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『われこゝにあり 我をつかはしたまへ』ものみの塔 1967 | 7月15日
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について間もなく活発な会話ができるでしょう。
こんな方法で一兄弟は墓地の入口をちょうど通り過ぎるとき,ウクライナ人が友人に語る次のような言葉を耳にしました。「これはすべての人が通らなければならない門です」。兄弟はこの時とばかり答えました。「今生きている人の中でこの門を通らなくてもよい人がいるのをお聞きになったことがありますか」。その結果興味ある会話が始まり,この見知らぬ人々は音信を聞くことができました。
少し前,共産主義の一青年指導者は若い人を宗教から無神論に転向させる仕事を命ぜられました。彼は若い姉妹を無神論者にならせようと説得に努めました。彼女の考えにもっと巧みに反論するため,彼は自分で真理をしらべ始めました。彼は学んでいるうちに,物の考え方が変わりはじめました。彼はこの姉妹に対しても少し関心が起こって来たのです。この時,姉妹は福音を伝道したかどで逮捕され,3年の刑で投獄されました。青年の指導者はこの事に感銘しました。彼は姉妹との結婚の意志を表明し,彼女が釈放されるまで待つ約束をしたのです。こうして彼は真理にはいりました。
アラブ連合共和国
真理を学んでいるということで,奥さんをひどく叩き,彼女を家から追い出した不信者で反対者の主人は,こんなことをしたにもかかわらず,奥さんと和解を決意しました。彼女がそれを拒否すると,彼は奥さんや彼の知っている全部のエホバの証人に復襲しようとしたのです。彼は警察へ行き,自分の妻がシオン主義者であり,たくさんの男の人と出かける不道徳の女性であってみだらな行ないをしていると訴えました。また彼は自分の知っている多くの兄弟姉妹の住所氏名を知らせ,彼らが非合法のユダヤ人の集会を開いていると言いました。彼が不平を述べた警官はこのことを聞いて当惑しました。というのはこの警官の妻もエホバの証人と学んでおり,彼の妻が親類の者に偶然の伝道をしたことから,エホバの証人に対する同じような訴えを彼はすでに聞いていたのです。それで彼はエホバの証人の活動を細かに監視させるため連続9週間,問題の全部の住所に秘密警官を派遣しました。彼は自分の妻の行動を監視するようにも任命しました。このようにして彼は妻が会衆の集会に出席していることや彼には告げずに伝道していることがわかりました。このような詳しい調査の結果,エホバの証人が平和で道徳的な人々であって神の言葉の研究と伝道だけに関心があることを彼は納得しました。調査が終わってから彼は,エホバの証人は良い人たちだから研究を続けるようにと妻を励ましました。また彼は反対していた主人に,あなたが言うようなことをエホバの証人は何もしていないので彼らを処罰することはできないと述べました。それで反対している主人は,この警官がエホバの証人や彼の妻に何もしなかったということがわかると,警察署長のもとへ行きました。署長は最初の警官に調査の再開を命じました。従順なこの警官は反対している主人を警察の車にのせてすべての住所を一緒にまわりました。それから警官は反対する主人のいつわりについて署長に納得させました。署長はエホバの証人の清い崇拝を公に続けさせたのです。
一人の巡回のしもべは次のような報告を寄せました。「私が大きな一会衆を訪問したとき,正教会,カトリックまたプロテスタント教会が私たちのわざに反対するための組織を作ったということを兄弟たちから聞かされました。指導者を知っているかどうかを兄弟たちにたずねると,彼らは知っていたので,この場合最善の防御は攻撃にありという原則を適用し会衆の別々の兄弟をともなって,指導者を一人ずつ訪問することにきめました。この活動から二,三のきわだった結果が得られたのです。
「最初私たちが訪問したのは薬剤師でしたが,私たちの訪問に彼は非常に驚きました。彼は私たちの見解について聞くと自分は両方の側の主張を知らないこと,また『神に清い奉仕』を捧げる考えでエホバの証人に反対するこの組織に加わったことを率直に認めました。彼はエホバの証人に対する牧師たちの無礼で激しい攻撃にあまり好感を持っていませんでした。二度目の訪問で「神を真とすべし」の本を使って聖書研究が始まりました。彼は今よく進歩しています。
