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とこしえの命に導く真理を広める王国宣教 1982 | 9月
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の聖句を用いることもできます。別の方法は「あらゆる場所に見られる犯罪や不法の増加を憂慮しておられる方々は少なくありません。こうした恐るべき状態はいったい何を意味しているのだろうかとお考えになったことはありませんか」と尋ね,本の11章の主題と,95ページのさし絵に注意を向け,詩編の聖句を用いることもできます。
7 区域が大変ひんぱんに回られているようなところでは別の方法を用いることもできます。聖書研究を始めることがわたしたちの宣教の目的の一つですから,率直な話し方を試みることもできます。自己紹介の後,「わたし自身聖書を学んで大きな益を受けたので,みなさんにもその益をお分かちしたいと思っています。こんな良い手引きがあるので,これを用いて聖書を読み合えば,聖書があなたにどれ程役立つか知って,益を得られると思います。少しの時間都合をつけてくだされば,何の負担もおかけしないでお手伝いできます」。もしこのような提案が断わられるなら,自分で学ぶよう,本を提供できるでしょう。
8 親族,仕事仲間,訪問客など非公式に証言できる人々のことも忘れないようにしましょう。そしてだれとであっても,「真理」の本を配布したなら是非家庭聖書研究を始めるよう努力しましょう。
9 取り入れの仕事を成し遂げるのに残された時間はいよいよ少なくなっています。いっそう速められてゆくこのすばらしい取り入れの仕事にいま携わるのは,なんという特権でしょう。「とこしえの命に導く真理」を,正義に飢えかわく人々すべてに時間を用いて,そうです,時間を生み出して広めてゆきましょう。―マタイ 5:6。
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一致のうちに共に働く王国宣教 1982 | 9月
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一致のうちに共に働く
1 賢人ソロモンは書きました。「二人は一人に勝る。彼らはその骨折りに対して良い報いを得るからである。もしそのうちの一人が倒れるなら,他方の者がその仲間を起き上がらせることができるからである」。(伝道 4:9,10)この言葉は,わたしたちが一致のうちに共に働く必要性,および互いに仲良くするという目標を達成するために一つの目的に思いを集中する必要性を認識するよう助けます。
2 200以上の国々島々にいる全地のエホバの民は,王国の良いたよりを宣べ伝えて教えることにおいて,また互いの関心事を顧みることにおいてまるで一人のように共に働くとの評判を得ています。ブラジルの新聞はエホバの証人についてこのように述べました。「地球のあらゆるところに宣伝文句を掲げた大きな宗教が数多くあるが,エホバの証人の組織が示しているのと同じような愛や一致を示している団結した宗教は今日地球上に一つとして存在していない」。
3 その一致を保つために,わたしたち各自は霊の実を培うよう日ごとに勤勉な努力を払わなければなりませんし,その際,神の言葉を導きにしなければなりません。王国会館での集会や野外奉仕で互いに通常接するとき,またわたしたちが一緒になる他の機会に,一致した目的を持って働いていることをどのように示せるでしょうか。注意すべき一つの点は,自分自身について多くを考えすぎないようにすることです。パウロはローマの会衆にそのことについて書き送りました。(ローマ 12:3)わたしたち不完全な人間には,自分の考えている事やしている事だけが正しいと思う傾向があります。このことは不一致をもたらします。
4 エホバの民の中には異なった能力や才能を持った人がいます。ある分野で他の人よりも優れた素質を持つ人がいます。しかしそれは,賜物を与えられている人が誇ったり尊大になったりする理由とはなりません。むしろ謙遜になり,持っている素質や才能が何であっても,できるだけ多くの人々の益のためにそれらを用いるよう動かされるべきです。(コリント第一 4:7)パウロはローマ人への手紙の中でも様々な才能や賜物について書き,人が持っている能力が何であっても,それを他の人の益のために用いなければならないこと,またすべての人は兄弟愛のうちに互いに対する優しい愛情をいだかねばならないことを示しました。事実,すべてのクリスチャンは互いを敬う点で率先しなければなりません。―ローマ 12:6-10。
