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あなたは黙想しますか,それとも空想にふけるだけですかものみの塔 1984 | 5月1日
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ためである』と,イエスは警告されました。(啓示 2:10)突如,聖書もなく力になってくれる仲間のクリスチャンもいない,不潔な刑務所に入れられれば,大きな精神的打撃を受けるでしょう。
数年前のこと,南アフリカで年若いエホバの証人の一グループが,クリスチャンとして中立の立場を取ったために,何か月もの間独房に入れられたことがありました。幸いに彼らは聖書を持つことを許されましたが,そのうちの一人は,「あまり多くの事を暗記していなかったので,もし聖書がなかったならわたしは“力尽きて”いたでしょう」と言いました。ところが別の証人は黙想はせずにせっせと聖書を読んでいましたが,霊的に次第に弱くなっていくのを感じました。それで読んでいる事をもっと深く思い巡らすようになりました。そうしているうちにその人は,エホバへの祈りをもって始め,それから聖書の節を読み,そして次の事柄を熟考すると気分が浮き立ってくるのを知りました。『これはどのように適用できるだろうか。この危険はどのようにすれば避けられるだろうか。この点はエホバを知るのにどのように役立つだろうか。ほかにどの聖句がこの点と関係しているだろうか』などです。どんな結果になったでしょうか。悲惨な状態のもとにあったにもかかわらず,「わたしの人生で,これほど信仰を強められる経験をしたことはありませんでした!」と,その人は言っています。
「一日じゅう」
信仰の試みに面していても,あるいは日常生活からくる心身の消耗を経験しているだけであっても,エホバの忠実な僕たちの態度は,「わたしはどんなにあなたの[神の]律法を愛していることでしょう。それは一日じゅうわたしの思いとなっています」と述べた詩編作者の態度と同じでなければなりません。(詩編 119:97)実際に「一日じゅう」黙想することは事情が許さないかもしれませんが,それでも,神の言葉に従うよう絶えず心がけていなければなりません。
祈りや黙想の機会を得ることに努められたイエス・キリストから教訓を得ましょう。(マタイ 14:13)もしイエスがその必要を感じてそのための時間を作られたのであれば,わたしたちも今日そうすべきではないでしょうか。
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「王国の増加」地域大会ものみの塔 1984 | 5月1日
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「王国の増加」地域大会
エホバ神は,王国を宣べ伝える世界的な業を本当に祝福してくださいました。「1984 エホバの証人の年鑑」に載った胸の躍るようなすばらしい報告からもそれは明白です。ですから,1984年の地域大会の「王国の増加」という主題は極めて適切な主題と言えます。
昨奉仕年度には,良いたよりの平均伝道者数が6.8%増加しました。補助開拓者と正規開拓者の数のめざましい増加が見られただけでなく,宣べ伝える業に費やされた時間の合計や再訪問の合計,家庭聖書研究の平均なども増加しました。記念式の出席者数は676万7,707名に上り,一昨年に比べると8.2%の増加です! 確かに神の民の活動はすべての分野において前進しています。これを見ると,エホバによって任命された王についての,「彼の統治の増加と平和には終わりがない」という預言者の言葉が思い起こされます。―イザヤ 9:7,新国際訳。
この状態は,キリスト教世界の諸教会の経験している事柄とは著しい対照をなしています! 教会に通う人の数は多くの場所で次第に減少している上に,命を与える霊的食物もひどく不足しており,敬虔な行動の規準を固く守る気持ちも緩んできています。
しかし,エホバの証人であるわたしたちは現在の栄誉に安んじ,手を緩めるでしょうか。いいえ,決してそのようなことはありません。むしろ王国の関心事を増し加えるために全力を上げる決意でいます。それを目的として,来たるべき地域大会でわたしたちを大いに築き上げるものとなる霊的宴の準備が進められています。その優れたプログラムは木曜日の午後に始まり,日曜日の午後まで続きます。次のリストにある大会開催地と日時を調べ,最初から最後まで出席できるよう今から計画を立てましょう。
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