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支部の手紙王国宣教 1971 | 1月
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支部の手紙
王国伝道者のみなさん:
みなさんにこの号を,「王国奉仕」として紹介いたします。なぜ変える必要があったのですか。昨年夏の地域大会で学んだとおり,エホバの王国は,まさに実在している王,キリスト・イエスの治める,これまた,まさに実在している王国にほかならないからです。カトリックおよび新教の聖書翻訳に用いられている「御国」ということばはあいまいで,原語のヘブル語およびギリシア語の「王国」ということばの意味を表わすものではありません。それどころか,現実に王が統治しているという原義を不明瞭にするものです。今後,「王国」ということばを用いることによって,現に統治している王国に関する真理を,わたしたちの心臓に刻みつけることができるでしょう。
それとともに,わたしたちは,胸部にある文字どおりの心臓こそ,行動を促す欲求,動機,衝動の宿る所であるということを正しく認識しています。それで,「心」ということばも,やはりあいまいで,不明確ですが,「心臓」をぜひとも守らねばならないといえば,それがどこにあるかをまちがえることは,決してありません。(箴言 4:23,新)正しいことばを用いると,聖書がいかに意味深いものになるかを示す例として,「国」と「心」ということばを,それぞれ「王国」また「心臓」と置きかえて,歴代志略上 29章10-19節を通読してみてください。
わたしたちは,大いなるバビロンが用いてきた,神の目的をあいまいにすることばを,ぜひとも排除したいと思います。ですから,祈りをささげたり,集会で注解したりする際,どうぞ最新のことばを用いてください。会衆の書籍研究などで聖書や従来の出版物を読む場合,従来のことばを読むたびに,ちょっと間をおいて,最新のことばをそのあとに付け加えることもできるでしょう。同時に,祈りの際に出てくる「御在天の」といったたぐいの,世の宗教に見られる形式的な表現も避けたいものです。
イエスの初期の弟子たちは,神聖ぶることを避け,人々が日常,普通に使う意味深いことばを用いました。わたしたちもそうすべき
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10,000人を越える伝道者王国宣教 1971 | 1月
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10,000人を越える伝道者
40回目の最高数
1 確かにわたしたちのさかずきはあふれています!(詩 23:5,6)わたしたちの偉大な牧者,エホバは,祝福の上にさらに祝福を豊かに注ぎ続けておられます。さて日本では,みなさんの熱心な活動はこれまでにもまして祝福され,10,000人の伝道者という目標を11月に達成しました。これは連続40回目の伝道者最高数です。この40か月の間に,日本の伝道者は2倍以上に,つまり,4,840人から10,064人にまで増加したのです。このことを知って,みなさんは喜ばずにおられるでしょうか。喜ばずにはおられないでしょう。なぜなら,11月中奉仕を報告したそれらの人々とは,みなさんにほかならないからです。また,新しい人々がエホバを賛美するのを助けるために家庭聖書研究のわざに携わっているかたがたは,王国のわざの拡大になおいっそう貢献しているのです。そうです,この教えるわざは繁栄しています。なぜなら,11月の報告によれば,さらに全日本で,それぞれ新最高数の,19,543件の家庭聖書研究と1,201回の公開集会が行なわれたからです。開拓者の総合計もやはり新最高数でした。野外奉仕のすぐれた平均,とくに会衆の伝道者の奉仕の平均が示すように,開拓者および伝道者のみなさんは神への奉仕になんという熱意を示しておられるのでしょう!
2 以前日本で巡回のしもべとして奉仕していたハービー・ローガン兄弟が,最近,地帯のしもべとして台湾から来日されました。通知があってから訪問までにはごくわずかの日数しかありませんでしたが,同兄弟は東京と沼津で,合計1,000人以上の兄弟たちに話をすることができました。ペテロ後書 1:1-13; 2:9,10; 3:14をお読みになれば,ローガン兄弟の話されたすぐれた助言をもう一度思い起こすことができます。ペテロの手紙の冒頭に述べられている,クリスチャンの8つの美徳をつちかうとともに,神の組織とその任命されたしもべたちとに深い敬意を払いつつ,この世の不道徳を退け続けることができますように。そうすれば,10,064人のわたしたち全員は,「世にあらん限りはエホバの家にすまん」との決意を全うできるでしょう。
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みことばを植える王国宣教 1971 | 1月
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みことばを植える
1 あなたは11月中,日本で開拓奉仕を報告した2,572人のうちのひとりですか。もしそうであれば,あなたは,命の『ことばを植える』わざに,どんなにか忙しく携わったことでしょう。また,もしあなたが,奉仕を報告した7,492人の会衆伝道者のひとりでしたら,あなたも同様にたいへん忙しく働いたにちがいありません。11月には平均して16.3時間というすぐれた奉仕を行なったからです。新しい人々が,救いのための『ことばが植えられること』を受け入れるにつれ,みなさんが11月に司会した19,543件の聖書研究の多くは実を結んでいるのです。(ヤコブ 1:21,新)『みことばを聞いて悟り』,自分が『良い地』であることを実証している人は大ぜいいます。みなさんは確かに,エホバの献身した証人として,それぞれ,百倍,六十倍,あるいは三十倍の実を結んでいます!―マタイ 13:23。
2 他の人々が,魂を救いうることばが植えられることをほんとうに受け入れられるよう助けるには,1月中,わたしたちはどうすればよいでしょうか。最善の方法の1つは,第33回「ものみの塔」予約運動に十分にあずかることです。「ものみの塔」誌の予約を,3冊の小冊子を添えて550円の寄付で提供できますし,「ものみの塔」と「目ざめよ!」の両誌の予約を1100円で勧め,予約をした人には6冊の小冊子を贈り物として差し上げること
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