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多くのものに感謝ものみの塔 1962 | 2月15日
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た建物で,美しい環境のなかにあります。それは楽園のようです。しかし,そこでは活動が盛んに行なわれています。現代の印刷機械は幾十万冊という雑誌を印刷します。心から感謝します。
この建物内に御国宣教学校のあることは付加的なよろこびです。地域,巡回および会衆の兄弟たちといっしょに生活することは,私たちのよろこびです。私たちの家族は大きくなりますが,同時にたくさんの祝福を私たちにもたらします。
1914年,真理が私の心に達して心を富ませたあのすばらしい御国の年の私から見ると私はすこしく年を取りました。1922年に全時間の伝道のわざを始めた時から見ると,年を取りました。しかし,どういうわけか私は年寄のような気がしません。私は今でも若い兄弟たちといっしょに働くことができます。若い兄弟たちは私にたいへん親切で,それに対して私は深く感謝しています。
私の働いているところから,私が最初に働いた昔のミーレ印刷機が見えます。その機械がいまでも使えるなら,私だって働けないわけではないでしょう。詩篇記者の次の言葉は,いまでも私の心に鳴りひびいています,「我いかにしてその賜へるもろもろの恩恵をヱホバにむくいんや」。たしかに私はもっともっと報いなければならないと信じます。そして,私は感謝の念をもって報いたいと思います。
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「彼らは一致の中に伝道する」ものみの塔 1962 | 2月15日
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「彼らは一致の中に伝道する」
― 1962年のエホバの証者の年鑑より ―
日本
人口: 93,400,000人
伝道者最高数: 2,082人
比率: 44,861人に1人
過ぐる年のあいだ日本の伝道者はよく働きました。それでいま自分たちの働きの実を見て使徒パウロと同じく叫ぶことができます。「わたしの愛し慕っている兄弟たちよ。わたしの喜びであり冠である愛する者たちよ」。(ピリピ 4:1)これらの勤勉な働き人,良いたよりを伝道する奉仕者は,共に信仰に固く立つ大勢の新しい兄弟にとり囲まれています。それはまことにすばらしい収穫であり,エホバは祝福を与えられました。明らかに宗派的な宗教は聖書とその真理を日本の人々に印象づけることができませんでした。しかし真に任命された神の奉仕者はこの国の人々にいま真理を伝え,大勢の人々を神の言葉の真理にひきつけています。これらの謙遜な人々は生命に至る道を見出して,新しい世の喜びを待ち望んでいます。以下に掲げるのは日本と沖縄で得られたきわめて興味深い経験で,支部の僕から寄せられたものです。
日本にはきわめて新しい御国伝道者がいます。事実,伝道者の20パーセントは過去1年のあいだに奉仕を始めたばかりの人々です。しかし新しい人でさえもすべてのことにエホバの道を認めて行なうとき,心をおどらせる成果を野外でおさめることができます。ある会衆のしもべは新しい姉妹と一緒に家から家に行き,はじめて聖書の話を使って伝道するその姉妹を訓練することを取りきめました。その姉妹は実によく準備したのです。最初の家でしもべが話して予約をすすめましたが,家の人はきっぱり断りました。しもべは励ますつもりで新しい伝道者にむかい,全部の家の人が予約する訳ではないと説明しました。次の家で姉妹は自分一人で大そう上手に聖書の話をしたので,家の人は興味を覚え,すぐに予約しました。次はまたしもべの番でした。一生懸命に努めましたが,1冊の雑誌さえ配布できません。それでこの度は新しい伝道者に何も言いませんでした。4軒目の家で姉妹は熱心に聖書の話をして,またもや「ものみの塔」の予約を得ました。会衆のしもべは自分もたしかに訓練を受けていると感じました。その後この伝道者は同じく周到な準備をしてこれらの人々を再訪問し,両方の家で新しい聖書研究を始めることができたのです。今では両方の家の夫婦ともそろって集会に出席しています。ほかにも大勢の熱心な新しい伝道者が成果を生み出しています。
子供の伝道者は今まで何時も雑誌配布の面ですぐれていましたが,今度はその活動を拡大しています。ある男の子は地域のしもべを伴って再訪問に行きました。そのうちの1軒で若い婦人
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