5 今わたしたちが交わっているクリスチャンの会衆内で,これらすべてはわたしたちにどんなことを意味しているでしょうか。異なった能力に関係なく,わたしたちは互いに愛し合う必要があるということにほかなりません。ブラジルの新聞がわたしたちの愛と一致について述べていたことは,わたしたちが互いに肩をならべて働くためにあらゆる努力を払う時,わたしたち個人個人にもあてはまるのです。わたしたちは競争しているのではなく,真の崇拝を共に推し進めているのです。時には不和が生じるかもしれません。その場合は一致を保つためにコロサイ 3章14,15節の精神をもって早く解決してください。
6 エホバの民は適切な導きのない民ではありません。神の言葉と協会の数々の出版物は,いつも一致のうちに共に働き,歩むためわたしたちが必要としている助けを与えてくれます。神の組織を通してエホバから学んだ事柄をあなたの生活に適用してください。築き上げる会話によって互いに励まし合ってください。自分の振舞いに気を付け,兄弟姉妹たちにりっぱな模範を示してください。わたしたちには,なすべき壮大なそして重要な業,王国の良いたよりを証しとして全地に広めるという業があります。「二人は一人に勝る」のですから,王国宣明にあずかるよう他の人々を招いてください。会衆の集会に定期的に出席してください。これらすべてを行なうことによって,わたしたちは一致して歩むことができ,神の主要な敵対者であるサタン悪魔が支配している古い世にしみ通っている不一致の霊を避けることができるのです。そうすれば,わたしたちは次の助言に従っていることになるでしょう。「悪に征服されてはなりません。むしろ,善をもって悪を征服してゆきなさい」。(ローマ 12:21)エホバの熱心な働き人からなる組織として,わたしたちが引き続き詩編 133編1節の言葉の真実さを経験できますように。「見よ,兄弟たちが一致のうちに共に住むのは何と良いことであろう。それは何と快いことであろう」。
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巡回大会から益を受ける王国宣教 1982 | 9月
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巡回大会から益を受ける
1 「神に服する」という主題の下に開かれた巡回大会を通して与えられた,非常にはっきりした役立つ助言に対し,たくさんの感謝の言葉が寄せられています。エホバの神権的な取決めにおけるわたしたちの立場を認め,独立の歩みを避けることについての優れた励ましを覚えていますか。この助言を自分に当てはめ,兄弟たちもそうするように助ける時,わたしたちは確かに大いに益を得ることでしょう。
2 9月から始まる次の一連の巡回大会は「光をかかげる者としてとがめのない者でありなさい」(フィリピ 2:15)という主題の下に行なわれます。わたしたちすべてはねじけた世代の中にあってとがめのない者であると同時に,光をかかげる者として熱心に光輝く必要があります。しかしエホバは光をかかげる者に何を求めておられ,わたしたちはどんな落し穴を避けねばならないでしょうか。準備されているこの優れたプログラムから,あなたとご家族が是非とも益を得るようになさってください。
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神権的ニュース王国宣教 1982 | 9月
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神権的ニュース
■ 次の会衆で王国会館が献堂されました。
山形,鶴岡。栃木,栃木。群馬,中之条。岐阜,揖斐川。富山,富山・東。熊本,熊本・東。鹿児島,鹿児島・伊敷。
■ 大阪府,枚方市南会衆では1年間に30人の新しい伝道者が生まれるのを見る喜びを味わいました。最近の6か月間に11人がバプテスマを受けましたが,そのうちの4人は姉妹たちのご主人です。長老たちが教える業に率先し,長老3人で12件の研究を司会しており,これが会衆にも大きな励みとなっています。
■ 広島県,福山市本庄会衆では毎週土曜日に午前,午後の雑誌活動を取り決めていますが,第2と第4土曜日は晩6時から7時半までの活動と,朝6時半の駅前での奉仕を行なっています。その結果,5月の配布の平均は伝道者25.6冊,補助開拓者62.7冊,正規開拓者93.7冊という優れたものでした。
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