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支部の手紙王国宣教 1982 | 5月
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支部の手紙
王国伝道者のみなさん:
詩篇作者は「そして,わたしの舌が……一日じゅうあなたの賛美を……述べますように」と記しています。(詩 35:28,新)わたしたちも同じように感じるのではありませんか。来る日も来る日も偉大な神エホバのお名前を賛美したいと思います。自分の置かれている事情のゆえに毎日野外宣教にあずかることができないとしても,常に宣教を拡大させたいと思っています。多くの伝道者たちにとって,機会を捕らえて補助開拓奉仕にあずかることができるのは,こうした願いを満たすものとなるでしょう。今年統治体が掲げた五つの努力すべき目標の中の一つにこの補助開拓奉仕を行なうことが含まれています。みなさんもこの業を支持し,補助開拓奉仕を楽しんでおられますか。過去6か月間毎月平均8,750人がこの奉仕に参加していますが,これは前年の平均を1,000人以上上回るものでありみなさんのよい努力をうれしく思っています。この春の月々,さらに多くの方々が補助開拓奉仕を楽しんでおられるものと思います。
2月中,伝道者は6万7,052人の新最高数に達しました。これは1年前の2月と比べ7,277人も増加しています。1年間で7,000人以上も伝道者は増加しているのです。区域は何度も何度も回られていますが,羊のような人々が引続き大勢見いだされていることが分かります。9万6,000件を上回る家庭聖書研究も新最高数でした。エホバを賛美したいという人々はこれからも増し加わることでしょう。1万1,947人の正規開拓者も新最高数でした。
わたしたち一人一人はそれぞれどんな立場に置かれていようとも,エホバを賛美することなく1日を過ぎ去らせてしまうことがないようにいたしましょう。学生であっても,忙しく働く母親であっても,家族のために勤勉に働く父親であっても,りっぱな振舞いと共に,『わたしたちの舌がエホバの賛美を述べる』ようにこの大切な業に十分にあずかってゆきましょう。
みなさんと共に働く,
日本支部の兄弟たち
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エホバの王国を告げ知らせる業にあずかりなさい王国宣教 1982 | 5月
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エホバの王国を告げ知らせる業にあずかりなさい
1 エホバ神から,神の王国の公の告知者として遣わされるのは,何という特権でしょう。この完全な政府をふれ告げる者として,わたしたちには王国が設立されたとの音信を広く遠くまき散らすという割り当てられた務めがあります。(マタイ 24:14)王国とは何か,王国が来るとは何を意味するか,そしてすべての人にとって決定すべき時は今であることについて人々は知らなければならないのです。―マルコ 1:14,15と比較。
2 わたしたちに与えられている業を成し遂げるための助けとなるすばらしい道具は,「ものみの塔」誌です。1939年3月1日号以来,この雑誌の表題は,「エホバの王国を告げ知らせる ものみの塔」というものです。この表題は雑誌の主要な目的をよく示していますし,他のすべての雑誌とは違ったものとして区別しています。予約運動の期間中,わたしたちがこのことを強調するのは何と適切なことでしょう。
3 あなたはこれまでに予約を得たことがありますか。予約を得るのにどんなことが助けとなりましたか。おく病になって,あらゆる機会に予約を提供する点でしり込みしたりせずに,積極的な態度を保つことが助けになったと多くの方々は述べています。この前の予約運動の時に,一人の補助開拓者は,奉仕の1時間に一つの予約を得るという目標,つまりその月に60件の予約を得るという目標を立てました。それは確かに予約を得る積極性というものでした。結果はどうだったでしょうか。その兄弟は,155件の「ものみの塔」の予約を得ることができ,3人が「目ざめよ!」の予約をしたことを報告しました。あなたの5月の目標はどのようなものですか。
4 予約をする可能性のある人々のリストを作り,それぞれの人に接する特別の努力を払うのは,あなた個人の目標に到達する助けとなるでしょう。以前に雑誌を求めた人,雑誌経路になっている人,聖書研究生,親類,隣人,同僚,級友,家を定期的に訪れる人などは良い可能性のある人々といえるでしょう。さらに,神の王国に関する聖書の知識が定期的に流れて行くことによって益を得る多くの人々について考えることができます。今月,少なくとも一つの予約を得られるでしょうか。
5 予約を提供するに当たって助けとなるいろいろな方法がありますが,その一つはこれまでに発行されたいくつかの異なった「ものみの塔」誌や「目ざめよ!」誌を携えて行き,そこに載せられている興味深い記事に人々の注意を引くことです。過去数号の雑誌に掲載されたさまざまな記事を見て,家の人は雑誌を続けて読むことの価値を認識することができ,予約したいと思うことでしょう。提供する最新号に加え,過去の何冊かの雑誌を携えて行きましょう。
