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  • “第三世界”は発言する
    目ざめよ! 1977 | 4月22日
    • ために用いることを可能にする真の軍縮への進歩は今のところ一向に見られない。むしろ,それに逆行する傾向が認められる」。同事務総長はさらに,「核拡散の危険が依然存在しているだけでなく,その脅威がしだいに高まっている」と語りました。

      警告を受けた西欧諸国

      会議は四日間の会期で幕を閉じました。会議の最終日に,第三世界は世界の富める国々に対する強硬な警告を採択しました。その内容は,富める国々が新しい経済秩序に対してより多くの富を与えるべきであるというものでした。コミニュケの中では,貧富の差の拡大を食い止めるための援助が要請されていました。

      報告によると,第三世界の経済事情はここ何年かの間に悪化しました。国際収支の赤字合計額はこれまでの3倍にも達し,富める国々に対する負債額は幾十億㌦も増えました。経済状態を改善しようとするこれらの国々の努力も,多くの場合,急激なインフレのため効を奏していません。

      ニューヨーク・タイムズ紙はこの点を次のように論評しました。「発展途上国が一応の開発された段階に達するためには,国際間の経済関係を完全に作り変える以外にない,と非同盟諸国は信じ切っている」。

      また,同紙は,これら第三世界の多くの国々の間に見られる“左寄り”の一般的傾向にも注目し,「米国や西欧諸国の目から見れば,非同盟主義は多くの場合主に反米,反西欧主義として映る」と報じました。同紙はその例として,同会議の最終コミニュケは,米軍の韓国駐留を非難し,プエルトリコの独立を求め,イスラエルを非難し,「侵略的な米帝国主義に対するベトナム人民の完全かつ歴史的な勝利」を称揚している,と述べています。

      時には,第三世界内の破壊活動を支持しているとして,共産主義諸国が非難されることもありました。しかし,会議の一般的傾向はUS・ニューズ・アンド・ワールドリポート紙が報じるようなものでした。「米国を中心とする西欧の工業国は,貧しい国々の事実上すべての政治・経済的な病弊に対して責任があるとして,引き続き非難されている」。

      このように,第三世界は再び発言しました。そしてまたもやその内容は,一般に“キリスト教世界”と呼ばれる社会の中核を成す西欧諸国にとって好ましいものではありませんでした。

  • “無断借用”
    目ざめよ! 1977 | 4月22日
    • “無断借用”

      ● 公表された推定額に従えば米国で図書館から“無断借用”つまり盗まれる本は,米国の納税者に年額2億5,000万ドル(約750億円)の負担になっている。例えば,ニューヨーク市の公立図書館から毎年1,350万ドル(約40億5,000万円)に相当する資料が盗まれ,この損害の中には88万冊の本も含まれている。カリフォルニア州ロサンゼルスでは年間の損失が100万ドル(約3億円)を超える。別の例としてイリノイ州レイク・フォレスト高等学校東分校の図書館では「内輪に見積っても」年に600冊の本が盗まれ,西分校においても損害は「ほぼ同じ」と報ぜられている。警備員を雇う図書館もあれば,探知装置を設置する図書館もある。これは出版物に感応物質を入れておき,退館の際にそれが“反応”しなくても,電子的に監視されている出口を通る時に警報が鳴る仕掛けである。

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