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よい交わりとはどんな交わりですかものみの塔 1966 | 10月15日
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を尊敬し,もしあなたが信仰のために迫害を受けるなら,あなたを支え,支持する用意があります。悩みの時にも,あなたを友とすることを恥じません。
そのような強い,破れることのない友情の得られる場所はただひとつ,つまり,神の真の証人たちの会衆の中以外にはありません。そこには,真理を語ったり,神のことばやその原則の討議をきらったりする空気はまったくありません。正しいことを行なうために苦難があなたにのぞむなら,彼らは心からあなたを支え励ましてくれます。御国会館で毎週行なわれる集会に定期的に出席して彼らと交われば,それは,創造者を愛し敬う人々との友情のきずなを強くする機会になります。
神と正義を愛して集まる人々に,いくつかの義務があることはいうまでもありません。そういう人々は,絶えず新しいスリルを求め,時間をつぶす方法を考えている,不注意で,不信仰な人と同じようであってはなりません。価値ある交わりは,人々を価値ある活動に導きます。人々が真の意味で互いの荷を負うクリスチャンの社会の中では,責任をもって神に奉仕することが少しもいやでないことに,あなたはすぐに気づくでしょう。実際のところそれは喜びをもたらします。
あなたはだれと交わりますか
当然なことですが,人はそれぞれ,交わる相手を自分で決めなければなりません。しかし賢明な人は,愛のこもった神の助言に注意します。神は,不信仰で自分勝手な者たちについて,「彼らの仲間になってはならない」と警告していられます。また,「知恵ある者とともに歩む者は知恵を得る。愚かな者の友となる者は害をうける」と教えていられます。(箴言 1:15; 13:20)神はまたモーセをとおして次のことを定め,このことに関する考えを表わされました。「あなたは多数に従って悪をおこなってはならない。あなたは訴訟において,多数に従って片寄り,正義を曲げるような証言をしてはならない」。(出エジプト 23:2)エホバは,エホバの定めた原則にもとる考えかたや行動をする者に,諾々と従う人をきらわれます。
わたしたちの住むこの時代,つまり利己的で不法な者たちの影響により,人間社会全体が堕落しつつあるこの苦難の時代を預言した,使徒パウロは,非行者のリストに,「神をそしる者,親に逆らう者,恩を知らぬ者」「善を好まない者」「乱暴者,高言をする者,神よりも快楽を愛する者」を含め,それから厳粛な態度で,「こうした人々を避けなさい」と勧告しています。(テモテ第二 3:1-5)この悪い事物の制度の「終りの時」に,この忠告を心にとめて,神を愛し正義を愛する人々とのみ交わることは,すべてのクリスチャンにとって重要です。そうする人は,友情のことで失望することは決してありません。彼らは心から,『ともにいるのはよいことである』と言うことができるでしょう。
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実を結んだ偶然の証言ものみの塔 1966 | 10月15日
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実を結んだ偶然の証言
◆ ルーマニアでのこと,偶然の証言が実を結んだ次のような経験があります。れんが職人であるひとりの伝道者が,ある家族の依頼で家を建てていました。工事中に,家の人はその伝道者に,どのようにしたら地震に耐える家を建てられるか,と何回も尋ねました。聖書によればどの家も破壊されずに残ることのないような大災害が襲うということを説明し,その後,機会あるごとに,建築中の家の持ち主に,どうすれば真の安全が得られるかを話しました。そして,だれでも知識を得,信仰を持ち,エホバというみ名を持つ,唯一の真の神に自分自身をささげねばならないことを教えました。こうして文字どおりの家を建てながらも,同時に象徴的な家の土台をすえ,その上に家を建て続けたのです。後日,その家の持ち主,その妻および娘が,神の新しい秩序に信仰を持つようになり,浸礼を受けました。今,彼らは神のみことばの忠実な伝道者です。
― エホバの証人の1966年度年鑑から
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