彼らは，人類に対する神の交渉の記録を収めた書物である聖書を研究することにより，自分たちの信仰が深まることに気づきました。

聖書は，神に対する単なる盲信を築き上げるものではありません。むしろそれは，証明された信仰を培うようわたしたちを促します。「信仰とは，望んでいる事柄に対する保証された期待であり，見えない実体についての明白な論証です」。（ヘブライ 11:1）目に見えないとはいえ，神のその実体に対する信仰は，「造られた物」を調べることにより，また特に聖書の研究により得られます。あなたがもし不可知論者であれば，証拠を再び調べるようにお勧めします。エホバの証人は喜んでそうするためのお手伝いをいたします。

子供たちに害を及ぼす可能性がある

「受動的な喫煙」というようなことがあるでしょうか。言い換えれば，子供たちは親の吸うたばこから害を受けることがあるでしょうか。この問題は激しい議論の的となっていますが，サイエンス･ニューズ誌によれば，現在入手し得る付加的な証拠は，長年の間には害を受けることを指し示しています。

同誌は，父親よりも母親のそばで時間を多く過ごした1,156人の子供たちを対象にした，ボストンの科学者たちによる研究に言及しています。母親の中にはたばこを吸う人もおり吸わない人もいました。結果は次の通りです。「5年後，たばこを吸う母親と共にいた，たばこを吸わない子供たちの肺の成長率は，たばこを吸わない母親と共にいた，たばこを吸わない子供たちの93％にとどまった」。研究者たちはどんな結論を下していますか。「母親の吸うたばこの煙に受動的にさらされることによって，子供の肺の機能の発達に重要な影響が出ると言えるかもしれない」。

サイエンス･ニューズ誌によると，たばこを吸う人の子供たちは，たばこを吸わない人の子供と比べると，全体的に肺の機能が弱いという報告が以前に科学者たちから出されたとのことです。

良いにおいのする殺虫剤

殺虫剤は芳しいにおいで知られているわけではありません。それに加え，殺虫剤は多くの場合健康に非常に有害なものとなり得ます。しかしサイエンス･ニューズ誌によると，ジョージア大学の科学者たちは，安全性があって鼻にもやさしい殺虫剤を発見したと最近発表しました。

この殺虫剤はオレンジやレモンなどの果実の皮の中にあります。サイエンス･ニューズ誌によると，予備的な研究の結果，これらの柑橘類の皮から出るオイルが「ハリアリ，イエバエ，サシバエ，ミズアブの一種，アシナガバチの類，コウロギの一種など，テストされた昆虫すべてを殺した」ことが明らかになったということです。同誌はさらにこう述べています。「毎日接触していても柑橘類の皮は，人間や他のせきつい動物に対しては無害であると思われるため，清涼飲料やパンやケーキ類の香料として用いられている」。

これほど効率よく昆虫を殺すどんな物質がこの果物の皮に含まれているのか，科学者たちは現在それを正確に定める努力を払っています。