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    ものみの塔 1955 | 8月15日
    • 16 しばらくのあいだ,多くのクリスチャン奉仕者は,異邦人のクリスチャンに割礼を施す必要性を伝道していました。しかし,結局西暦49年,エルサレムのヱホバの証者の大会で,統治体内の数人の円熟者は,聖書の言葉と神の啓示から異邦人に割礼は必要でないと示しました。父こそ違うものの,イエスとは実の兄弟であり,かつエルサレム会衆の僕であつたヤコブは,アモス書 9章11,12節の予言の成就を説明することによりこの決定に賛成しました。(使行 15:6-22)又,異邦人がクリスチャンなる時,モーセの律法に従わねばならぬと,多くの人々は伝道していました。統治体の一員であつた使徒パウロは,西暦56年までにヘブル語聖書により次の事柄をはつきりと説明しました。つまり,異邦人の来ることは聖書の予言通りであつて,異邦人はモーセの律法の下におらず,神の過分の御親切の下にいるということです。パウロは論じて,神は律法契約をイエスの刑柱に釘づけしたと正しく言いました。(ロマ 6:14; 15:7-13。コロサイ 2:13,14)使徒ヨハネは多くの事柄を啓示しましたが,しかしその中でも,キリスト・イエスとともに天で生き統治する油注がれた者の数は,14万4000人であるということを,西暦96年に示しました。―黙示 7:4; 14:1。

      初期の不明な見解は躓きにならず

      17,18 (イ)このことは,神の径路が間違いで弱められていると,なぜ示しませんか?(ロ)新しい真理が径路に従つて流れるという見方に従うとき,これら初期の不明瞭な見解は伝道の妨害になりましたか?

      17 それで,このことからイエス時代以降,地上における神の径路は弱められ,そして間ちがいで不純にされたということですか? けつして,そんなことはありません。それとは全然逆なことでした。一瞬時に水がどつと多く流れて押しつぶされてしまうことはなく,むしろ新しい真理の水は,定められた径路を通して静かにしかもムラなく流れて来ました。この油注がれた会衆の予言者制度に導かれて来た多くの人々は,かつてヱホバの御目的について不明瞭な見解を持つていました。その考えを除々に変えるためには,時間を要します。人間は新しい真理の大水を一時に悟り,理解し,そしてしつかり保持し得ないと,神は知つておられました。象徴的に言つて,もし一時になされると,人間は平衡を失い,溺死してしまいます。

      18 ヱホバは御自分の弱い僕たちへの恵みの御心と,愛のある思い遣りから,新しい真理の水が,秩序だつた径路の道を通り,除々に流れる取り極めをつくられました。彼らの心は,除々に調節され,進歩して行く新しい事柄で充されます。それで,今度彼らが正義の心を持つ人々にこれら新しい事柄を伝道する際には,除々にしかも秩序立つた径路の流れの仕方で行われたのです。例えば,モーセの安息日の律法と割礼はクリスチャンたちに適用するか否かについて,極めて不明瞭な見解が言われていましたが,しかし初期において,真理の新しい知識を流す妨害には全然ならなかつたのです。そして,初期の会衆がイエス・キリストを伝道することをも妨げなかつたのです。しかし,神の御予定の時である西暦49年真の宗教は良く発展し,ついに割礼とモーセの律法についてのヱホバの正しい立場が賢明にも発表されました。その時よりこの方,全く明白になつたこの新しい立場は,正しい教理となり,真のクリスチャン奉仕者はその教理をつねに伝道しました。

      19 神の径路が順次発展して行くことはどのように予言されていましたか?

      19 実際,啓示された聖書の真理が油注がれたクリスチャン達の径路を通して,伝達され,かつ進歩して行つたことは,御使たちを驚かせました。『いまや,天界にあるもろもろの支配や権威が,会衆を通して,神の多種多様にわたる智恵を知るためである。』イエスは,地的の径路が進歩して発展して行くことを示し,こう言いました。『ほんとうに私はあなた方に言う。私に信仰を持つ者もまた私のする仕事をするであろう。そして,その者はこれらよりも大きな仕事をするであろう。なぜならば,私は父のもとに行くからである。』ヱホバの御目的について,神よりの新しい伝達は,順次にしかも多く流れましたが,その後の西暦55年,パウロは新しい事柄が将来もつと大規模に開明されると示しています。『今でこそ,私たちは鏡で見るようにおぼろに見ている。しかし,その時は顔と顔を合わせて見るようになるであろう。私の知るところは,いまは一部分にすぎない。しかし,その時には,私が正しく知られているように,私は正しく知るであろう。』― エペソ 3:10。ヨハネ 14:12。コリント前 13:12。ペテロ前 1:12,新世。

      今日のクリスチャン径路に12の必要事項

      20-32 今日のクリスチャン径路に対する12の箇条を夫々論じなさい。どの群は,その必要事項に適いますか?

