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  • 日本を尋ねて
    目ざめよ! 1973 | 5月8日
    • 買物は,日本語を知らない人びとにとってかなりむずかしい問題となります。自分の欲しい品物を見ることができない場合は特にそうです。日本語には同じことを言うのに幾通りもの方法があります。ですから,店の人に何かを尋ねると,たいてい相手はあなたの求めを自分が正しく理解したかどうかを確かめるために別の言い方で尋ね返すものです。多くの外国人はここでろうばいしますが,店の人はただ助けたいと考えているだけなのです。ですから,一番良いのは,自分が何を望んでいるかをゆっくりと繰り返し述べることです。そうすれば,万事よく取り計らってもらえるものです。みやげ物店での買い物は,すべてが陳列されているので比較的容易です。

      楽しい晩のひととき

      最後の晩には,日本古来の演劇である,歌舞伎を見に行くことにしましょう。プログラム全体は実際には8時間にも及びます。歌舞伎の役者の話し方は普通の話し方と全く異なっています。そのうえ,話し方は慣用句集の中に出てくる日本語とは違います。理解できないからといってがっかりしないでください。普通の日本人にも理解できないのです。手もとのプログラムには物語り全体が英語で書かれているので,劇についていけるでしょう。

      黒い衣装を着た舞台係の動作はなかなかおもしろいもので,けっこう気晴しになります。彼らは顔にも黒いおおいをつけています。それら舞台係は劇の間じゅう足早にステージに出たり,引っ込んだりしては舞台装置を変えたり,必要に応じて小道具を役者に手渡したりします。聴衆には彼らが見えないことになっているので,したがって聴衆は彼らを見ないことにしているとのことです。あなたも彼らを見ないものと期待されています。

      ほかにも,もう一つの気晴しになる事柄がありますが,それは,聴衆が発する叫び声です。実際には,それは役者に対する激励のことばなのです。でも,外国人がいっしょになって声を出すのはやめたほうが良いでしょう。外国人がそういうことをすると,誤解されて,うるさいから退場するようにと言われるおそれがあるからです。プログラムはわずか4時間ほどしか見ないとしても,日本の昔を見て過ごしたその晩のひとときは,忘れないことでしょう。

      日本よ,さようなら!

      りっぱな訪問者として日本を尋ねたあなたはどんな感慨をいだいていますか。日本人はみな親切で,よくもてなす人であることは否めないでしょう。日本は物事の実に不思議な対照の見られる国です。新しいものと古いものとが共存しており,その両者ともが深いおもむきを添えています。このような国を訪問すると,ものの考え方が広くなります。自分のやり方だけが,物事を行なう唯一の方法ではないことに気づきますし,またあなたはそういうことを楽しく学んだことでしょう。

  • お正月に来た人
    目ざめよ! 1973 | 5月8日
    • お正月に来た人

      ● 1973年1月6日付の「毎日新聞」の「読者の広場」欄に次の投書が載せられていました。「正月二日の朝は,ミゾレまじりの冷たい日でした。周りの家にゆききする人もなく,静かな休日でした。玄関に見なれぬ人が立ち,子供が呼びに来ました。聖書を手にした,うら若い娘さんでしたが『最近の公害,人心の荒廃をどう思いますか』『将来の見通しなどについて具体的なお話がありますから』と午後の集会に出ないかと言われました。……

      「道こそ違え,真剣に訴えられる言葉に打たれました。正月休みもなく,早朝から人助けに奔走される姿は,天よりの福音を受けたようにすがすがしく思いました。

      「多難を予測される今年こそは,私も世のため,人のために働かしてもらわねばと決意を新たにしました」。

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