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    ものみの塔 1955 | 4月1日
    • 幸福の秘訣

      あなたは幸福になりたいとの希望をお持ちではありませんか? 殆どすべての人は,幸福を願つています。時間や力を費して幸福と生命を求めているのが実際のところです。幸福になりたいと欲するのは,当然なことです。しかも,自分自身のための幸福ということではなく,他の人々にも幸福を願うものです。しかし,この世にはなぜ幸福がないのでしようか? この世は明らかに不幸であり,幸福ではありません。幸福の無い生命は,実際には全然生命ではありません。それで,人類は生命と幸福を絶えず求めているのです。私たちは幸福を何処に見出しますか? 幸福を得るために何をしますか? 名声や富は幸福をもたらしますか?

      多くの人は,間違いにもこんな風に考えています。つまり,金持ちになれば非常に幸福となり,あらゆる苦しみや問題はなくなるというのです。しかし,それは正しくありません。使徒パウロはこう助言しています『金持ちになりたいと強く願う人は,誘惑と罠と無意味で有害な多くの慾望とに陥る。それは,人々を亡びと破滅のどん底に突き落す。金を愛することは,あらゆる種類の悪い事の根である。そして,この愛を追い求めることによつて,ある者は信仰から離れ,多くの苦しみで自分の身を刺しているのである。』これは,なんと真なのでしよう! この世は全くこの通りではありませんか?―テモテ前 6:9,10,新世。

      富を得ようとして正気を失い,我勝ちに奪い合うため,多くの犯罪,しつと,貪欲,利己主義,そして競争を引き起しました。幸運を得ようと,ある人は賭博をしますが,ただ不幸を得るばかりです。他の者は,犯罪と腐敗の犠牲になります。また別の者は,嘘を言い,盗み,奪い,賄賂し,欺き,恐喝してゆすり,殺人をします。しかし,富や幸福は依然としてありません。その多くの人は,罪を意識する良心の呵責に責められ,大金を借金し,または感化院でその犯罪の罰を払うなど,不幸な人となつております。他の人は,逮捕されはしまいかと絶えずびくびくしながら生活しており,いつも隠れ廻るか,逃げ廻つています。このような仕方で得た富は,どの人にも幸福をもたらしていません。

      運良くも正しい手段を用いて金持ちになつた人は,目覚くこういう風にはつきり述べています。すなわち,金は人生のすべてではなく,また金は幸福をもたらさないということです。金は良い健康や安全を買えません。金は生命を買えません。ある金持ちの若者はイエスに尋ねました『先生,永遠の生命を得るために,どんな善を私はしなければなりませんか?』 イエスは『いましめをいつも守れ』と語られた。若者は答えて言うのに『「私はいましめをみな守つてきました。私に欠けているものは何ですか?」 イエスは言われた「全きになりたいと欲するならば,持物を売つて,貧しい者に与えなさい。そうすれば,あなたは宝を天に持つであろう。そして来て私に従いなさい。」若者はこれを聞いた時,悲しみながら去つて行つた。その持物は多かつたからである。しかし,イエスは弟子たちに言われた「本当にあなた方に言う。金持ちが天の御国に入ることは難しい。くり返して言う。金持ちが神の御国に入るよりは,駱駝が針の目に通る方が容易である。」』この若者の富は,幸福をもたらさなかつたのです。かえつて,それは若者の悲しみの源でありました。その富は,若者の罠となりました。―マタイ 19:16-24,新世。

      銀や金よりもさらに価値あるものを得ることにより幸福を求めることができます。その価値あるものとは,神の御言葉である聖書の正確な知識です。この点について賢人の述べた次の言葉に注意して下さい。『知恵を求め得る人および聰明をうる人は幸福なり。そは智恵を獲るは銀を獲るにまさり,その利は精金よりも善ければなり。智恵は真珠よりも貴し。汝のすべての宝もこれと比ぶるに足らず,その右の手には長き命あり,その左の手には富と尊貴とあり。その道は楽しき道なり,その道すぢはことごとく平康し。これは執る者には生命の樹なり。之を持つ者は幸福なり。』故に,永続の幸福をもたらすものは,神の御言葉の智恵,理解そして知識であります。これらのものは,人に希望,よろこび,そして慰めを与えます。これらのもので,私たちはありのままのこの世を見ることができ,なぜこれらの災難が世にあるのか,又その将来は何かを知ることができます。神の知識は,人に人生の目的,目標,期待を与えます。これこそ私たちを幸福にするものです。研究によりこの知識を得て,それを毎日の生活に適用することは,幸福以上のものを意味します。それは,神の是認をいただいているということを意味し,そのことは又永遠の生命を意味するものです。イエスはこう言われました『唯一つの真の神であるあなたと,あなたの遣した者,すなわちイエス・キリストを知ること,これこそ永遠の生命を意味する。』― シンゲン 3:13-18。ヨハネ 17:3,新世。