      20 今日,ヱホバのクリスチャン伝達径路は何ですか? クリスチャンと主張する幾百もの宗派の中,どれが今日,地上におけるヱホバの代弁者であり,そして神により任命され,かつ制度化された伝達の径路ですか? 聖書には多くの箇条が記されていますが,それらはみな神の認める唯一の径路を疑いなく指し示すものです。次にその必要事項を列記します。今日,キリストの真の会衆が神の径路にふさわしいものであるためには,その必要事項に適わねばなりません。

      21 第1に,20世紀のキリストの会衆は,イエスが初期の弟子たちに示された神の御名の何であるかを知り,そして昔の予言者,イエス,第1世紀のクリスチャンと同じように,この尊厳に充ちる御名の証者にならねばなりません。今日,油注がれたヱホバの証者の残れる者と,それに交る者だけが,神の御名ヱホバについての深い理解を持つています。そしてヱホバの証者としてこの御名にふさわしい生活をしようと努力しています。―イザヤ 43:12。ヨハネ 17:6,11,26。使行 15:14。

      22 第2に,イエスから始められたキリストの会衆,つまり径路は全部油注がれた者で構成されます。彼らは霊によつて産み出された者で,天でキリストと共に支配する希望を持つています。そしてその数は14万4000人です。今日地上に存在するクリスチャンのどの群が,1900年の年月を経て円熟しているキリストの会衆の残れる者という証拠を,その業や信仰で表していますか? ただヱホバの油注いだ証者の残れる者だけです。―ヨハネ第一書 2:27。黙示 14:1。

      23 第3に,キリストの会衆は,聖書の原則に忠実を保ち,そして新しい世の王であるキリスト・イエスに処女の清さを保つて妥協を許さぬため,諸国民から迫害をうけなければなりません。そのようにして,明白に表し示されるべきです。油注がれたヱホバの証者の残れる者と,それに交る者だけが,全世界で迫害され,はつきりと表し示されています。―マタイ 24:9。

      24 第4に,キリストの会衆は,順次になされた唯一の真の宗教の啓示を皆認めて,うけ入れねばなりません。その啓示は,昔の全部の予言者たちより洗礼者ヨハネにいたるまでに伝えられたヘブル語聖書と,キリスト・イエスおよび弟子たちを通して伝えられたギリシャ語聖書の中に記されているものです。油注がれたヱホバの証者とそれに交る『他の羊』だけが,その啓示をみな認めて信じています。―ペテロ後 3:15,16。黙示 22:18,19。ヨハネ 10:16。

      25 第5に,キリストの会衆は,散らされた期間を経て,『バビロンの』霊的な束縛をうけたことを認ねばなりません。そして,この束縛より『天のはてからはてに至るまで,四方から選民を集めるであろう。』ということがなされねばなりません。油注がれたヱホバの証者の残れる者だけが,このことを認識しています。彼らは,1919年以来,あらゆる国,言語,以前の宗教的な結びつきから再び集められた者たちです。―マタイ 24:31,新世。黙示 18:4。

      26 第6に,キリストの会衆は,主イエス・キリストの再臨に対し霊的に目覚めているべきです。そして,主イエスが地上の事柄に注意を向けて,目に見えぬ状で再臨する時,キリストの会衆はイエスを認め,そして支配者である王の臨在によろこばねばなりません。油注がれたヱホバの証者の残れる者だけが,霊的に目覚めており,そしてキリストが1914年天で即位した大きな出来事を認めています。―マタイ 24:3,42-44; 25:1-23。

      27 第7に,主の再臨後,『神の家』であるキリストの会衆は,その裁さを受けねばなりません。その時,ヱホバの使者は,宮に来て裁きをいたします。なおその裁きは世界の残りの部分より先になされるのです。1918年,『使者』が神の宮に来た時,油注がれたヱホバの証者の残れる者だけが,この裁きの清めを経験しました。―ペテロ前 4:17。マラキ 3:1-3。

      28 第8に,清められたキリストの会衆は,『主人が家人の上に任命して,正しい時に食物を与える忠実にして慧い奴隷』と示され,主より賞められねばなりません。1919年以来,油注がれたヱホバの証者の残れる者だけがこの職務を認識しています。彼らは1919年以来,その交るすべての人,つまりキリストの『家人』に清い霊的な食物を伝えようと最善の努力を払つて来ました。―マタイ 24:45-47,新世。

      29 第9に,終の日のキリストの会衆は,特別な任務をうけねばなりません。すなわち,『御国のこの良いたよりはすべての国民に証をするため,全世界に伝道』されねばならないということです。『それから全き終りが来るのである。』油注がれたヱホバの証者の残れる者と,それに交る者だけが,1914年のキリストの御国設立についての知らせを述べ伝えています。その伝道の業は,いまや地上で160の国々に達しています。―マタイ 24:14,新世。

      30 第10に,今日のキリストの会衆は,第1世紀の型に従わねばなりません。つまり,順次に聖書予言の理解をうけるということです。そうすることによつて,生ける神の尊厳に充ちる御目的を一層良く表し示します。そして,神の予言者制度は,その真理の新しい光を全地に公平に宣べ伝えねばなりません。油注がれたヱホバの証者の残れる者と,それに交る者だけが,『予言を軽々しく扱わず』,聖書出版物を用いて,明白に分つてくる予言の成就を宣べ伝えます。―テサロニケ前 5:20。黙示 11:3,4,新世。

