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あなたの奉仕会王国宣教 1974 | 8月
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大会の時『どのように聴くかに注意を払いましょう』
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良いたよりを伝える ― すぐに反応がない場合王国宣教 1974 | 8月
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良いたよりを伝える ― すぐに反応がない場合
1 家の人が関心を持っていないということがはっきり見分けられる時,感じよく訪問を終わらせるために何を行なえますか。(箴言 15:23; 25:11)関心を呼び起こすために努力が続けられるべきですか。あるいは強いてドアがしめられるまで文書を配布しようと努力が続けられるべきですか。それともその時の家の人の望みを尊重して訪問を終わらせるべきですか。―伝道 3:7。
2 王国の音信をはっきりした理解できる方法で提供し,それから家の人が自分でどんな反応をするかを決めさせるのと「世のセールスマンが用いるような圧力をかける方法で他の人に音信を強いることとの間には違いがあることを分別のある伝道者は知っています。エホバはご自分を崇拝するようだれをも強いることはなさらず,むしろだれに仕えるかを各人に決めさせておられます。(ヨシュア 24:15)どんなことが提供されたか家の人にわかるようわたしたちが事柄をはっきりと示したのに家の人が関心を示さないならば,わたしたちがはっきりした,理解できるような提供をするのに最善を尽くしたという満足感がないでしょうか。
3 もし人が提供された文書や家庭聖書研究をことわるような時に,その人を今「敵」であるかのように見なす必要は何もありません。わたしたちが知っているように人は変化するのです。わたしたちは依然として友好的に次のように言うことができるでしょう。「わたくしは少しの間あなたとお話しできてとてもうれしく思っています。次にわたしたちがこちらの方に来るときまたわたくしが寄せていただくことができるかもしれません」。
4 このようにして物事を行なう時何がなされるでしょうか。一つのこととして,家の人はあなたが彼の見方を考慮したこと,このような大切な事柄に個人的な決定を下す家の人の権利を尊重したという事実に感銘を受けるでしょう。家の人がいらいらして,訪問を強制して終わらせる必要を感ずるような点に至るまで物事を押してゆく代りに,ひきさがることによって示されたあなたが道理をわきまえている事実により,おそらく家の人は将来,後からなされる訪問の際にもっと聴くようになるでしょう。
5 家の人が忙しいと言って,短い話し合いすら始める事ができないような時には,わたしたちは親切にそのような反対を認めてあげることができるでしょう。次のように言うことができます。「わたしたちがしたいと思っている多くの事柄すべてを行なってゆくのに十分な時間を得るということはますます大きな問題になっていますね。そうではありませんか」。そして招待ビラを渡し「少しの時間がある時この招待ビラの裏にある考えを考慮し(それが何であるか簡潔に話し)多分次に訪問する時,このことにつきお話しできるでしょう」と提案してみましょう。
6 その人は本当に忙しいのかもしれませんが多くの場合,以前証人の一人かこの世のセールスマンが訪問した時に生じたかもしれない長い話し合いに巻き込まれないようにと人々はそう言うのです。あるいは家の人は最善の防御はあなたに話し始めることさえさせないことだと感じているのかもしれません。あなたの理解ある反応と思いやりの結果,家の人はそのまま喜んで話し合いに応ずる態度を示すかもしれません。もしそうならば,訪問をいつ終わらせるかを決めることにおいて分別を用いてください。
7 わたしたちがそのような提案に従うことは反対に対処する努力をしないとか,人々が王国の音信を受け入れるよう説得する努力を簡単にあきらめてしまうというようなことを意味するものではありません。(コリント第二 5:20)時と情況は人の関心や反応を決定しますから,一度の訪問での提供に対する反応に基づいて人を裁くことのないように注意したいと思います。しかし,人の思いが閉ざされていると洞察したなら,戸が閉じられるまで話し続ける必要がないことをわたしたちは知っています。そしてもしできればこのようなことを避けたいと思います。むしろ,真の関心が示されない所ではどのように訪問を終わらせるか分別を用いることにより多くの良いことを成しとげることができます。
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神権的ニュース王国宣教 1974 | 8月
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神権的ニュース
◆ 王国会館の献堂式は国中で引き続き行なわれており,その出席は次の通りです。芦別82,大野(福井県)132,島田176,松坂136,門真192,室戸37,広島・西170。
◆ 5月の終わりまでのバプテスマ合計は3,709人に及んでおり,昨年の合計3,672人をすでに上回っております。もう12の巡回大会と6つの地域大会でこの合計が大きく増加することに疑いはありません。それほど大勢の方を兄弟,姉妹として迎え入れることは喜びです。637の会衆と144の孤立した群れはこの増加にあずかっています。
◆ 登別での7か月の働きの後に,開拓者たちは会衆を設立しました。8か月目に5人の新しい伝道者たちはバプテスマを受けました。そして翌々月には,これらの方々すべては一時開拓者として任命され,さらに二人の新しい伝道者と働いています。奉仕で時間の平均は88時間,研究の平均は3.2です。これら奉仕者の小さな子供たちは一緒についてゆきます。これらの方々は正規開拓者の資格ができるまで一時開拓を続けます。そして王国会館は今建築中です。
◆ ハイチの2,901人の伝道者は1万5,008人の人々が記念式に集まって喜びました。
◆ イスラエルは4月に30%の増加に当たる226人の伝道者を報告しました。伝道者ばかりでなく,一時開拓者,書籍,予約,時間そして再訪問も最高数でした。
◆ レバノンは1,701人の人々が奉仕に参加し,7か月連続の伝道者最高数を得ました。時間は初めて4万時間を超えました。
◆ シエラ・レオネは1,117人の伝道者最高数を得ました。時間,聖書研究,一時開拓者もまた新最高数です。4月にこの国の26%の伝道者は開拓奉仕を行ないました。
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質問箱王国宣教 1974 | 8月
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質問箱
● 学校の監督は各研究生の話の後に話し方の特質につき引き続き助言を与えますか。
はい。1974年の神権宣教学校の指示に示されているように「助言用紙の下部にしるされている進歩的な助言の計画に従って,各研究生の話に対して具体的な助言が与えられます」。
研究生は割当用紙を用いてどんな点に努力するかが知らされます。そして研究生がどのように行なったかということで学校の監督が助言または称賛のことばを与えるのは適切です。多分研究生は「学校案内書」に示されている提案を適用する点でとても良く行なったでしょう。このことに対して助言者が簡潔にほめるのは適切です。そして助言者は研究生がどのように提案を適用したか,この話し方の特質を発展させることは研究生にとってなぜ適切なことかまた野外奉仕においてこれがどのように有用となるかなどにつき注解を述べることができるかもしれません。そしてこの注解は学校に出席しているすべての人に対して教訓的となり有益となる注解であるべきです。
しかしながら1974年の学校の指示にしるされている通り,2分間全部を話し方の特質を討議するために用いる必要はありません。事実,霊的な事柄に強調が置かれるのは適当なことです。これをなし遂げるため,割当てられた資料の中で話し手によって取上げられなかった重要な点に関するふさわしい注解を行なえるでしょう。わたしたちに対する情報の価値を目立たせるために述べられることばは提供された聖書的な情報に主にわたしたちすべての注意を集中し続けるのに助けとなるでしょう。このことで良い平衡を保つため1973年2月号「王国奉仕」,7ページにある提案をごらんください。
学校の監督は各研究生の話の後に助言や注解に2分以上を用いないように注意していただきたいと思います。
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