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  • 銀行はどれほど安全ですか
    目ざめよ! 1975 | 9月8日
    • 的な大口預金の引出しを招いて,それらの銀行をも倒産させるというものである。

      「最初の倒産の引き金となるのは,投機による外国通貨の損失から大口融資先つまり石油輸入代金の支払いに四苦八苦している政府あるいはインフレで事業不振に陥った企業の債務不履行に至るまで,あらゆる種類のものである」。

      デュッセルドルフのドイツ銀行専務フランツ・ウールリッヒは,「このような時が遠い将来ではあり得ないという感にとらわれることが時々ある」と語っています。14年間イタリア銀行の総裁を勤めたガイド・カルリは次のように語りました。「世界がこの状態をいつまでも続けていくことはできない。我々が不況の結果を甘受しなければならない時がくる。それはイタリアのような弱い国が最初であり,ついで強い国々に波及するであろう。そして第二次世界大戦後に築かれた通貨および貿易制度は崩壊してしまうであろう」。金融問題の一専門家はニューヨークの一記者に,「古い体制の命脈はつきた」と語りました。

      それでウォールストリート・ジャーナル誌のレイ・ウィッカー記者は,「ゆえに人々がどんなにそれを求めようと,真に安全な場所はどこにもない」と結論しています。

      これは銀行に預金のある人はそれを引き出すほうがよいという事ですか。だれにしても人が自分個人の財政をどう運営するかは,自分で決めなければならない問題です。しかし他のどこに金を預けるにしても,今日どれほど安全でしょうか。総くずれになる場合,お金そのものが無価値になってしまうことが多いのを忘れないでください。

      近い将来に再び経済の崩壊するようなことがありますか。あります。しかもそれは決定的なものとなるでしょう。来るべきその崩壊の際には,どの国のお金も安全ではありません。銀行,金庫,貯金箱のいずれに入れてあろうと,投資してあろうと,たんすに秘蔵してあろうと,それは同じことです。

      どうしてそれは確かなのですか。なぜなら神のことばである聖書の預言は,お金を発行している政府自体が機能を失い,完全に滅びることを告げているからです。(ダニエル 2:44)事実,聖書によれば,利己主義の世が裁かれるとき,どんな貴金属も身の守りとはなりません。「彼等その銀を街にすてん其金はかれらに塵芥のごとくなるべしエホバの怒の日にはその金銀もかれらを救ふことあたはざるなり」― エゼキエル 7:19。ゼパニヤ 1:18。

      それは神の作る全く新しい秩序への道を開くものとなります。その新しい秩序においては,今日見られるように極端な貧困が極端な富と対照をなしているようなことはありません。深刻な不況と激しいインフレは過去のものとなるでしょう。全地の経済は,イエス・キリストが追随者に祈り求めることを教えた天の政府によって公正に管理されます。―マタイ 6:9,10。

  • 次のインフレへの懸念
    目ざめよ! 1975 | 9月8日
    • 次のインフレへの懸念

      多くの国で,物価の急騰はいくらか収まりました。とはいえ,インフレがより一層強力に抑制されない限り,次のインフレの波はすぐに押し寄せ,一層ひどい影響を与える恐れがあることをすでに示唆している経済学者もいます。米国ロサンゼルスのペパーディン大学の研究員デービッド・タークは次のように述べています。「世界経済が現在直面している最大の危険は,収まりつつあるインフレが……“許容できる”程度にまで落ち着くのを待ち切れず,我々が強力な拡大政策に転ずるという誘惑に屈してしまうことである……産業界が次のインフレを引き起こす前に現在のインフレを根絶しないなら,確かに崩壊の危険がある」。しかし,停滞している経済界に資金をつぎ込むため,現在でさえ多額の赤字予算を立てている政府があります。米国政府は,7月1日から始まった今会計年度のため,約700億㌦(約21兆円)の膨大な赤字予算を組んでいます。

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