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    ものみの塔 1963 | 6月15日
    • 口)キリスト教国が一般祭司職を実践するために必要とするのは,初期教会の場合と全く同じもの ― すなわち御霊をそそがれることです。

      実践されている一般祭司職 ― 御霊のしるし

      16 ヨエルの預言がエホバの証者の上に成就してきたことは,何から見て明らかですか。

      16 五旬節の日,はじめて御霊のそそがれたことを説明したペテロは,ヨエルの次の預言を引用しました。「神がこう仰せになる。終りの時には,わたしの霊をすべての人に注ごう。そして,あなたがたのむすこ娘は預言をし,若者たちは幻を見,老人たちは夢を見るであろう。その時には,わたしの男女の僕たちにもわたしの霊を注ごう。そして彼らも預言をするであろう」。ペテロの日に御霊のそそがれたことは,この預言の小規模な成就に過ぎません。この古い組織制度の終りの日であるいま,御霊をそそぐと約束したこの預言は,キリスト教国のカトリックまた新教の教会の上にではなく,エホバの証者の上に大規模かつ最終的な成就を見ています。その証拠として,エホバの証者は一般祭司職という聖書の教えを理解し,認めているのみならず,それを実践しています。―使行 2:17,18,新口。

      17 現代のエホバの証者は,一般祭司職に関する正しい理解を何時から持っていましたか。

      17 その現代歴史のはじめから,エホバの証者はこの教えを正しく理解していました。その公の雑誌「シオンのものみの塔」(現在「ものみの塔」)の1879年7月号すなわち創刊号に出た「王なる祭司」と題する記事は,そのことを物語っています。クリスチャン・ギリシャ語聖書の中から一般祭司職に関する4つのおもな聖句(ペテロ前 2:9。黙示 1:5,6; 5:10; 20:6)を引用してのち,この記事は次のように述べています,「前述の聖句が明白に教えている通り,将来における我々のわざの少なくとも一部は,神の祭司としての務であろう。祭司のつとめはとりなす事と義を教える事であるから,この重大な時代に福音をひろめる栄光のわざが進められることは間違いない。メルキゼデクのさまに似た王なる祭司として,我々は諸国民の人々を十分に思いやり,かつ人々を義の道に導いて生命の道に至らせることができる」。

      18 何時,エホバの証者は一般祭司職を完全に実践し始めましたか。その事はどのように示されましたか。

      18 しかしエホバの証者の歴史をしらべると,すべてのクリスチャンが神のことばを熱心に教えることの重要さは1879年以来,理解されていたものの,初期教会のやり方にならって一般祭司職を組織し,実践する勇気と力が与えられたのは1919年とくに1922年以降のことでした。それ以来,聖書パンフレットの無料配布にとどまらず,家の人に親しく話しかけ,名目だけの寄付によって聖書の雑誌,本,冊子を配布しながら,会衆のメンバーが一人残らず家から家に伝道することに努力が傾けられてきました。その時からすべてのエホバの証者は,男も女も老いも若きも,子供もみな「預言」したのです。神の国の福音を全世界に宣べ伝える大きなわざの達成を援助するため,油そそがれた王なる祭司の宮における奉仕を助けたいと願う善意者の「大いなる群衆」が加えられました。昔ネテニ人とギベオン人もレビの祭司を喜んで助けたのです。―ルカ 8:1。使行 17:17; 20:20。黙示 7:9,10。

      19 一般祭司職は,エホバの証者の会衆にどのように見られますか。

      19 エホバの証者の会衆内における生活にも,一般祭司職が見られます。どの会衆にも,監督,統計,文書,金銭の管理,伝道する区域の割当,聖書研究の司会など,特別な奉仕をする人々が初期教会の仕組にならって任命されていますが,その人々は兄弟に仕える僕であって,これらの人々が牧師,他の人々が一般信徒になっているのではありません。会衆の集会において,出席しているすべての人が討議に参加します。また奉仕者である以上,能力のある男子の成員ならばだれでも葬式,バプテスマ,結婚式,年一度の主の死の記念式を執り行なうことができます。すべての人に与えられる適宜な訓練を受けてのち,資格のあるすべての男子は,演壇から教え,伝道することを割り当てられます。奉仕者の会衆において教えられる事は多岐にわたるため,教えたり伝道する能力に応じてさまざまな割当があり,従って前述の事が可能になるのです。このようにして初期教会におけると同じく,「どのクリスチャンもすべての儀式を執り行なうことができ」ます。―ピリピ 1:1。テモテ前 2:12。エペソ 4:11-13。

