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“心”と“心臓”王国宣教 1971 | 6月
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12:2,コリント後 4:4,エペソ 4:23,ペテロ前 1:13。“霊”(spirit)あるいは“魂”(soul)となるべきところが,日本語聖書では“心”となっている場合すらあります。(マタイ 26:41,テサロニケ前 5:23)
5 さらに,翻訳者たちは上記の事柄と一致して,「神の御意(みこころ)」のかわりに「神の意志」または「神のご意志」という表現を使います。
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「私が報告したのはそれだけだろうか」王国宣教 1971 | 6月
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「私が報告したのはそれだけだろうか」
1 前の月の自分の活動にかんする報告が全部でどれほどかを知って,あなたはこのように自問したことがありませんでしたか。そして,注意深く調べてみたら,自分の活動を全部は報告していなかったことに気づくという場合がよくあるのではありませんか。会衆のしもべの補佐は提出された報告を忠実に記録したのですが,それでも「とにかく私は確かにもっと多くの時間を奉仕に費やしたはずなのだが」と考えたことでしょう。
2 どうすれば報告のしかたを改善できますか。1つには,わたしたちは組織の一部であり,わたしたち個人個人の努力したことを正確に報告すれば,会衆の活動の記録を完全なものにするのに寄与するという総合的な見方を持つ必要があります。そうした報告はわたしたちすべてに励みとなり,霊的な援助の必要な人を助けるさいの指針として役だち,伝道のわざを秩序正しく監督するための助けにもなります。―使行 2:41; 4:4; 8:14。
3 報告する回数もたいせつな事柄です。なかには,月末まで待って,それから自分のしたことを思い出して書こうとする人がいます。問題の解決策は毎週報告することです。あなたは野外奉仕から戻ったらすぐ,自分の活動の記録を決まったところにつけますか。なかにはカレンダーや日誌に記入する人もいます。また,報告用紙を歌の本や聖書にはさんで携帯し,氏名を書き込み行なった事柄を記入したなら,集会に出席するさい,王国会館でその用紙をすぐに提出できるようにしている人もいます。事実,集会に来たとき,あるいは集会が終わったとき,まっ先に報告入れのもとに行き,忘れずに報告を出すようにしている伝道者は少なくありません。
4 ある書籍研究のしもべたちは,自分たちの活動の報告の一部をとかく出し忘れる人々をたいへんよく助けています。それらのしもべたちは書籍研究の場所に何枚かの用紙を備えて置き,用紙の必要な人すべてがそれを入手できるようにしています。それに,報告用紙を王国会館で提出するよう,みんなに思い起こさせてくれます。正確な報告をまとめるのはたいせつなことであり,あなたがたすべてはそうするのを助けたいと願っておられるに違いありません。ですから,以上のような提案を述べたのです。
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毎週奉仕する伝道者でありなさい
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良いたよりを伝える ― 人々が自由を得るために王国宣教 1971 | 6月
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良いたよりを伝える ― 人々が自由を得るために
1 自由,それもサタンの宗教的な束縛からの自由はなんとすばらしいものでしょう。これはエホバの民のすべてが感じていることであるとともに,こうした自由をわたしたちが得るのに雑誌が大いに関係しているということにみなさんは同意なさるに違いありません。「ものみの塔」と「目ざめよ!」誌を読んだ仏教徒の一婦人が,その結果,悪霊崇拝と関係のあるそうした宗教から離れたいきさつを報じた記事にわたしたちは心から感動させられました。(「目ざめよ!」5月22日号,3~6ページ)また,紙くずかごから「ものみの塔」誌を見つけて読んだのち,「今や私の人生観は変わりました」と語った,カナダのカトリック教徒の男の人のことを覚えていますか。(「目ざめよ!」5月22日号,10ページ)それらの人々は今やわたしたちの仲間の働き人なのです。それらの人は雑誌活動の価値を認めているに違いありません。
2 あなたが雑誌を配布するのに最も役だっているのはどんな事柄ですか。確かにそのかぎは,雑誌の内容をよく知ることではありませんか。それには,雑誌を受け取りしだい通読し,家族の者や奉仕でいっしょに働く人といろいろの記事について話し合う必要があります。自分が読んだ事柄に熱意を感ずるならば,奉仕において会う人々に話をするさい,その熱意が話に反映するものです。
3 実際に雑誌を提供するさい,会う人々のタイプに応じて特定の記事を用い,相手の人に特に訴えるような情報を指摘できるようにするのは良いことです。たとえば,幼い子どものいる母親には「ものみの塔」の中から子どものための記事を示し,学校での悪影響から身を守れるよう,子どもの思いに原則を植え付けるのに,そうした記事をどのように用いられるかを示せるでしょう。(「ものみの塔」3月1日号,156,157ページ)雑誌の日にはたいてい家から家を尋ねて奉仕しますが,区域に向かう途中,路上で出会う人々に雑誌を勧めてみたことがありますか。そのようにしてすぐれた成果を得ている人は少なくありません。定期的に街頭伝道をしてはいかがですか。商店街付近の人通りの多い町かどやバス停など,実際,人々のいるところならどこでも雑誌を容易に配布できるという多くの開拓者や伝道者をわたしたちは知っています。ある人が何冊かの雑誌を求め,自分が学んだことを他の人々とわかち合った結果,その人を含めて14名の人々が研究を始めたというニュー・ブリテンでのできごとを考えると雑誌の街頭伝道の効果のほどがよくわかります。(「年鑑」(英文)237ページ)ニューヨークでは数人の兄弟たちが街頭伝道で会った人々と研究を始めています。その兄弟たちの経験によると,人々に歩み寄って相手を会話に引き入れ,次いで雑誌を提供し,また適切であれば,聖書を研究する無償の取り決めを関心のある人々に勧めるちらしを渡すのが最善の方法であるとのことです。
