間，休暇開拓を行なうことができませんか。

⁵ わたしたちは真理を見いだしたことをどれほど感謝しているかしれません。あなたは，「われらメシヤに遇へり」と叫んで，自分の兄弟ペテロをイエスのもとに案内したアンデレのように感じていますか。（ヨハネ 1:41）エホバに向かって，「なんぢの大なる能力を執りて王と成り給ひしことを感謝す」と語った「二十四人の長老」のように感じていますか。（黙示 11:16，17）それでは，聞く耳を持つ人に真理を語ってください。

あなたの家庭聖書研究は産出的ですか

¹ みなさんすべては，家庭聖書研究の面ですばらしい努力を払っています。開拓者のみなさんすべてはもとより，会衆の伝道者は3人につき2人以上の割合で研究を司会しています。5月だけで研究は1,000件以上ふえて26,240件になり，6月には家庭聖書研究は再び27,272件という新最高数を記録しました。そうです，教えるわざは盛んに行なわれており，また拡大を見ています。

² とはいっても，野外から送られてくる報告によれば，新しい伝道者を生み出すのは10件の研究のうち，せいぜい1件にすぎないことがわかります。どうすれば他の9件の研究を産出的なものにすることができるでしょうか。今月そして来月も，最近の巡回大会で述べられたある提案を用いてみましょう。

³ ひとりの新しい正規開拓者の姉妹はその奉仕にわずか1年携わっただけで4人の新しい人を献身とバプテスマに導きました。それはどのようにして成し遂げられましたか。まず第一に，そして最も大切なこととして，エホバの霊と祝福によって成し遂げられました。しかし，その姉妹の研究を司会する方法の要点の幾つかは次のとおりです。

（イ）章のおもな点（3つないし5つ）を強調する。そのさい，研究生の個性，趣味，職業にあったたとえや対比を用いて関心を保たせつつ理解させる。（ロ）章の要点に関連した「目ざめよ！」「ものみの塔」その他書籍の記事を話し，他の出版物の大切さを認識させ，それら他の出版物からも知識を取り入れるよう助ける。（ハ）大切な原則や真理に関連した点が出ている場合，研究生によってはもう一度思い起こさせるようにする。（ニ）研究生によっては，原則を応用させ，当人にあてはめて考えさせる。（ホ）研究生の反応を知るため。目をよく見る。

⁴ しかし次に，新しい人を集会に導くという問題があります。この全時間奉仕者は次のような方法が有効なことを知りました。

（イ）研究生の住んでいる場所の点で，また知識の面でその人に適した集会をまず第一にすすめる。（ロ）研究のたびに，集会に関連した点が出てきたなら，集会のことを強調する。（ハ）電話があれば，その日には早く電話をして，当日集会があることを思い起こさせる。また，研究生に適した主題の講演がある時には，講演のことを説明する。（ニ）また，誘いに行く約束をする。（ホ）子供のいる人には，集会で他の人々の良い手本を観察できるので，子供の益になることを強調する。（ヘ）その週の集会であった話や実演の話をして関心を高めさせる。

⁵ 最後に，エホバの賛美者になるよう，新しい人びとを援助する特権があります。この開拓者はその目標に向かってどのように努力しましたか。

（イ）「真理」の本もだいぶ進み，認識が深まってきたなら，自分自身の得た楽しい経験や，励みになる経験などを，研究の前後に話す。（ロ）また，「ともしび」の本から，セールスとは全く異なり，ノルマやきびしい定めがあるのではないことを認識させる。（ハ）どれだけエホバを愛しているかが問題なので，私たちに対するエホバの愛を研究生の心にしっかり植えつけるよう気を配る。

⁶ 家庭聖書研究を司会すれば大きな喜びを味わえます。しかし，研究が産出的なものになるのを見るのはさらに大きな喜びです。この目標を念頭に置いて絶えず努力しましょう。そうすれば，それら新しい人たちはエホバの側に立場を定めて，ほんとうにわたしたちの『喜び』また『冠』となるでしょう。―ピリピ 4:1。

