神はほんとうにあなたがたの中におられる」と認めさせてきました。(コリント第一 14:25)会衆の書籍研究の司会者は新しい人々に注意を向け,近所の書籍研究の群れと交わること,また野外奉仕に参加することを励ますべきです。特に会衆内の長老には,新しく交わる人々を集会で歓迎したり霊的な援助を差し伸べたりして彼らに励ましを与える機会があります。
6 今日真理にいるわたしたちのほとんどは,真理に入って来た時いろいろな兄弟姉妹から受けた愛ある援助を思い起こすことができます。幾年にもわたって受けてきた,進歩的な訓練や励ましに対する感謝は,今日エホバの家にやって来る他の新しい人々を援助したいという気持ちをわたしたちに起こさせます。(ミカ 4:1,2)他の人々に真理を進歩的に教えることに精一杯参加する時,行って弟子としなさい,と言われたイエスのご命令を遂行する点での自分の役割を喜ぶことができるでしょう。―マタイ 28:19。
-
-
会衆の集会 ― その7: 人々を集会へ導く王国宣教 1981 | 8月
-
-
会衆の集会 ― その7: 人々を集会へ導く
1 西暦33年のペンテコステにおいて,イエスの弟子たちに聖霊が注がれるや,クリスチャン会衆が各地で次々に設立されました。今や神がご自分の聖霊をその上に置かれる民となったこの人々は,定期的に集まり合いました。(使徒 2:1; 13:1)同じように,現代のエホバの民も,会衆の集会に定期的に出席する必要性を認識しています。わたしたちは,会衆のすべての成員も,区域に住む関心を持つ人々も,一緒に定期的に集まるように励ましたいと思います。
2 1980奉仕年度中,五つの集会の平均出席者数は次の通りでした。公開講演 ― 149パーセント。「ものみの塔」研究 ― 144パーセント。神権学校 ― 134パーセント。奉仕会 ― 133パーセント。会衆の書籍研究 ― 145パーセント。これは励ましではありませんか。みなさんのところの集会出席者数はこれらの数字と比較していかがですか。毎週わたしたちと共に集まるようさらに多くの羊のような人々を励ますために何を行なえるでしょうか。―ヘブライ 10:24,25。
関心を持つ人々を援助する
3 「わたしたちの王国奉仕」1981年5月号に提案されていたように,わたしたちは聖書の研究生を絶えず組織に導くべきです。毎週,エホバの組織や地元の会衆の運営や機能を順々に説明できます。毎週の五つの集会の目的,その司会される方法,使用される教科書などを説明してください。
4 五つの集会のリストと王国会館の住所が載っている招待ビラを十分に活用してください。旅行する監督たちは,多くの会衆でこうした招待ビラが在庫していなかったり,兄弟たちがそれを活用していなかったりすることに憂慮を表明しています。みなさんの会衆では用意されていますか。もし手持ちがなければ,書記はすぐに注文を出すことでしょう。みなさんは招待ビラを携えて行って,可能であればすべての家に残してこられますか。ビラを受け取ったために真理に接するようになったという経験は,今までに数多く語られてきました。
5 4月の記念式に出席した関心を持つ人々が,これからも王国会館に来るように引き続き援助を与えてまいりましょう。新しい人たちが来ると,わたしたちはうれしく思います。ところで,そうした人たちがわたしたちと共に定期的に集会に出席する必要性を認識するよう援助するために何を行なえるでしょうか。霊的に成長してゆこうと思うなら,これら新しい人たちはエホバの民と定期的に交わる必要があります。あなたが初めて王国会館に出席した時のことを振り返って,特に感銘を受けたのは何であったか思い起こしてみてください。あなたをもう一度来たいという気持ちにさせたものは何でしたか。入って来るあなたにあいさつした人たちの友好的な態度だったのではありませんか。その人たちは自分のほうからあなたを知るようにし,あなたを楽な気持ちにさせました。彼らの会話に耳を傾けるうちに,あなたはその人たちが他の
-