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「真理はあなたがたを自由にするでしょう」目ざめよ! 1981 | 4月22日
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が今までずっと探し求めていたものよ!」 それから幾日かしてその証人はまたやって来て,昼食に招待してくれました。王国について彼女が話してくれたのはその時でした。私は,嵐にもまれる海を航海してついに暖かい,静かな浜に上陸した人のように感じました。死んだ息子に再び会えるとは! それはあまりにも大きな望みではないでしょうか。―ヨハネ 5:28,29。
私はそのすばらしい音信を聞くとすぐに,麻薬を使うのはそのような愛情深い神を喜ばせることではないかもしれない,と心の中で感じました。それに今は自分の心の中に別の力,つまり希望という強力な原動力を持っているのですから,麻薬を用い続ける理由はありません。その希望は,生き続け,また生活を変える励みになりました。
麻薬に対する勝利
私の体は20年近く麻薬に浸され,麻薬の助けによってのみ機能してきたのですから,麻薬をやめることがたやすくなかったことは言うまでもありません。命を与えるその音信を聞いた時に私はすぐ,二日位で麻薬をやめました。しかし私の体は麻薬を要求しました。それでも私は息子とともに人生に立ち向かい,めちゃめちゃになった生活を建て直す決意をしていました。エホバはそれを行なう力を私に与えてくださいました。エホバの真理が私を自由にしたのです。―ヨハネ 8:32。
一緒に聖書研究をした証人は,私の家に来て一緒に住んではどうですかと言ってくれました。その証人の家に行けばもっと気持ちよく暮らせます。それで私たちはついにその申し出を受けることにしました。その人にも子供がいたので,私は彼女のそばにいて,日々行なう家事や家族の世話についての基本的な原則を学びました。
息子も私も辛抱強く努力し,骨折って働きました。正しい管理と助けとエホバの祝福とによって,私たちはささやかながらマイホームを建てることに成功しました。それは私たちが夢見たものよりも立派なものでした。
ところが別の難しい問題が持ち上がりました。麻薬をやめた時に48㌔だった体重が,1年たたないうちに75㌔に増えたのです。私にとってはこれも難しい試みでした。そんな状態の自分を見るのは耐えられないことでした。
体重のことはどうすれば良いでしょうか。私はこの問題を心配しました。アスピリンでさえ飲みたくなかったのですから,まして昔使っていた他の薬物は一切使う気持ちはありませんでした。それで私は,この問題を扱った資料はないか,エホバの証人のすべての出版物を丹念に調べました。そして,簡単ですが非常に効果的な方法を見付けだし,すばらしい結果を見ました。2年に近い苦しい闘いと自制とによって,私はついに元の体重を取り戻しました。それも容易なことではありませんでした。しかし私は身体的にも,精神的にも,霊的にも,さわやかさを感じました。
力が弱くなっていくのを感じる時には神に助けを祈り求め,それを得ました。ヨハネ第一 3章22節の次の言葉は私にとって真実となりました。「わたしたちが何を求めようと,神からいただくことができます。それは,わたしたちがそのおきてを守り,神の目に喜ばれることを行ないってるからです」。
息子も私も今では献身しバプテスマを受けたクリスチャンで,私は神の王国を全時間宣べ伝える者として奉仕しています。この奉仕は,神が示してくださった過分のご親切すべてに対する私の感謝の表明なのです。―寄稿。
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幸福を見いだす方法目ざめよ! 1981 | 4月22日
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幸福を見いだす方法
コロンビア大学の心理学の教授,ジョナサン・フリードマンは,今日の「インスタント幸福論」のほとんどは,自分のことを考えるように人々に教えると述べています。
しかし同教授は,「人々はだれかほかの人と良い関係にある時に最も幸福である」ことが幸福の研究によって証明されたと述べています。
であれば,わたしたちは神と親しく温かい関係を深めることによって多くの幸福を確かに見いだすことができます。
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