「絶えず神の王国を求めてゆきなさい」
6 イエスはご自分の弟子たちに「絶えず神の王国を求めてゆきなさい」と勧められました。(ルカ 12:31)その勧めによってイエスは,わたしたちが神の政府に対してむらのない,また絶えることのない興味と関心を示す必要を強調されたのです。使徒パウロも「わたしたちの希望を公に言い表わすことを,たじろぐことなくしっかり保ちましょう」と勧めました。(ヘブライ 10:23)このことをどのように行なえるでしょうか。一つの大切な方法は,王国の希望を広める努力をいくらかでも払うことなく1週間が過ぎ去ってしまうということがないよう,定期的に王国を宣べ伝える業にあずかることです。あなたは,今週エホバの王国を告げ知らせる業にあずかる明確な計画を立てましたか。
7 わたしたちと共に記念式に出席した幾千人もの人々が神の王国に対する積極的な関心を保つために特別な励ましを必要としていることを忘れないでください。それらの方々をどのように助けることができるでしょうか。一つの方法は,「あなたの王国が来ますように」の書籍の研究に共に出席するよう,温かく個人的な招待を差し伸べることです。それらの方々は,わたしたちの書籍研究の家族的な雰囲気に感動して,エホバがご自分の民を教育するために設けられた愛ある備えを認識するようになるでしょう。その雰囲気に励みを得て,わたしたちと共に定期的に出席するようになるかもしれません。
王の奉仕を貴ぶ
8 王国政府は人間の想像力の所産ではありません。それは現実のもので,大使を有していますし,王国の公使として王国を代表している200万人以上の地上の臣民を有しています。―箴 25:13。コリント第二 5:18-20。
9 わたしたちは,神とキリストの代理として話していることを認めるなら,りっぱな仕方でお二方を代表する必要を意識することでしょう。これは,注意深く準備して,王国の音信をはっきりと分かりやすく伝えるようにするという意味です。わたしたちは,給料のために働くこの世の政府の下で働く人々のようになるべきではなく,わたしたちの働きは心からの信仰とエホバ神をたたえたいとの願いから生じたものであるべきです。また他の人々が救いを得るように助けたいとも思います。そのようにすれば,エホバの王国を告げ知らせる際,わたしたちが単に形式的な仕方で音信を語っていることはないでしょう。聞き手の心に達するために推論や説得力を努めて用いるでしょうし,その結果聞き手も信じて信仰を働かせるようになることでしょう。―使徒 28:23。
10 王国が「これらのすべての王国」に終わりをもたらす前に,エホバの王国を告げ知らせ,区域の人々に今が王国による安全と保護の下に来るべき機会であることを知らせるべく,あらゆる努力を払いましょう。―ダニエル 2:44,45,新。
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巡回監督の訪問から十分益を受ける王国宣教 1982 | 5月
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巡回監督の訪問から十分益を受ける
1 わたしたちは,旅行する兄弟たちの訪問をどんなにか感謝していることでしょう! テモテやテトスが奉仕した会衆にとってそうであったと同様,それら兄弟たちは,「語ることにも,行状にも,愛にも,信仰にも,貞潔さにも」,わたしたちすべての模範と言うことができます。(テモテ第一 4:12)記念式や大会とならんで,これらの兄弟たちの訪問は,確かに奉仕年度中の主な行事です。
個人として受ける益
2 巡回監督の訪問から十分益を得ることのできるさまざまな方法を思いめぐらしてみるのは良いことです。例えば,前もって数々の計画をすれば,訪問の月に補助開拓奉仕にあずかれます。巡回監督と共に終日奉仕に参加することにより,補助開拓者たちは大きな励みを得るだけでなく,その月の要求時間に達する助けも得られます。普通,その週にかなりの数の関心ある人々に接しますので,一層多くの再訪問をする機会があり,最終的には良い聖書研究へと発展するかもしれません。言うまでもありませんが,そうした益は,正規開拓者あるいは補助開拓者であろうと,熱心に働く会衆の伝道者であろうと,巡回監督と野外奉仕で共に働くすべての奉仕者があずかることのできるものです。―伝道 11:6。
3 前もって計画することは,巡回監督が同席できるよう聖書研究の時間を調整する点でも助けになるでしょう。巡回監督の妻も,できるだけ大勢の姉妹たちと喜んで働きます。この取決めは,あなたが教え手として一層効果的になるのを助けることでしょう。(箴 1:5)研究生がさらに進歩するようにも励みを与えます。もし聖書研究生が宣教に参加する段階にまで達しているなら,是非とも巡回監督の訪問中にあなたと共に野外奉仕に出かけるよう招待を差し伸べてください。
4 巡回監督の訪問の時に,聖書研究生を王国会館に招待することを忘れないでください。今忠実にエホバに仕えている人々の多く
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