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良いたよりを伝える ―「偉大な教え手」の本を用いて王国宣教 1972 | 11月
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良いたよりを伝える ―「偉大な教え手」の本を用いて
1 12月の間わたしたちは,「偉大な教え手」の本を,「神が偽ることのできない事柄」または「神の自由の子となって受ける永遠の生命」および小冊子1部とともに,300円の寄付で配布します。これはすばらしい提供物になるにちがいありません。わたしたちは家の人に,大きいほうの本はおとなのかたに,小さいほうの本はお子さんたちに読んでいただく本です,と言えます。多くの場合,人々は喜んで両方の本を求めるでしょう。もし子どものいる家なら,少なくとも「偉大な教え手」の本を求めるよう,積極的にすすめましょう。これは,親が子どもといっしょに読むのに非常によい聖書の教科書です。
2 「偉大な教え手」の本は,子どもたちの間で実際に効果を表わしているでしょうか。それは確かです。次のような手紙が寄せられています。「『偉大な教え手』の本をありがとうございました。私の8歳と5歳の子どもたちは,重要な事がらが理解できるようになりました。8歳の男の子の方は,ひとりの学校友だちと,『偉大な教え手』の本を用いて聖書の勉強をしており,5歳の子どものほうは,正しい考え方や行ないを示して,私たちを驚かせています」。
3 8歳の若い伝道者は,短い期間に,21冊の「偉大な教え手」の本を学校の友だちに配布しました。ある日など,10人の子どもが,彼女にその本を求めました。その若い姉妹の成功の基礎は,簡単なことばでその本のことを学校の友だちに説明したことにあるようです。わたしたちも,「偉大な教え手」の本を提供するさいに,同じように簡単なことばですすめましょう。たとえば,16ページのさし絵に注意を引いてこう言うこともできます。「あなたは小さな子どもたちが,自然界のものに非常に興味を引かれているのをごらんになったことはありませんか。そして,そういう機会を捕えて,幼い子どもの心に,それらのものをすべて創造した方に対する感謝の念を植えつけたい,とお考えになったことはありませんか。それはここに書いてあるように,〔本を読む〕『ですから,きれいな花を見たら,だれに感謝したらよいでしょうか』というような質問をすることによってできるのではないでしょうか」。
4 親と話すときには,その本が,子どもを教えるのに非常に用いやすいことを,ぜひとも示してください。たとえば,多くの親は,子どもに祈ることと,祈ることの益を教えたいと考えているかもしれません。49ページのさし絵は「むかし,イエスの弟子たちは,祈りかたを教えてください,とイエスにたのみました…」という節で始まる,周囲の説明と同じく,非常に効果的に用いることができます。もし時間が許せば,節を読むときに,提案されていることを実行します。つまり,家の人に聖書を持ってくるように勧めます。もし家の人が聖書にくわしくないようであれば,マタイ伝 6章や他の聖句を見るのに,聖書の巻頭にある目次がどのように利用できるかを,親切に教えてあげます。そうすれば,親も,「偉大な教え手」の本を子どもといっしょに読むときに,同じことをするよう子どもに教えることができます。
5 多くの親は,「偉大な教え手」の本を,自分のために1冊,そして子どもたちのために1冊ずつ求めたいと思うかもしれません。ですから奉仕には十分の本を持って行ってください。また,自分だけで何か読みたいと考えているおとなのために,「偽ることのできない事柄」と「永遠の生命」の本を数冊持って行くのはよいでしょう。ついでながら,わたしたちは時々,自分には教育がないので,聖書のむずかしいことなどわからない,と言う人に会います。そういう人たちとは,基礎をすえる意味で,ためらわずに,「偉大な教え手」の本を勉強してください。そうすれば,のちほど,それを基礎にしてより重要な事がらを学ぶことができるようになります。
6 街頭での雑誌活動や,店から店の雑誌活動のさいに,「偉大な教え手」の本を携えているのは良いことです。また,子どものいる親類や友だちにもこの本が手にはいるようにしてあげたいと思います。近くに住んでいない場合は,この本を贈り物として自分で郵送し,別に手紙を書いて,その本を読むように励まします。「偉大な教え手」の本1冊は80円,それに「偽ることのできない事柄」1冊と小冊子1冊を同封するならば140円で,日本中どこにでも郵送することができます。
7 ブルックリンの兄弟たちは,わたしたちのこの運動のために,「偉大な教え手」の本を20万冊準備しました。また,このほど「偽ることのできない事柄」を4万冊,「永遠の生命」を3万冊送ってきました。この備えを用いながら,神権組織のもとで一致して前進するすべての奉仕者の上に,エホバの祝福がありますように。
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神権的ニュース王国宣教 1972 | 11月
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神権的ニュース
◆ 沼津工場は,10月8日号,15日号,そして22日号の雑誌を合計780,110冊生産しました。
◆ 台風のさなかに,秋の一連の巡回大会が甲府市で開始され,1391人が出席し29人がバプテスマを受けました。他の都市における出席者数とバプテスマを受けた人の数は次のとおりです: 相模原市1657人,35人。東京・蒲田1341人,30人。川口市1149人,37人。
◆ 巡回の監督の桑名会衆への訪問に関する報告: 25人の伝道者のうち,22人がバプテスマを受けており,22人が家庭聖書研究を司会しています。過去6か月間の会衆の奉仕の平均: 時間26.2,再訪問19.1,聖書研究2.0,雑誌33.7。8件の研究は姉妹のご主人との研究です。訪問中,15人が一時開拓者として報告し,74人が公開講演に出席しました。
◆ ナイジェリアは7月に,88,351人の伝道者の新最高数を報告しました。ベテルの増築工事は順調に進んでいます。
◆ グアム島の106人の伝道者は,地域大会の出席者が最高数(302人)であったことを喜んでいます。大会出席者は,マーシャル諸島,トラック諸島,サイパン島,パラオ諸島,ヤップ島から来ました。
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質問箱王国宣教 1972 | 11月
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質問箱
● 公開集会の前に祈りをすることは,いつから始めるのでしょうか。
もしあなたの会衆がまだそのことを始めていないなら,今週はそれを始めるのによい時です。わたしたちはエホバを教師とあおぎ,エホバに祝福と導きを求めるのですから,祈りをもって集会を始めまた閉じるのはふさわしいことです。(イザヤ 54:13; ヨハネ 6:45)これは,会衆のいつものメンバーだけが出席している集会であろうと,一般の人々が特別に招待されている集会であろうと,変わりません。もし二つの集会が相次いで開かれるなら,祈りは,全部のプログラムの初めと終わりにささげられます。
有能な兄弟が,これは普通長老か奉仕のしもべのひとりですが,公開集会の司会者として,前もって割り当てられていなければなりません。司会者は,出席者たちに暖かい歓迎のことばを述べたのち,エホバへの賛美の歌に加わるように会衆にすすめ,それから普通自分が開会の祈りをささげます。次いで司会者は,講演の主題を聴衆に知らせ,講演者を紹介します。司会者のことばはごく短いものでなければなりません。講演のあと,司会者は,出席者に応じて適切な発表を行ないます。
公開集会における資料は,一般の人に理解できることばで説明されますが,新しく関心を持った人たちだけを対象にしたものではありません。それは,定期的に出席する会衆の成員にとっても,きわめて教育的であり建設的なものです。バプテスマを受けた証人であろうと,新しく関心を持った人たちであろうと,わたしたちすべてが,このような時に祈りによって心をエホバに向けるのはふさわしいことです。エホバはわたしたちの真に「偉大な教師」であられるからです。―イザヤ 30:20,新。
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