      それで,幸福は正しい知識,正しい考え,また全能の神の確かな御言葉と約束に全く信瀬することにより来ます。その理由で,パウロは次のように助言し,幸福な者は次のことを考えよと述べています。『すべて真実のもの,すべて尊ぶべきもの,すべて正義のもの,すべて純真なこと,すべて愛のあるもの,すべて良く言われるもの,すべて徳のあるもの,すべて称讃すべきものがあれば,これらのことを考え続けなさい。私に関連して,あなた方が学び,受け入れ,聞き,そして見たものを実践しなさい。平和の神は,あなた方と共におられるであろう。』― ピリピ 4:8,9,新世。

      これらの良いものは,みな神の御言葉,聖書の中に含まれています。聖書の中に記されている救済は確かです。私たちは,それを只適用するだけです。それをなして,幸福になりなさい。この秘訣を他の人に与え,より大きな幸福を見出して下さい。イエスもこう言われました『受けるよりは与える方が幸福である。』― 使行 20:35,新世。

      [124ページの囲み記事]

      『聖書はすべて神の霊感をうけたものであつて,教えや,いましめや物事を正しくすること,義しく躾けることに有益なものである。それは神の人があらゆる良い業に対して十分の備えができて全く整えられた者になるためである。』― テモテ後 3:16,17,新世。

  • 躍進する台湾のヱホバの証者(1955年のヱホバの証者の年鑑より)
    ものみの塔 1955 | 4月1日
    • 躍進する台湾のヱホバの証者(1955年のヱホバの証者の年鑑より)

      台湾では,自由のための戦が行われています! 政府はヱホバの証者にこう言います『宗教制度として登録しない中は,伝道してはならぬ。』最近の年の中に,ヱホバの証者は登録の申請書を7回提出しましたが,7回も拒絶されました。いま8番目の申請書は,政府の各省をのろのろと廻送されています。このことから,民主主義および宗教の自由を大声に叫ぶ国家主義中国の主張は,全然偽りのものであると分ります。

      しかし,台湾のヱホバの証者は,崇拝についてキリスト・イエス,および使徒たちの怯まざる模範に従い,「人よりも神に従つて」います。台湾の兄弟たちは生まれつき話を好む人々であつて,真理を得ると彼らは熱心に話をいたします。報告を自由の世界にいつも送ることはできませんが,昨年の奉仕年度の最初の10ヶ月間一昨年の934人に較べて平均1432人の伝道者がいました。最高伝道者数は1771人でしたが,それは一昨年の平均より90パーセントの増加です。主の夕食の祝に集会することは許されていませんが,イエスの命に従い2226人は出席して4月17日のこの出来事を認めたと報告は示しています。

      台湾にいる忠実な証者は,朝早く又夜遅く,時が良くても悪くても語ります。午前2時に伝道し始めたという経験をあなたは持つていますか? 台湾にいるヱホバの証者は,しばしばそうなし,大体その時刻に起きて畠に行く農夫たちの食物を整える主婦たちに証言します。状況が許せば,『たがいに集まれ』というヱホバの命に,兄弟たちは全く嬉々として従つています。孤立した一会衆は,土と竹の御国会館に集まることができます。ある訪問者が,そこの会衆の僕に何時の夜聖書研究をしているかと尋ねたとき,僕はびつくりした風でこう言いました『ええ,もちろん毎晩です!』

      自由世界の一部であると主張し,その指導者はキリスト教に帰依していると自称する台湾の政府は,一体なぜ謙遜なヱホバのクリスチャン証者を迫害するのですか? その迫害は,昨年のあいだ新しく悪い手段を取り,聖書自体を押収することすらしました! 政府の言い分に,日本語の聖書を用いてはならず,中国語か英語の聖書を読まねばならないというのですが,そのことは実際には「イエスをよろこんで聞く」階級,つまり台湾の一般民衆に聖書を知らせない拒否と同じです。台湾の支配者たちは,危険な地を歩んでいます。聖書の自由配布を禁ずることは,神に手向つて戦うことです。しかし,聖書やヱホバの証者をいかに踏みつぶそうとしても,終りなき御国政府の増加を阻止してはおらず,また阻止し得ることはできせん。

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