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支部の手紙王国宣教 1976 | 4月
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支部の手紙
王国伝道者のみなさん:
4月はいつも神権的な活動に満ちた忙しい,喜ばしい月です。記念式を中心に取り決められる特別な活動をわたしたちすべては楽しみにします。そして4月末から5月初めにかけてのゴールデン・ウィークには各会衆で特別活動が数多く計画されます。あなたは一か月あるいは2週間の一時開拓を考慮なさいましたか。この時期は多くの人にとって一時開拓を行なうのにうってつけの時です。昨年も3月と4月に約2,700人が,そして5月には2,800人以上が一時開拓を楽しまれました。昨年9月には3,148人が最高数として一時開拓を楽しみました。もし各会衆がこの時よりもさらに一人多い一時開拓者を報告するとすれば,一時開拓者は4,000人を上回ると考えられ,特別および正規開拓者と共に,日本では一万人の開拓者が奉仕することになるかもしれません。それは何とすばらしい証しの業となるでしょう。
家族としてこのことを話し合ったり,会衆の他の方々と話し合ってみてはどうですか。良い計画をたてれば,休日を利用しながら世俗の勤めを持つ方々もこの期間一時開拓を行なえるかもしれません。家族が協力することにより何人かが一時開拓を行なえるかもしれませんが,このことを通して家族に及ぶ霊的な益は言い表わせない程大きなものです。一人の年若い姉妹は協会にこんな手紙を寄せました。「エホバの祝福と家族からの多くの励ましにより,わたしは学校に通っていても開拓奉仕に半日を当てることができるのを見いだしました。それにより特権に対する認識,エホバへの奉仕,そしてこの終わりの日に人々を助けることに対する喜びを大きなものとすることができました。それと共にこの奉仕はこの世的な学校の友だちの影響からわたしを保護するものとなりました」。
そうです。開拓奉仕は多くの祝福をもたらします。最近メキシコや中央アメリカのいくつかの支部に地帯訪問を行なったノア兄弟は,それらの地方で働く,初期のギレアデ卒業生たちのことに特に言及しました。それはこれらの人々が開拓奉仕やベテルでの奉仕に
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わたしたちのうちの若い人々を励ます王国宣教 1976 | 4月
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わたしたちのうちの若い人々を励ます
1 若い人々は会衆内で大きな割合を占めています。これら若い人々は進歩してゆくために年上の人々の励ましや援助を確かに必要としており,そうするに値します。
2 エホバ神ご自身,忠実に奉仕する若い人々を大きな関心と喜びをもって見ておられます。(ルカ 18:16)エホバが年若いダニエルやその仲間たちをどのように支えられたか思い出してください。彼らは,異教で国家主義がさかんな遠い国へ敵の王により移されたのです。しかしこれらの若者は忠節を破ったり,エホバの主権に対する自分たちの信仰に関し口をつぐんでしまったでしょうか。エホバは彼らを見捨てられましたか。聖書はこう述べています。「そして,これらの子供たち,その四人に対しては,真の神がこれに,すべての書き物と知恵における知識と洞察力とを授けられた」。その結果,彼らの持っていた知恵はバビロンの祭司たちの知恵よりもはるかにまさったものであることが,王にさえ明らかになりました。―ダニエル 1:17-20,新。
3 イスラエル人の生活において,家族の取決めは最も重要な事柄の一つでしたから,これら四人のユダヤ人の少年たちがまだ家にいた間,少年たちが霊的な力を発展させるよう見守るため,両親は特別の注意を払っていたことをわたしたちは確信できます。親のみなさん,それに会衆内の成人した成員のみなさん,みなさんのうちの年若い人々が神の真の賛美者となるよう彼らを助けていますか。みなさんは何を行なえますか。
4 彼らの努力を何か当然のものと受け取らないでください。年若い人々は会衆にとって真の資産であることを示しています。多くの人々は,そのりっぱな振舞いにより『救い主なる神の教えを飾って』きました。(テトス 2:6-10)これは学校の教師や他の人々に効果的な証言となりました。大会の時にりっぱなクリスチャンの行儀を示した若い人々はエホバに賛美をもたらしその地域社会でエホバの証人に,より大きな敬意を示させるものとなりました。多くの年若い人々は野外奉仕において,また他の人が真理の側に立場を取るよう助けることにおいてもよくやっています。彼らの行なっている良い働きをほめてください。