      20 エホバの証者は,なぜ他の人々よりもひんぱんに集まるのですか。エホバの証者の集会の出席の状態は一般の教会と比較してどんな状態ですか。

      20 すべての成員が公に教える者であることから,そうでない場合にくらべて,教えと集会の必要がはるかに大きいことは明らかです。それでエホバの証者の会衆では,各1時間,五つの集会が毎週開かれます。これらの集会に出席する人の数は全世界,平均して会衆と交わる人々の75パーセントに上り,週に一度,教会に行く人々,そして多くの場合に出席者の少いことが嘆かれている事態とは対照をなしています。

      21 エホバの証者の集会は,なぜ他の教会のそれと違うのですか。

      21 エホバの証者の集会は,キリスト教国の教会で行なわれている普通の礼拝とはかなり異なっています。それは一般祭司職の要求にかなうための集会だからです。一般の人々をとくに歓迎する日曜日の講演,週2回の聖書の研究のほか,証者は更に二つの集会を開いていますが,それは互い同志また一般の人に対する宣教奉仕に備えて訓練と教育を受けるためです。

      22 一般祭司職の実践に役立たせるため,とくにどんな集会が設けられていますか。

      22 そのひとつは奉仕会です。この集会でエホバの証者は,会衆に割り当てられた区域に住むすべての人に定期的に伝道し,興味を抱いた人に聖書を教えるという責務を,どうすれば最も首尾よくはたせるか,そのいろいろな方法を討議します。もうひとつの集会は神権宣教学校であり,これは福音を公けに宣明する者となるための個人的な訓練を証者の各人に授けます。男も女も子供も学校にはいり,学校のプログラムには,教えを授ける話,生徒による聖書朗読,家から家に伝道してする聖書の話などがあって,生徒は学校の僕から有益な助言を受けます。すべての集会は無料で,一般の人も歓迎されています。

      23 エホバの証者が全世界で一般祭司職を実践している事実から,どんな結論が出ますか。

      23 189ヵ国に98万9192人を数える,一宗教組織の全成員が1人残らず神を公けに賛美する者となっていることは,たしかに注目に値します。これらの人々は社会事業に働いたり,辻説法をしているのでなく,年齢,性別,言語,人種,学歴に関係なく,みなキリスト・イエスの足跡に従う奉仕者となって使徒の残した方法に従い,家から家に伝道し,また家々で教えを授けているのです。このことはひとり人間の力や組織の力で行なわれているのではありません。1962年のあいだ,エホバの証者は全世界において家から家の伝道に1億4204万6679時間を費やしました。キリスト教国が同じことをしようと願い,努力を傾けているにもかかわらず,それを為し得ないでいることは,これが人の力によらないという事を証明しています。それは神の御霊の働きであり,また同時に次の事をも証明しています。すなわちいまヨエルの述べた「終りの時」であるというだけにとどまらず,強く要望されている一般祭司職を実践している会衆は神の御霊を受けており,また諸国民の中にあって地上で神を代表するものとして神に用いられているという事です。エホバの証者と親しく交わってはいかがですか。エホバの証者は世界中どこにでもいます。その御国会館で開かれる聖書を学ぶ集会にお出で下さることをお待ちしています。

  • 機会をとらえて証言する
    ものみの塔 1963 | 6月15日
    • 機会をとらえて証言する

      ◇ 北部ギリシャのある町で,鉛管工として働く一人の兄弟は,その町の著名な法律家の家の鉛管装置を修繕するために呼ばれました。この兄弟は非常に注意深く,またきちんと仕事をし,しかも請求した料金はごく妥当な額でした。法律家は非常に驚き,以前に仕事を頼んだどの職人とも違っている点があるのはなぜだろうかとたずねました。兄弟はこの機会をむだにせず,その場で,エホバの証者とその活動について話しました。この法律家は鉛管工の兄弟の語る言葉に驚きと敬意をもって耳を傾け,その後こう言いました。「これまで私はエホバの証者について全く違った見方をしていました。しばらく前にも,みなさんの仲間の一人に関する裁判が行なわれましたが,私はエホバの証者に反対の票を投じました。しかし今,私が間違っていた事を認めます。私のこの行為に神の許しがあるようにどうぞ祈って下さい」。―1963年のエホバの証者の年鑑から

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