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支部の手紙王国宣教 1982 | 4月
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支部の手紙
王国伝道者のみなさん:
わたしたちが待ち望んできた,「病める人類をいやす唯一の方法」と題する特別講演は人々に希望を与える,時宜にかなったものです。さらに,主の記念式は,エホバとみ子イエスが示された深い愛と自己犠牲の精神を心に深く銘記し,わたしたち個々の信仰と愛を一層強めるためのよい機会となるはずです。―ヨハネ第一 4:9,10。
海老名ベテルの建設の完了に伴い,今年に入ってから3か月間に約140名の建設の兄弟たちが数年に及ぶ忠実な奉仕を終えて野外に戻りました。その兄弟たちのほとんどは,正規開拓者として全国各地の会衆や群れで奉仕する計画を持っています。ベテルでの生活を通して得た貴重な経験や訓練を生かして奉仕するとき,それらの兄弟は交わる会衆や群れのみなさんにとって大きな励みと祝福になることでしょう。
さて,1月の奉仕報告はどうでしたか。1月中に638名もの方々がエホバへの奉仕に新たに加わり,伝道者は新最高数の6万6,478名に達しました。会衆の伝道者は平均16時間を報告しましたが,16時間に達したのは1976年8月以来初めてのことで,みなさんの熱心な奉仕を物語っています。その結果,雑誌配布数は昨年の1月に比べて20万冊余り多く,今までの最高数に次ぐ2番目によい記録となりました。
ところで,みなさんは4月1日号の美しい「ものみの塔」誌を受け取ってうれしく思われたに違いありません。四色刷りの表紙やさし絵によって雑誌は一層魅力的なものになりました。大人も子供も,今まで以上に「ものみの塔」と「目ざめよ!」誌を愛読し,野外で積極的に配布したいという願いを持つのではないでしょうか。野外で雑誌を提供する際に,ふさわしい主題や美しいさし絵の出ている箇所を開いて手渡すことができます。エホバはわたしたちに美しくて良いものを備えてくださいます。感謝の念を抱いてエホバへの奉仕に励んでゆきましょう。
温かい愛を送ります。
日本支部で働くみなさんの兄弟
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宣べ伝えることにひたすら携わりなさい王国宣教 1982 | 4月
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宣べ伝えることにひたすら携わりなさい
1 「そして,王国のこの良いたよりは,あらゆる国民に対する証しのために,人の住む全地で宣べ伝えられるでしょう。それから終わりが来るのです」。(マタイ 24:14)この言葉をもって,イエスは,王国の音信を伝えることの重要性を弟子たちに強く印象付けられました。イエスの言葉には緊急性が明らかに示されていました。この重要な音信が伝えられる前に悪の終わりがもたらされることはあり得ませんでした。み子の手中にある神の王国は悪に対して断固とした行動を起こしますが,ただしそれはこの音信が「あらゆる国民に対する証しのために」伝えられた後です。
2 宣べ伝えることの緊急性をさらに強調して,パウロはテモテに次のように勧めました。「みことばを宣べ伝え,順調な時期にも難しい時期にもひたすらそれに携わり……なさい。……福音宣明者の業をなし,自分の奉仕の務めを十分に果たしなさい」。テモテは,会衆内で教訓を与えることに力を注がなければなりませんでしたが,『福音を宣明すること』も必要でした。それでパウロは,あらゆる状況の下で宣べ伝える業にあずかることにより,「自分の奉仕の務めを十分に果た」すよう,テモテに強く勧めたのです。テモテは「教えの術」を示すべきでしたが,同時に緊急感をもって働くべきでもありました。―テモテ第二 4:2,5。
どのように行なえるか
3 今日わたしたちは,「王国のこの良いたより」を宣べ伝えるよう指示されていますが,そのことにひたすら携わるべきです。世の実情は,全人類が急速に終わりに向かっていることを示しています。この差し迫った業をするのに残されている時間は多くありません。どのようにして宣べ伝える業を首尾よく行ない,終わりが来る前になし終えることができるでしょうか。どのようにして良い教え手となり,同時に緊急感をもって働くことができるでしょうか。
4 わたしたちが緊急な業をなし終えるため,「忠実で思慮深い奴隷」によって優れた道具が備えられています。それは「ものみの塔」誌です。今回この優れた雑誌1年の予約を1,800円の寄付で提供する機会があります。みなさんは,この雑誌が家の人の注意を王国の主題に向けるのにたいへん役立つことに気付かれるに違いありません。
