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カトリック教会における新しい事態目ざめよ! 1974 | 7月8日
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いるというのはわたしにとって非常にうれしいことです」。
そうです,多くの誠実なカトリック教徒は,エホバの証人が行なう家から家への宣教奉仕を活用しています。彼らはエホバの証人が差し伸べる無償の奉仕,つまり,自分の家庭でできる聖書研究を受け入れています。そして,どのような崇拝が神に喜ばれるかを自分自身で学び取っています。こうした人々にとって,カトリック教会に起きた事がらは実際には真の祝福となっています。それによって人間の考え出した崇拝組織から遠ざかりはしましたが,同時にそれが『神に近づく』助けともなったからです。―ヤコブ 4:8,バルバロ訳。
まもなく,宗教上の信仰を持つすべての人が裁きを受ける日が来ます。「その日」に是認を受けるのは「主よ,主よ」と叫ぶ者ではなく,「天にまします父のみ旨を果たした人だけ」である,とイエスは述べています。(マタイ 7:21,22,バルバロ訳)賢明に行動してください。神のみ旨を知り,それを果たす機会を今活用してください!
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ちょうど良い時にかかってきた電話目ざめよ! 1974 | 7月8日
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ちょうど良い時にかかってきた電話
● 川口市に住むエホバの証人の一開拓奉仕者が戸別に訪問していた時のことです。家の中から,「どなたですか」という声が聞こえました。「エホバの証人です」と答えると,驚いたことに婦人が出てきてドアを開けました。そして婦人はこう言いました。「この前みなさんがいらした時にはお断わりしたのですが,よく考えてみて,今は聖書を勉強してみたいと思っています」。奉仕者が聖書研究の取決めについて説明しようとすると,電話のベルが鳴りました。その婦人が長い間電話で話をしていたため,奉仕者は,聖書研究について簡単に説明して帰ろうと考えました。ところが,戻ってきた婦人はこう言いました。「あの電話にはほんとうに驚きましたわ。栃木にいる古い友だちからかかってきたのですが,わたしに聖書を勉強するようにという電話だったのです。その友だちはエホバの証人と聖書を勉強していて,ちょうど家から家の奉仕に出はじめたところだそうです。わたしもぜひエホバの証人と勉強すべきだと言っていました」。こうして新しい聖書研究が取決められただけでなく,その婦人は「ものみの塔」誌と「目ざめよ!」誌を予約し,他の文書も求めました。
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家族を一致させた祈り目ざめよ! 1974 | 7月8日
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家族を一致させた祈り
● 時々,人は絶望的に思えるような状態に陥ることがあります。しかし,心の正直な人びとは,その祈りによって真の崇拝における喜びを見いだしました。アメリカ,イリノイ州,シカゴのある婦人はこう語っています。
「夫は大酒を飲みはじめ,酔ったいきおいでわたしや子どもたちを殴るようになりました。あまりにひどかったので,わたしは気が狂うのではないかと思いました。そんなある日,ひどく気落ちしていたわたしは神にこう祈りました。『神様,どうかわたしを助けてください。わたしは気が狂いそうです』」。
その同じ週に,エホバの証人が彼女の家を尋ねました。しかし,証人たちのことを狂信的な信者と思い込んでいた彼女は,訪問したエホバの証人を追い返してしまいました。しかし後になってこの婦人は,「神が偽ることのできない事柄」という聖書研究の手引書のひとつを手に入れました。彼女はその本をひと晩のうちに読んでしまい,それこそ真理にまちがいないと確信しました。その本を紹介してくれた婦人のエホバの証人に通りで会った時,彼女は,自分の家に来てほしいと告げました。やがて,この婦人はバプテスマを受け,エホバの証人となりました。しかし彼女は,その後何年にもわたって夫から肉体的また精神的虐待を受けました。その間,耐える力を与えてくださるよう神に祈りつづけました。そしてついに,彼女のりっぱなクリスチャンの行状によって,夫は変化しはじめました。今では,家族全員が真の崇拝のうちに一致しています。
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