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薬を飲むのは安全ですか目ざめよ! 1976 | 5月22日
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5㌦,透熱療法に3㌦を支払います。「その人は[満足して]家に帰るが,38㌦を費やしていながら身体的には少しもよくなってはいない」。
常識を働かせる必要
前述の事柄はあらゆるタイプの薬を使うにあたって常識を働かせることの必要を示しています。例えば,弱い薬で間に合う時には強い薬を使わないようにするのが分別というものです。強力な薬ほど副作用の危険は大きいからです。それで関節炎治療の“特効薬”について騒ぎたてられてのち,昔からよく使われてきたアスピリンがこれらの“特効薬”にたとえまさらないとしても,たいていの場合,同じぐらい効果のあることが分かりました。ゆえに何かの高価な処方薬の代わりに医師からアスピリンを勧められても失望することはありません。処方薬はアスピリンよりも危険なことが多いからです。
不快な症状を感じてもたいしたことがなければすぐに薬に頼らないのが,薬を使ううえでの常識といえます。その良い例がアスピリンです。すでに述べたようにアスピリンには適切な用途があります。しかし使い過ぎると出血それも特に胃の出血のような,さまざまの症状を引き起こすおそれがあります。月経,痔疾,かいようなど,何らかの出血症状の見られる時,アスピリンはおそらく病状を悪化させるだけです。妊娠中の婦人はアスピリンを避けなければなりません。アスピリンは胎児の発育に害があると考えられています。
注目すべきことに,売薬の鎮痛剤を常習的に使う人は貧血,かいよう,高血圧にかかりやすく,憂うつや不安を経験しやすいことが知られています。胃腸病の専門医によって特にやり玉にあげられているのはアルカ・セルツァーです。時おりそれを使うのはよいとしても常用することはよくありません。
どんな薬にも副作用の可能性があるゆえに,他の療法で間に合う時は薬を使わない,また薬に頼らないのが常識にかなったことです。一例として便秘の場合にこの事が言えます。多くの人にとって時おりの緩下剤は必要悪です。しかしそれを常用することは有害なので,薬によらない実際的な方法 ― 正しい排泄の習慣をつけること,適当な食事,運動を欠かさないこと ― も一考に値します。ある高名な医師によると,これらの実際的な方法は,便秘に悩む人の95パーセントに効き目があり,したがってこの人々は「最小限の薬と最大限の常識」で便秘を治療できるのです。
ゆえに薬を飲む時は十分に用心し,常識を働かせるのが肝要であって,そのことは全く明らかです。薬は有用であり,命を救うことさえあります。しかし忘れてならないのは,害になる場合もあるということです。人間の病気が確実に,そして永久的にいやされることは,神の義の新秩序においてイエス・キリストがその力を用い,人間のあらゆる病をいやされる時に初めて現実となります。―ペテロ第二 3:13。マタイ 15:30,31。啓示 21:3,4。
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マリファナとガン目ざめよ! 1976 | 5月22日
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マリファナとガン
◆ 米国インディアナ大学の化学科の行なった研究によると,マリファナのたばこには数種の発ガン物質が普通のたばこより多量に含まれている。マリファナの効きめが強ければ強いほど,発ガン率が高くなることを,その研究は示唆していた。これはまだ決定的なものではなく,引き続き究明される必要があるが,関連している科学者の話によると,マリファナを吸う人がその生命を危険にさらしていることはほぼ間違いない。
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