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    目ざめよ! 1981 | 1月8日
    • (アテローム性動脈硬化症)のを防止し,心臓発作の発生防止に役立っているものとこの科学者は考えている。

      世界のエネルギー使用量が減少

      ◆ 世界全体がエネルギーを節約する必要に目覚めつつあるようだ。スイスの運輸省によると,1979年に世界のエネルギー消費量は1.9%減った。エネルギー源としての石油製品が全燃料消費量に対して占める割合は1978年の75%から1979年の73%に減少した。

      滅びゆく森林

      ◆ 全米科学アカデミーは,世界中の熱帯林が以前考えられた以上に早く滅んでいると述べている。「たとえこのままの(減少)率が続くとしても,50年以内に世界のすべての熱帯林は絶滅してしまうだろう」とその報告には書かれている。「しかしその割合は一定ではなく,加速度的に大きくなっている」。これらの森林は,伐採,農場と牧場経営,侵食,まき集めなどが原因で滅びつつある。ある計算によれば,森林の伐採は1分に20ヘクタール,1日に2万9,000ヘクタール,1年では1,000万ヘクタールの割合で行なわれている。

      手術の技術を改善する

      ◆ 最近号の「アメリカ医師会ジャーナル」誌の“医学ニュース”の欄で,日本で開発された新しい“人工血液”(フルオゾール-DA)のことが扱われ,輸液を受けた3人の米国人はすべて「エホバの証人だった」と述べられている。その記事は,こうした代用血液が「とりわけ全世界で約200万を数えるこの宗派の人々にとって大きな助けとなろう」と論評している。同誌は,さらに,「医師[の中には]患者が出血多量で死亡する危険を冒すことを望まず,そうした患者の治療を拒否した者もいた」と述べているが,その一方で,新しい代用血液を用いた一人の外科医について次のような説明も加えている。「多年にわたり,[カリフォルニアの外科医ロン・]ラピンは,出血を最小限に抑えるために主として電気焼灼法を用い,約2,500人のエホバの証人に[輸血なしの]手術を施してきた。これらの患者の中で死亡したのはわずか3人である……フルオゾールのあるなしにかかわりなく,『この国では,やや輸血を施しすぎるきらいがある。血液を用いない方法は,だれもが学ぶことのできる専門技術である」とラピンは語っている」。

      教会の第一の関心事は?

      ◆ トロントのローマ・カトリック大司教G・エメット・カーター枢機卿は,最近,トロント大学で学生たちに向かい,「人権こそ教会の最重要な関心事」とする決議を支持する発言を行なった。枢機卿の支援があったものの,この決議は,天の王国と霊的命こそが教会の主要な関心事であるべきだと主張する聖ミカエル大学の一弁士に賛同した学生たちによって葬りさられてしまった。しかし,教会の関心事が一般の教区民にどのような影響を及ぼしているかをある程度明らかにすることとして,後者の弁士が「教会の主要な関心事は何だろうか」という修辞的な質問をしたところ,一人の学生が,「ビンゴ」と叫んだ。

      「古き工学技術の復興」

      ◆ 報道されるところによると,ブラジル政府は,アルゼンチンですでに使われなくなった11台の蒸気機関車を同国から買い受けた。この蒸気機関車はブラジル南部において,石炭を鉱山からサンタ・カタリナ州のインビツバ港へ運搬するために用いられる。この件につき,ガゼッタ・メルカンティル紙はこう述べている。「これは経済状況の逆転によって生じた古き工学技術の復興に関するまれな例の一つとなろう。石油のはなはだしい高騰に伴って石炭が再度重要性を増し,その結果鉱山が復活して輸送設備の強化が必要になった。この運搬に最適な機械は,自分の燃料を運び,ドルの代わりにクルゼイロ(ブラジルの通貨)を燃やす,石炭を燃料とする蒸気機関車である」。(輸入した石油はドルで支払わねばならないが,石炭は国産品なので自国の通貨で支払われる。)

      世界的飢きんに関する報告

      ◆ 「世界的飢きんに関する米国大統領委員会」はその問題の研究に2年を費やした末,白書を発行した。それが明らかにしたところによると,世界中の8人に一人は栄養失調にかかっている。また,発展途上国が食糧生産を増やさない限り,20年以内に大規模な食糧危機が生じるとも述べられている。今日でさえ「以前にも増して多くの人々が飢餓を経験している」。

      中国のインフレ

      ◆ 中国は長い間,その広大な国土にインフレが生じたことを認めようとしなかった。しかし現在,北京政府は,1979年に5.8%のインフレが生じたことを認めている。

      政治に参加する尼僧

      ◆ 米国アイオワ州ダビュークの市長を務める尼僧は,自分の仕事をやめる気持ちのないことを言明した。同市長は,政治に関与しないようにとの司祭たちに対する法王の最近の布告は聖職者のみに適用されるものであり,「カトリック教会では,女性が聖職者の範ちゅうに入ったことは一度もない」と考えている。さらに,政治を「奉仕の道」と表現して自分の立場を説明した。そして,法王がそのように行動した理由はどうしても理解しがたいと述べ,「私たちはそれとこれは別物だと考えている」と付け加えた。

      金箔療法

      ◆ ジョージタウン大学医学部で教鞭を執るワシントンの皮膚科専門医ナオミ・カノフ博士は,がんこな皮膚の潰瘍に金箔が効く,と長い間考えてきた。同女史は,金箔を用いた治療法で成功した事例を報告し続けている。美術用品の店で金箔を入手し,それをまず圧力がまで殺菌する。次いでそれを細かく切りきざんでから傷口に合った形を作る。その間,医師は潰瘍からごみを取り去り,患部をアルコールで消毒してから金箔だけで手当てを行なう。そして5ないし7日ごとに金箔を替える。皮膚の潰瘍を金箔で治す利点は,金箔が傷口に,より多くの血液を送り込むように体に働きかける点にあると同博士は考えている。

      ディスコ商売の終焉?