「この組織の指導者の二番目の人は,はからずもかじ屋でした。御国の音信を聞いてのち,私たちが教会の成員であると思っていた彼はたくましい腕を見せながら次のように言いました。『エホバの証人の一人に会ってたたきのめしてやろうと待ちかまえていました!』 それで兄弟(巡回のしもべ)は一人ではなくて二人のエホバの証人が今,あなたの目の前にいますと述べました。この言葉を聞いた彼は恥じいり,聖書についてもっと聞かせてほしいので家にはいるようにすすめました。聞いたことに大いに感激した彼は,少したってから次のように述べました。『あなた方がとてもきらわれ迫害されているのをご存じですか』『はい』と私たちは答えました。彼はまた『恐ろしくないのですか』とたずねました。私たちのわざは神のものであり,私たちは天使に保護されていると答えました。たった一人の御使いが,一夜の中に18万5000人のアッシリア人を打ち滅ぼしたことを考えるならば,神がどれほど私たちを守られるかがわかります! この話し合いの終わりに彼は次のように言葉を加えました。『あなた方は迫害されるような人たちではない,むしろあなた方のことを悪く言う人の方が迫害されるべきだ』。ここで私たちはやさしく彼の言葉をさえぎり,報復はエホバにあることを話しました。このようにしてもう一人の強烈な反対者と二番目の研究が始まりました。
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読者からの質問ものみの塔 1967 | 7月15日
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読者からの質問
● 列王紀下 2章11節には,「彼らが進みながら語っていた時,火の車と火の馬があらわれて,ふたりを隔てた。そしてエリヤはつむじ風に乗って天にのぼった」と述べられています。またヨハネによる福音書 3章13節には「天から下ってきた者,すなわち人の子のほかには,だれも天に上った者はない」とあります。これらの聖句は矛盾しませんか。
「エリヤはつむじ風に乗って天にのぼった」とありますが,これは神や神のひとり子また天使が住む目に見えない霊界に行くという意味で天に上ったのではありません。950年後に,人間として天から地上に来られた神の御子は,ユダヤ人の指導者ニコデモに次のように述べました。「天から下ってきた者,すなわち人の子のほかには,だれも天に上った者はない」。(ヨハネ 3:13)さらに,エリヤはエリシャと別れた直後に死んだのではないという証拠があります。エリヤが天に“のぼって”から7年以上ものちに,預言者エリヤはアハブ王の義理のむすこでありエルサレムにいたヨラム王にあてて,一通の手紙を送りました。聖書は次のように述べています。
「その時預言者エリヤから次のような一通の手紙がヨラムのもとに来た,『あなたの先祖ダビデの神,〔エホバ〕はこうおおせられる,「あなたは父ヨシャパテの道に歩まず,またユダの王アサの道に歩まないで,イスラエルの王たちの道に歩み,ユダとエルサレムの民に,かのアハブの家がイスラエルに姦淫を行わせたように,姦淫を行わせ,またあなたの父の家の者で,あなたにまさっているあなたの兄弟たちを殺したゆえ,〔エホバ〕は大いなる災をもってあなたの民と子供と妻たちと,すべての所有を撃たれる。あなたはまた内臓の病気にかかって大病になり,それが日に日に重くなって,ついに内臓が出るようになる」』」。(歴代志下 21:12-15,〔文語〕)このようにエリヤはイスラエルの預言者だけでなく,天に“のぼった”のちにユダの国の預言者ともなったのです。―『すべてのことを確かめよ』の165,168頁もごらんください。
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『われもろもろのつどひのなかにてエホバをほめまつらん』ものみの塔 1967 | 7月15日
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『われもろもろのつどひのなかにてエホバをほめまつらん』
昔の王ダビデも,真の崇拝者のつどいのなかでエホバを賛美することに喜びを感じました。(詩 26:12)今年,エホバの証人の「人々を弟子とする」地域大会において,創造者に感謝を表わす機会があります。大会出席の計画をたて始められましたか。
今年の大会は,神の御言葉を愛するすべての人が,信仰を建て起こす大会のプログムから益を得られるように,五つの場所で別の日に行なわれます。老若を問わずすべての人に益となるすすめや援助が,話や実演また聖書劇をとおして与えられるでしょう。昨年の大会ののち,「家族全員で出席してとてもよかったです」という感想をよく耳にしました。家族全部で出席することを計画なさっていますか。時宜を得た公開講演「人類の大群衆をハルマゲドンから救い出す」はすべての大会のプログラムの最高潮となるでしょう。日本の大会の開催される場所は次のとおりです。
金沢大会: 金沢市観光会館,7月27日-30日。宿舎申し込み先: 金沢市小立野4丁目5-8
松山大会: 松山市民会館,8月3日-6日。宿舎申し込み先: 松山市持田町3丁目5-15
宇都宮大会: 宇都宮市栃木会館,8月3日-6日。宿舎申し込み先: 宇都宮市花園町13-17
熊本大会: 熊本県立図書館ホール,8月10日-13日。宿舎申し込み先: 熊本市呉服町2-5
札幌大会: 東海大学第四高等学校,8月10日-13日。宿舎申し込み先: 札幌市南14条西13丁目
大会の5週間前から,開催都市の「ものみの塔宿舎」に宿舎申込書を送ってください。
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