5 4月号の「ものみの塔」誌をどのように用いたいと思っておられますか。恐らく,初めて多色刷りで登場した4月1日号の雑誌を十分に活用したいと思われることでしょう。美しい色彩の表紙は,人々の目を引くに違いありません。しかも,わたしたちが人々の注意を喚起したいと思っている事柄を非常によく表現しているのではありませんか。また,32ページを用いて,予約を勧める優れた証言をすることができます。これは新しい伝道者にも簡単な方法だと思いませんか。
6 多分みなさんは,1981年11月号「わたしたちの王国奉仕」の「良いたよりを伝える ― 新予約者を再訪問することにより」の提案を用いるように努力できるでしょう。まだそれらの提案を試みていないようでしたら,4月と5月中「ものみの塔」の予約を提供する際に是非試みてごらんください。または,雑誌を配布した家の人でまだ家庭聖書研究をしていない人をもう一度訪問したいと思っておられるかもしれません。与えられている提案は,新しい伝道者にも,より経験ある方々にも有益なものです。
7 ご自分の家族の成員でまだエホバの証人ではない方々に雑誌の予約を勧めてみましたか。雑誌経路になっている人々にはいかがですか。それらの人々は「ものみの塔」誌や「目ざめよ!」誌を予約したいと思うのではありませんか。予約したいと思うかもしれない他の人々を思い浮かべることができますか。職場の同僚ですか。学友ですか。仕事で接する人々でしょうか。家主さんでしょうか。隣人でしょうか。予約を提供するあらゆる機会を探し求めるようにしてごらんください。
前途にあること
8 キリストによる神の王国が来ることと,王国が成し遂げる事柄を知ることとは,すべてのエホバの賛美者が今信仰を持つのを可能にします。ですから,サタンの体制のこの終わりの日に,わたしたちは心を動かされて他の人々に「良いたより」を語るべきではありませんか。そうすれば,それらの人々も信仰を持ち,神の王国が地上の事柄を改善するのを待ち望むことができるでしょう。確かにわたしたちは,4月と5月中「ものみの塔」の予約を,望むすべての人々に提供すべく,あらゆる努力を払いたいものです。残されている時が短いゆえに,わたしたちは自分たちの業にひたすら携わるべきなのです。―マルコ 13:10。ペテロ第一 4:7。
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年若いクリスチャン奉仕者のみなさん ― ダビデに見倣いなさい王国宣教 1982 | 4月
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年若いクリスチャン奉仕者のみなさん ― ダビデに見倣いなさい
1 サムエル前書 17章の聖書の記録は,ダビデが年若い時にもエホバに信頼を置いていたことを認識させてくれます。ダビデのエホバへの愛と信仰は,進んでゴリアテと相対するほど強いものでした。この若者が真の崇拝へのこれほど確固とした立場をとるのをごらんになって,エホバの心がどんなに喜びに満たされたかを想像できますか。―サムエル前 17:31-37。
2 今日も同様に,若い人々は真の崇拝のためにしっかり立つという挑戦を受けています。クリスチャンの若者として,あなたも,ダビデに見倣うことにより,エホバの心を喜ばすことができます。あなたの行動によって,エホバはご自分をそしる者に対して答えるための一層の根拠をお持ちになるのです。―箴 27:11。
3 ダビデは自ら進んで自分をエホバの奉仕にさし出しましたが,自分自身にではなくエホバに信頼を置いていたことに注目すべきです。ゴリアテに近付いた時,ダビデははっきりとこう言いました。「わたしは……エホバのみ名をもってあなたに向かって行く。この日,エホバはあなたをわたしの手に引き渡され(る)」。(サムエル前 17:45,46,新)年若いクリスチャン奉仕者として首尾よく奉仕するために,あなたも自分にではなくエホバにより頼む必要があります。
あなたは何をしますか
4 ダビデは自分の主について述べました。「あなたは露玉のような若者の隊を得ておられます」。(詩 110:3,新)さわやかな真理の音信を他の人々のところに携えて行く「露玉」のような無数の若い男子がいること,また『良いたよりを告げる大軍』をなしている無数の若い女子がいることを知るのは胸のおどることではありませんか。(詩 68:11,新)そうです,胸のおどること,誉れあることであり,常に大切にされるべきことです。
5 ご自身の経験から,みなさん年若い方々は,家から家の奉仕の務めに定期的にあずかるためには,固い決意が求められることをご存じでしょう。また,ほとんどの人々が自分のしたいことをするためには努力を払うことをも認められるに違いありません。それでは,野外奉仕の時間になるとあなたは何をするでしょうか。エホバの側にいることを示しますか。努力を払いますか。決意を示し,どんな障害をも乗り越えますか。みなさんには能力があるのです。別の活動に携わりたかっ
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