4 あなたは雑誌経路を持っておられますか。もし,まだ持っておらず,そうした経路を作りたいと思われるなら,雑誌経路を活用して月平均395冊の雑誌を配布している,ある開拓者の例を見習うことができるでしょう。その開拓者は,雑誌を求める家の人にこう言います。「これらの雑誌を定期的に求めたいと思われますか。1か月分はわずか100円ですし,私は喜んで雑誌をお届けいたします」。同時に,雑誌経路は研究を始めたり予約を得たりする,絶好の機会をももたらします。
5 もし,懸命に努力したにもかかわらず,雑誌がいくらかたまる場合,そうした古い号の雑誌を用いる方法があります。るすの家に無料で1冊置いてくるのです。次いで,特別にその家を再び訪問し,家の人の反応を確かめることができるでしょう。英国のある開拓者は,このようにして雑誌を置いてきたところをもう一度尋ねて,「真理」の本を15冊配布しました。
6 宗教的な束縛から自由にされねばならない人々は何百万人もいます。わたしたちにはそうした人々を自由にする道具があるのです。しかも,わたしたちはそうした道具が人々の生活に劇的な変化をもたらしうるものであることを知っています。(「目ざめよ!」7月8日号,27ページ)ですから,あらゆる機会を捕えて雑誌を配布しましょう。
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神権的ニュース王国宣教 1971 | 6月
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神権的ニュース
◆ 巡回大会が引き続き各地で開かれています。仙台: 出席者 624人。バプテスマを受けた人,21人。帯広: 出席者 761人。バプテスマを受けた人 60人。八尾: 出席者,879人。バプテスマを受けた人,31人。大分: 出席者 610人。バプテスマを受けた人 24人。
◆ 弘前会衆の王国会館の献堂式に40人が出席しました。新しい会衆が稚内に設立されました。
◆ 開拓者が次の都市に新しく任命されました: 能代,北上,白石,新津,十日町,入間,諏訪,碧南,西尾,各務原,土岐,津島,長浜,草津,綾部,和泉,羽曳原,大村,柳川,大川,泉大津,橿原,新宮,竹田,伊万里。次の町にも任命されました: 湯河原,松田。
◆ 神戸の明舞会衆は6か月に4回区域を網羅します。37人の伝道者のうち33人が家庭聖書研究を司会しており,火曜日の夜の書籍研究の出席率は,170%,「ものみの塔」研究,奉仕会,学校の出席率はいずれも140%を上回っています。
◆ 草加市のある主婦は三回目の研究の時,喜びを表わして「神の御意志を行なうとは何をすることですか」と尋ねました。開拓者の姉妹はたくみにこう答えました。「このような聖書の研究を親戚やお友だちに知らせてあげることはエホバ神に喜ばれます」。その主婦はさっそく実行しました。その結果開拓者の姉妹は今までに11名の人々に証言する機会を得,そのうちの2組の家族(4人と2人)と研究を始めることになり感謝しています。あなたも研究生にその人の親戚や友人に会って話ができるかどうか尋ねてみましたか。
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質問箱王国宣教 1971 | 6月
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質問箱
● どうすれば自分の家族が真理を深く認識するのを最もよく助けることができますか。
『子どもたちを訓戒と精神の調整とによって養育しつづける』ことは,すべての親の心からの願いであるべきです。(エペソ 6:4,新)そのために「ともしび」の本は非常にすぐれた提案を載せています。たとえば67,68ページには,家族の祈りや研究,また食事の時の交わりが霊的な成長にどのように貢献するかが説明されています。今行なわれている巡回大会のプログラムで示されているように,家族の研究を定期的に行ない,それを霊的な親交と進歩を図る熱意にあふれた時としてください。認識を持つ親なら,楽しい家族研究を定期的に続けるよう他から鼓舞してもらう必要はないはずです。―申命 11:18-21。
子どもを野外奉仕に連れて行くなら,幼い心に認識を築く別のすぐれた機会を得ることになります。「ともしび」の本の109,110ページに説明されているように,親は自分の子どもを野外奉仕で訓練する責任を持っています。奉仕の特権に対する愛を子どもたちの中につちかってください。野外に出かける前に,いっしょに適切な証言を練習し,子どもたちが文書にはだいたいどんなことが書かれているのかを説明できるよう確かめます。野外で提供する雑誌の主要記事のあるものだけでも,事前に子どもたちが読んでおくよう勧められています。そうすれば,理解をもって雑誌を提供できます。野外で直面するいろいろな質問や状況にどう対処するかをも教えましょう。その結果,子どもたちが自分のうちにある「希望の理由」を表明でき,奉仕のある分野において自分自身で話ができるようになったなら,親は子どもが伝道者として報告するよう励ますことができます。―ペテロ前 3:15,新。
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