      ◆ 「幾年か続いた当たり年がすんで,ディスコは下火になりつつある」と南ドイツ新聞に報じられている。同紙はこう述べている。「オーディオ産業は泣きの涙である。突如としてレコードの売上げが落ちた花形の成長産業は予想を裏切って下り坂に向かっている」。何が生じたのだろうか。「ディスコ宇宙の精髄である70年代の単純な音に関し,音響技師は自分たちが最高の音作りの秘けつを発見したと信じていた。それは,響きとリズムのない,単調さという究極的で永続する価値であった。……現実的には,ディスコは孤立の苦痛そのものだ。まだら模様のドレスに身を包んだ狂信者たちは,耳をつんざく大きな音の中での孤独を何年にもわたって追い求めた末に,魂に大きな穴が開いてしまったことを発見した。ディスコは不思議なものだった。そのリズムには,強調の置きどころがどこにもなかったのである」。

      性非行の低年齢化

      ◆ 最近,ニューヨークのサウス・ブロンクスにあるリンカーン病院で7歳の少年が性病にかかっているとの診断を受けた。これは,今日の一部の年少者の道徳状態を如実に物語っている。医師の話によると,この少年は10歳の少女から性病をうつされたようである。同病院の院長はこう言明した。「これは実にショッキングなことである。この付近では13歳ですでに妊娠している少女が多数いるが,この少年の年齢で性関係を持つというのは非常にまれなことだ」。

      売春を行なう年若い人々

      ◆ 北アメリカの大都市のある地域では売春を行なう子供が増加しており,そのことを憂慮する見解が表明されている。カナダのブリティッシュ・コロンビア州にあるバンクーバー市の一区画の路上では,11歳から17歳までの200人から300人に及ぶ少年少女が盛んにこうしたことを行なっていると考えられている。事態を困難にしているのは,当局が問題を野放し同然にしているように見えることである。同市の一判事はこの事態に腹を据えかねて対策を講じるよう要求し,「この問題に対する各部門間の総力をあげた現実的な対応策がない」というのは「言い訳のたたないことである」と述べた。これら売春を行なう年若い人々は,警察に逮捕され,地元の少年福祉施設に送られても,まもなくすると巷に戻ってしまうようである。

      折れた歯

      ◆ 事故で歯が折れても必ずしも手の施しようがないわけではない,と歯科医たちは語っている。事実,30分以内に再移植を行なえば,90%もの成功率がある。「臨床小児医学」誌に載せられた一報告は,歯が折れた時にどうすべきかを告げている。それによると,根に触れずに歯冠の部分をそっとつかんで取り上げ,水道の水ですすぐ。その際,こすってはならない。可能であれば,その歯を元の歯槽にはめる。それができなければ,本人か他の人の舌の下側に入れておいてもよい。歯の根を絶えず新鮮な唾液で保護することが必要だからである。それからできるだけ早く歯科医のもとに行く。2時間以上経過すると,再移植に失敗する率が95%ほどになるからである。

  • 聖書理解の助け ― 捕囚(その三)
    目ざめよ! 1981 | 1月8日
    • 聖書理解の助け ― 捕囚(その三)

      「知恵は主要なものである。知恵を得よ。自分の得るすべてのものをもって,悟りを得よ」― 箴 4:7,新。

      捕囚(その三)。

      回復と離散

      “帰還を認めない”バビロンの政策には,捕囚からの解放という希望は見いだせませんでした。かつてイスラエルが援助を求めたエジプトは,軍事面でも,他の面でも助けられる立場にありませんでしたし,他の諸国家もユダヤ人に対してあからさまに敵意を抱いてはいないにしても,同様に助けにはなりませんでした。何らかの希望の根拠があるとすれば,それはエホバの預言的な約束のうちにしかありませんでした。何世紀も前に,モーセやソロモンは,捕囚の後に起こる回復について語っていました。(申命 30:1-5。列王上 8:46-53)他の預言者も,追放からの救出の保証を与えました。(エレミヤ 30:10; 46:27。エゼキエル 39:25-27。アモス 9:13-15。ゼパニヤ 2:7; 3:20)イザヤはその預言の最後の十八章(49-66章)で,この回復という主題を取り上げて決定的な最高潮に発展させています。しかし,偽預言者は解放が早く起きることを予告して間違っていたことを示し,それら偽預言者に頼っていた人は惨めにも失望しました。―エレミヤ 28:1-17。

      忠実なエレミヤは,エルサレムとユダの荒廃の正確な期間が70年で,その後に回復がもたらされることを示した人です。(エレミヤ 25:11,12; 29:10-14; 30:3,18)このことに関し,ダニエルはメディア人ダリヨスの第一年(西暦前538年ごろ)に,「エホバの言葉が預言者エレミヤにあって[示した],エルサレムの荒廃[の期間]を満了させるための年の数,すなわち七十年を,書によって悟った」のです。―ダニエル 9:1,2,新。

      西暦前537年の初めごろ,ペルシャの王クロス二世は,捕らわれていた者たちにエルサレムに帰って神殿を再建するよう命じた布告を出しました。(歴代下 36:20,21。エズラ 1:1-4)その後,まもなく準備が行なわれました。知事ゼルバベルと大祭司エシュアに導かれ,4万2,360人の「追放者の子ら」(エズラ

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