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  • 人びとが,「平和だ,安全だ」と言うその時に,突然の滅びが臨む!
    目ざめよ! 1973 | 4月22日
    • 36; 17:14)しかし,何世紀にもわたって,世の宗教諸団体は政治勢力と売春を行ない,政治勢力に対する影響力を得ようとしてきました。

      キリスト教世界の宗教諸団体については特にそう言えます。それらの宗教諸団体は,黙示録 17章で地の王たちと親密な関係を持つ者として描かれ,『大いなるバビロン』と呼ばれる象徴的な淫婦と同一視されることは免れられません。『地の王たちをつかさどる』象徴的な都としての大いなるバビロンは,この世の宗教諸団体が地的諸政府の上に何世紀もの間保持してきた『霊的な』連合帝国を的確に表わしています。

      聖書の黙示録は,大いなるバビロンが諸国民を神に導くのではなくて,神に敵対させ,『小羊』キリスト・イエスと戦わせようとしていることを示しています。諸国民は,キリストの王国による支配を退け,また王国を告げ知らせてそれを支持する人たちを退け,迫害しさえすることによって,キリストと戦っています。―黙示 17:1,2,14,18。

      キリスト教世界の宗教指導者たちが世界の現在の平和運動を称賛し,その成功のために祈願をささげようと,わたしたちは,神がそうしたことをどう見ておられるかを知っています。イザヤ書 1章15節はこう述べます。

      『我なんじらが手をのぶるとき目をおおい 汝らがおおくの祈りをなすときも聞くことをせじ なんじらの手には血みちたり』。

      そうです,キリスト教世界の宗教諸制度は,みずからの手を血染めにしてきました。キリスト教世界の諸教会は,初期の世紀における悲惨な十字軍から,中世の「宗教戦争」や宗教裁判を経て,わたしたちの世代に生じた世界的規模の戦争に至るまで,政治諸国家の戦いを支持し,諸国家に神の祝福があることを保証しては戦いを勧めることさえしてきました。今や諸教会がいよいよ深く政治に介入していることは,諸教会がその心を真に変えてはいないことを示しています。したがって,その祈りは決して神に聞き入れられません。

  • 正真正銘の世界平和はどのようにして訪れるか
    目ざめよ! 1973 | 4月22日
    • 正真正銘の世界平和はどのようにして訪れるか

      「平和の神」は,世界平和,正真正銘の平和をもたらす独自の備えを設けておられます。その備えとは,神ご自身のみ子の治める政府,つまりメシヤの王国です。昔,メシヤについて預言者イザヤは霊感を受けてこう書きました。

      『政事はその肩にあり その名は…平和の君ととなえられん その政事と平和とはましくわゝりて限りなし かつダビデの位にすわりてその〔王国〕をおさめ今よりのちとこしえに公平と正義とをもてこれを立てこれを保ちたまわん 万軍のエホバの熱心これをなしたもうべし』― イザヤ 9:6,7〔新〕。

      天に基礎を持つその政府は,何らかの「恐怖の均衡」によってではなく,恐怖の原因をすべて除去することによって,永続する平和をもたらします。その政府は,ミカ書 4章3節の『その剣を鋤に打ちかえその槍を鎌に打ちかえん 国と国とは剣をあげて相攻めずまた重ねて戦争を習わじ』ということばを成就している人たち,それゆえにすでに剣や槍を鋤や鎌に打ちかえた人たちだけをその臣民として受け入れるのです。平和を愛するそのような臣民のことを考えれば,その預言が引き続き次のように述べている理由も理解できるでしょう。『皆そのぶどうの木の下に座し そのいちじくの木の下におらん これを恐れしむる者なかるべし』― ミカ 4:4。

      メシヤによる支配に服する地的臣民は,生ける真の神の清い崇拝と奉仕において結ばれているので,政治的王国やイデオロギーの混交したものに忠誠をつくして分裂を招くような結果を経験することはありません。その種の王国やイデオロギーなどはもはやなくなるのです。神のみことば聖書は,神のみ子の王国が『このもろもろの〔王国〕を打ち破りてこれを滅せん これは立ちて永遠にいたらん』と述べています。(ダニエル 2:44〔新〕)それらの政治的王国はすべて,「突然の滅び」に直面します。なぜなら,それら諸王国は地に対する神の支配に反対し,人間による支配が完全に失敗であったことを示す証拠があるにもかかわらず,地に対する人間による支配を引き続き支持しているからです。

      さて,その時,地上の生存者たちは,商業上の貪欲のために地を汚染させたり,核兵器の放射能で地をそこなったりせず,かえって地を回復された楽園,全地にわたる神の園に変えることによって,この地との平和な関係を持つことができるでしょう。そのうえ,さらにすばらしいこととして,神の政府は病を癒す手だてを備えて,その地上の臣民に自分自身のからだの内部でも平安を享受できるように取り計らいます。彼らの肉体的な弱さや不完全さ,病気や老齢,また病気のもたらす死は,神のみ子のあがないの犠牲によってぬぐい去られてゆきます。戦争のもたらした無数の犠牲者さえ,他の原因で死ぬ人びととともに復活させられて,その王国の支配のもとで永遠の命を受けるにふさわしいかどうかを実証する機会を持つのです。その結果,次のような事態が訪れます。『[神は]かれらの目の涙をことごとく拭い去り給わん。今よりのち死もなく,悲しみも,叫びも,苦しみもなかるべし。さきのものすでに過ぎ去りたればなり』― 黙示 21:4。

      もし,現在の不義の事物の体制の「突然の滅び」を免れて,「平和の君」の支配下で命を享受したいなら,今あなたは何をすべきでしょうか。

      [19ページの図版]

      神の王国によってもたらされる,きたるべき「突然の滅び」を生き残る人たちは,互い同志,また動物や地そのものとも平和な関係を持ち,地を世界的な楽園に変える

  • 国連に期待をかける法王
    目ざめよ! 1973 | 4月22日
    • 国連に期待をかける法王

      ◆ 去る12月中旬,法王パウロ6世は,「平和は可能である」と言明した。人間の努力に焦点を置いたメッセージの中で,強力な国際平和維持機関の必要を一部次のように述べた。「国際連合を初めとするそうした諸制度は設立されてきた。…それらには,国際秩序,団結,および民族間の同胞愛を促進する手段として,世界中から積極的な期待が寄せられている。これらの制度の中に,平和は自らの住まいと仕事場を見いだす」。しかし,その『平和の制度』なるものが働きをなさないならどうだろう。法王によれば,「もしそれらが役に立たず,人々が全くの幻滅を味わわされるなら,それによって平和は敗れ,それとともに文明の進歩もなくなる。

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