ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 世界の音楽
    目ざめよ! 1971 | 6月22日
    • に似ている。しかしヨーロッパ音楽の影響が基調をなしていることは疑えない。アメリカの多くの歌やダンスには,ヨーロッパの民俗音楽の種々の「アクセント」があらわれている。時々,東洋調のものまで耳にすることがある。

      顕著なのは黒人の影響である。はっきりと強調されたシンコペーション,すなわちアフタービートの強調,半音低い7の和音としてしられている形式を用いた特定の和声などを特色とする,黒人霊歌,「ブルース」,ジャズ音楽などにそれがあらわれている。アメリカの黒人音楽は,先に引用したタンザニアの著述家が指摘したように,おもにアフリカからの影響を受けている。

      アメリカの大都市では,音楽愛好者たちはヨーロッパ人と同じく,音楽会場に行って交響管弦楽団の演奏する音楽を聞く。また,ロシア,アメリカ,メキシコ,インド,フィリピンその他の国々から民俗音楽家や歌手たちがアメリカにやってくると,こうした会場は彼らで埋めつくされる。ひまな時に,ステレオやFMラジオであらゆる種類のレコード音楽を聞く人も多い。

      今日,代表的なアメリカのポピュラー音楽はロックン・ロールである。このレコードの売れ行きは何百万枚に上る。実際にアメリカにおける純音楽のレコードは経済的な損失をこうむって危機に面しているが,これにひきかえロックン・ロールの人気はすさまじい。

      ロックン・ロールは基本的にリズムが強くて,旋律的な魅力にとぼしいと言えるかもしれない。このリズムと歌詞が反抗的な若者たちをひきつけるのである。ロックン・ロールの歌には,人を麻薬に誘うものが多い。また,この音楽は性の不道徳にも大きな影響を与えている。アメリカにかぎらず,多くの国の若者たちがその連続的なビートの調子に夢中になっている。

      アメリカ音楽には,明らかにアメリカ的な民俗音楽である,いわゆる「ウエスタン」,つまりカーボーイ音楽が含まれる。この音楽は,アメリカ西部の開拓とともに発達した。歌の主題は西部でのカーボーイたちの生活様式や,その地方の歴史を特色とする。カーボーイ音楽は歌謡曲としてもダンス音楽としても非常な人気を得ている。

      音楽に対する人の好みは,その人の育った環境や,耳にしてきた音楽の種類に大きく左右される。しかし,ほかの人々の音楽も落ち着いてよく聞けば,魅力的な特色のあることを発見する。さらにその音楽が,世界の他の場所に住む人々自身の興味深い生活様式の反映であることにも気づくものである。

  • 神は誠実な祈りを聞かれる
    目ざめよ! 1971 | 6月22日
    • 神は誠実な祈りを聞かれる

      ● 神が誠実な人々の祈りを聞れるということは,グアドループ島での次の経験からもわかります。体暇開拓者として全時間奉仕に携わっていたエホバの証人のある奉仕者は,キリスト教世界の一宗派の教会員に会いました。奉仕者はその婦人に聖書から証言して,立ち去ろうとしました。ところが婦人は,「どうかお帰りにならないでください。いろいろお尋ねしたいことがあるんですよ。わたしは今の教会でバプテスマを受けてから2年になりますが,聖書について説明してもらったことはないような気がするのです」。そこで,地球と人類に対する神のお目的に関する建設的な話し合いがなされ,その日,婦人はそれまでいだいていた疑問の多くに対する答えを得ました。その人の娘はすでに聖書に関心をいだいており,しかもエホバの証人の集会にも出席していたのです。母親が真理に関心を持っていることを知ったその娘の喜びを想像してください。婦人は自分の娘にこう言いました。「あのエホバの証人が戸口に尋ねてくださった前の日,お父さんとわたしは神のみことばにかんする理解の光を与えうる人をだれかわたしたちにつかわしてくださるよう,ひざまづいて神にお祈りしたのよ。神はわたしたちの祈りを聞いてくださったの。なぜって,そのすぐ次の日,神の証人がふたりわたしたちの戸口に来て,わたしたちがほんとうに必要としていた光をもたらしてくださったんですもの」。そして,こう続けました。「わたしたちが聖書を研究できるよう,約束の日よりももっと前に来ていただきたいとあの人に伝えてもらえないかしら。来週まで待てないわ」。現在,その聖書研究は順調に行なわれており,よい進歩が見られます。

      ― エホバの証人の1971年度年鑑より

日本語出版物(1954-2026)
ログアウト
ログイン
  • 日本語
  • シェアする
  • 設定
  • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
  • 利用規約
  • プライバシーに関する方針
  • プライバシー設定
  • JW.ORG
  • ログイン
シェアする