5 こう自問してみてください。『わたしが王国会館で若い人に,ただ「こんにちは」と言うことだけでなく,誠実な関心を示すために立ち止まって話をしたのはいつだったでしょうか』。これら若い人たちと話をする時,その年齢では達し得ないほど高くない,到達し得る目標を定めるよう助けることができます。それは集会で注解するよう準備すること,野外奉仕で聖書を用い始めること,または毎週学校で少なくとも一人の人に証言する,といった目標かもしれません。多くの人は特に学校の休みの期間などに一時開拓を行なうことができるかもしれません。
6 若い人々が自分は会衆で存在が認められ高く評価されている成員であるということを悟るために,若い人々の年齢や能力に応じて王国会館で行なうべき事柄を与えてください。彼らは新しい人を歓迎したり,掃除をしたり庭の手入れをするなど王国会館の維持に携わるよう励まされるかもしれません。
7 わたしたちの集会に出席している若い人々の中には,両親がエホバの証人でない人々もいます。あなたはこれら若い人々の親たちを親しく訪問することを考慮しておられますか。これは若い人々に励ましを与え,両親が真理に対しより良い態度を取るよう助けることにもなるでしょう。
8 両親であるみなさんは申すまでもなく子供たちと時間を共に過ごし子供たちの霊的な成長に真の関心を示す,特別の責任を持っています。他の人々を助ける一方で,自分自身の家族をおろそかにしてはなりません。あなたの子供たちは,あなたが彼らと会話を交わし,彼らの述べることに耳を傾け,彼らに関心を示し,単に彼らに命令を下すことでなく,彼らと推論することを必要としています。真理が生活のすべての面にどのように適用するか悟るように,またエホバに奉仕することに真の喜びを持つよう助けてください。これを行なってください。そうすればエホバはあなたが子供たちを命の道に歩ませ続けるのを助けてくださるでしょう。―申命 6:6,7。
9 野外奉仕の計画を作成するに当たって,両親や長老たちが,若い人々に考慮を払うのはよいことです。たぶん放課後や,週末などに時間を計画できるでしょう。あなたができる時には,彼らと個人的に働き,どうしたらもっと効果的に良いたよりを伝えるよう改善できるか学ぶよう助けてください。もしわたしたちが彼らを今励ますなら,彼らはエホバに誉れとなり,将来わたしたちすべての喜びの源となるでしょう。
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記念式の時期の活動に参加する王国宣教 1976 | 4月
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記念式の時期の活動に参加する
1 毎年一度,エホバの民は非常に大切なことを守り行なう機会を持ってきました。これはわたしたちの主,イエス・キリストの死の記念式です。イエスは天に復活させられました。そこでご自分の犠牲の価値をささげたので,イエスは全人類を所有しておられるのです。イエスの犠牲に対する信仰をもって神を呼び求めるすべての人に対し,イエスは神の大祭司として,命を与える益を全人類にお与えになります。わたしたちは必要な時にいつでもイエスの助けを求めることができるのです。―ヘブライ 4:16。
2 確かにわたしたちの父,エホバのそのような備えは感謝すべきものであり,この犠牲とそれが意味するものすべてを記念することはできる限り広く宣伝すべき事柄です。
3 特別公開講演が終わったら直ちに,講演の全文が掲載されている4月15日号を大々的に用いて『イエス・キリストはどんな方なので,わたしたちすべてに必要なの』か知らせる活動に励みましょう。それと共に記念式の招待ビラを十分に活用し記念式を人々に知らせるようにいたしましょう。
4 4月15日号の特別号は,伝道者,開拓者により司会されている聖書研究一つに対し3冊ずつ無料で会衆に送られます。もしあなたが聖書研究を司会しておられるなら,司会している研究一つに対し3冊の無料の雑誌を聖書研究の監督からお受けになるでしょう。これらの雑誌を聖書研究生に渡す時,研究生たちが雑誌を仕事仲間,親せきの人々,近所の人などに与えるよう励ましてください。新しい人々が他の人々のうちにイエス・キリストに対する関心を起こさせる必要を認めるよう助けてください。資格を備えていれば,研究生はあなたと共に野外奉仕に参加するかもしれません。
すべての人が記念式に出席するよう助ける
5 だれを記念式に招くことができますか。関心を示すすべての人々です。聖書研究をしている人々,文書を求めたり関心を示したりされた方々,特別講演に出席した新しい方々,などがいます。野外奉仕のノートを調べて関心を示したすべての方々をこの大切な集まり
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