      31 第11に,キリストの会衆は,その業の変化を認識しなければなりません。すなわち,天的な特権を持つ『小さな群』を集める業が『他の羊』を集める業に変つたことです。楽園の地は,大アブラハムの約束を必らず成就して,永遠に存続いたしますが,『他の羊』は良い御国の住民になり,その楽園の地で永久に,かつ幸福に生活します。油注がれた残れる者だけが,1932年と1935年以来このことを経験しました。―創世 22:18。ルカ 12:32。ヨハネ 10:16。マタイ 25:31-33。

      32 第12に,キリストの会衆は,ある特定の時を認識しなければなりません。それはヱホバが永遠に続く新しい世の制度として,『新しい天を植え,そして新しい地の基をすえる』時です。ただヱホバの証者だけがこのことを認識しており,そして,1919年以来正義の新しい世の社会は発展し,全地に充ちるということを知つています。―イザヤ 51:16; 65:17。ペテロ後 3:13。黙示 21:1。

      径路と密接な連絡を保ちなさい

      33,34 (イ)今日油注がれた残れる者の用いている合法の僕は,何ですか?(ロ)『忠実にして慧き奴隷』の公式な発表機関は何ですか?(ハ)今日,誰が神の径路と密接な連絡を持つべきですか? そしてなぜ?

      33 それで,今日のヱホバのクリスチャン証者の中,油注がれた残れる者が,集合の伝達の径路を構成していることについては,異論をさしはさむことのできない程に多くの証拠があります。つけ加えるものとして,多くの詳細の事実は,ヱホバの証者の歴史について述べている『ものみの塔』内の連続記事の中に出版されています。これら油注れた者は,いまでも約1万7000人が地上に居り,その統治体はニューヨーク,ブルックリンのベテルにあります。その残れる者に,56万人以上の『他の羊』が交つています。油注れた者で構成されるこの小さな『忠実にして慧き奴隷』は,ものみの塔聖書冊子協会として知られる合法の僕を有しています。その協会は1884年に制度化され,『忠実にして慧き奴隷』を代表するために用いられています。

      34 この『奴隷』級の公式な発表機関は,『ものみの塔』の雑誌です。『ものみの塔』はいまや76年間出版されて来ました。この雑誌は,霊感をうけているとは主張しませんが,しかし聖書の中に記録されていて,今日順次に成就して行く霊感の原則や予言に導れています。この唯一つの径路は,信頼すべき霊的な導きになつています。そして,この径路により,正義を愛する誠実で正直な人々は,ハルマゲドン後の新しい世における『完全な日』に導かれています。あなたへの招待は,油注がれた残れる者とともに前進して戴きたいということです。そして,神の導きのまま,その霊的な立場を順次に進めて行つて下さい。それは次の約束の言葉を成就するものです。『義人の道は暁の光のごとし。ますます輝きて完全な日にいたる。』― シンゲン 4:18,ア標。

  • シエラ・レオネの開拓者の経験
    ものみの塔 1955 | 8月15日
    • シエラ・レオネの開拓者の経験

      この地の最初の休暇開拓者は,66歳の姉妹でした。2ヵ月の休暇があつたため,賢明にもヱホバの奉仕に用いようと決めました。内部の村々を訪問し,興味を持つた人々に会つて,51冊の本,165冊の冊子,143冊の雑誌を配布し,一つの予約を得,そして72の再訪問をしました。内部の村から村に旅行するためには,トラックに乗らねばならず,しかも多くの場合坐席は無いのです。運転手は,ごつごつした狭い道を大速力で運転するため乗客はがたがたゆられて,ひどくつかれ,旅行が終つた時には病気の状態です。(1955年度のヱホバの証者の年鑑より)

  • アイス・ランドからの報告
    ものみの塔 1955 | 8月15日
    • アイス・ランドからの報告

      辺境の地区を伝道する開拓者の経験は,まつたく心を躍らすものです。ひとりの開拓者の姉妹は,ひとりきりで200マイル以上の悪路をバスで旅行し,ヒョードの群を訪問しました。午前9時に到着しましたが,旅館はいま閉鎖されていると知りました。少年たちが姉妹の本やカバンを持ち運んでくれましたが,彼女は1軒のコーヒー店を見出しました。その店の女主人に証言したところ,その店に滞在するよう招待をうけました。その村中の全部の人に証言した後,この親切な婦人は,次は何処へ行くのですかと姉妹に尋ねました。『次のヒョードの村です。』という答を聞いて,こう言いました。『そこにも旅館はありませんが,その地にいる私の母親に電話しましよう。母親のところに滞在しなさい。』このような具合で,2日間の旅行をして3つの村での9日間の証言の結果,190冊の本が配布されました。証者が信仰をもつて出かけ,第一に御国を求めるならば,ヱホバが道を開くという一つの例であります。(1955年度のヱホバの証者の年鑑より)

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