あなたの奉仕会

8月6日に始まる週

主題: 人びとに真理を知らせなさい。―ヨハネ 8:32。95番の歌。

13分: 開会のことば，聖句と注解。支部の手紙と神権的ニュースの討議。

15分: 「真理に対する感謝を示す」。質問と答えによる討議。2節を討議するさい，本の提供の仕方を実演で示す。伝道者は，テモテ後 3:1，2，あるいは黙示 21:3，4などの聖句を1つ用いて話をし「真理」の本を提供できる。

15分: 「良いたよりを伝える」。話および聴衆との討議。再訪問のわざで効果があった聖書の話に関して聴衆の提案を求める。テモテ後 3:1-5，14-17，あるいは黙示 21:1-5などの聖句を用いて，再訪問でどのように聖書について話し合えるかを実演で示す。

17分: 閉会のことば。次週の奉仕会での討議に備えて，「も」1972年7月15日号の読者からの質問の最初の部分を予習するよう勧める。「神の支配権」地域大会の初日に学んだ事がらにかんする熱意のこもった復習を含める。97番の歌

8月13日に始まる週

主題: 信仰に動かされて従順な行動をしなさい。78番の歌。

5分: 開会のことば，聖句と注解。

12分: 「寛大さは寛大さを生む」。「ものみの塔」1972年8月15日号の記事に基づく話。会衆はどのようにして財政上の責務を履行しているかに関する適当な注解を含める。

25分: 会衆のしもべは，「も」1972年7月15日号の「読者からの質問」の最初の部分を質問と答えの討議で扱う。

18分: 閉会のことば。会衆のしもべから割当てられた兄弟が扱う。7月の報告に関して会衆と開拓者をほめる注解を含める。「神の支配権」地域大会の2日目の主要な事がらを復習する。92番の歌。

8月20日に始まる週

主題: 神を喜ばせる信仰を築く。―ヘブル 11:6。109番の歌。

10分: 開会のことば，聖句と注解，質問箱。

15分: 「あなたはお子さんに仕事を教えていますか」。「目ざめよ！」1972年7月22日号に基づく話とインタビュー。実際的な点を取り上げるさい，家庭における訓練の予定の中でそうした点を定期的に実際に適用して良い成果を上げている親や子供たちとのインタビューを行なう。

15分: 「あなたは『畑』をどうみなしていますか」。質問と答えによる討議。記事の中で参照，もしくは引用されている聖句を聴衆に読んでもらい，注解を求める。

20: 閉会のことば。「神の支配権」地域大会3日目の事がらを感謝の念をもって復習する。88番の歌。

8月27日に始まる週

主題: 神のみ名に対する敬意を鼓舞しなさい。―詩 148:13。82番の歌。

5分: 開会のことば，聖句と注解。

20分: 「9月には『進化』の本」。記事の要点を討議し，9月に用いる聖書の話と，本の提供の仕方を実演で示す。「王国奉仕」1969年5月号の折り込みにしるされている提案，特にさし絵の用い方に関する提案を取り上げる。4ページのさし絵を用い，考え深い人びとは人間がどこから来たかについて思いめぐらすものである，と話せる。この本を読めば，科学と聖書の面からその答えが得られる。118ページには，神の知恵を証する，人間の誕生の奇跡を説明した図がある。その図や123ページのさし絵をも示せる。そのさし絵は，鳥が本能に従って行なっていることを人間が仕遂げるには複雑な航海用具が必要であることを示している。新学期を迎える子供たちはこうした論議を用いて，以前「進化」の本を求めなかった先生や生徒にそれを勧めることができる。進化論を信じていない人，あるいはこの問題にはあまり関心のない人には，182，183また185ページのさし絵を示し，そこに載せられている聖句（イザヤ 11:6-9; 65:21-23。詩 37:10，11，29）のどれかを用いて，神の約束しておられる事がらを指摘できる。除去されねばならない悪い状態よりも，むしろ正しい事がらに関する積極的な約束を強調する。

15分: 「あなたの家庭聖書研究は産出的ですか」。明確な討議と短い実演で扱う。

20分: 閉会のことば。「神の支配権」地域大会の最高潮となった最後の日の主要な事がらを要約する。64番の歌。